案外知られていないこととして、同じツーバイフォー工法でも北米式ツーバイフォー工法と日本式ツーバイフォー工法とでは材料こそほぼ同じだが、骨組み組み立て方や柱や床を支える材料の間隔が異なり、材組み上がった後の強度も異なる。
例えば、橋梁のトラス。
鉄骨の組み方次第でより強固な橋にすることが出来る。
それと同様のことがツーバイフォーの骨組み(構造)にも言える。
この日記では、具体的かつ専門的なことをお伝えするには、長文となってしまう為、差し控えたい。
原点は、築20年を迎えるモデルハウス建設時に遡る。
米国から技術指導で招いたカスタムハウス専門のプロフェッショナルフレーマー(著名な米国人建築家からの紹介)と共に仕事をした経緯による。
モデルハウス建設は、私が自ら現場監督を務め、彼らには純粋な北米式ツーバイフォー工法の造り方、仕事の段取り、仕事に対する姿勢全てを見せてもらった。
同じ様な構造体を造っている様に見えるが、日本式ツーバイフォー工法とは大きく異なる点がいくつもあった。
彼らに日本式ツーバイフォー工法を細かく説明すると、whyの連続で、その回答に困ったことを覚えている。
印象的だった質問は、「何故日本では、現場フレーミングが少ないのか?」というもので、私が「日本人のお客さんは、雨に濡れることを嫌がる為」だと答えると、「お前の家ならどちらを選ぶ?」と訊かれた。
カタコトの英語と日本語でのコミュニケーションだった為、正確には彼らの言葉を理解出来なかったが、「安城建築はプロフェッショナルとしての正しい選択をするべきだ」ということを言っていた様に思う。
純粋な北米式ツーバイフォー工法と日本式ツーバイフォー工法。
殆どの技術者は純粋な北米式を選択した方がいいと思っているだろう。
しかし、会社としての生産性と効率、お施主からの雨濡れに対するクレーム対策を考えるとそれは意と反する。
正直、私も迷った時もある。
現在、安城建築では日本式のパネル工法、北米式の現場組はお客様が選択できるようになっています。
創業昭和四年合資会社安城建築 代表社員浅井宏充
愛知県(名古屋市) 注文住宅 安城建築 HP



