4月14日(火)

 

昨夜、入浴していたはずの10さんが「誰がやったの?」と言いながら私の部屋に来ました。(その時点で、私が容疑者だったわけですね)

「これさ!」とお風呂場で10さんが指差したのは、金属の棒。

 

???

拾って、よ~く見てみると、洗い場の水道の蛇口です。

一体誰が?と一瞬思ったのですが、よく考えると私かも…。

 

昼間、天気が悪くて乾ききらなかった洗濯物を1時間ほど浴室乾燥にかけて、取り込んだときに物干しに引っ掛けていた浴用いすに当たり、ガッシャンと落としてしまったのです。

その時に蛇口に当たって落ちた…のか?

 

昨年末、洗面所の水漏れを直してくれた水道屋さんにまた来てもらい、直してもらいました。

 

でもね、その時に判明した事実が謎。

水道栓はTOTOの製品だったのです。

でも、2020年の12月にリフォームした時、LIXILに恃んでいるのです。

LIXILのショールームまで行っていろいろ相談して、リフォームしてもらっているのです。

でも、シャワーとか蛇口がTOTO。

これはあり得ない事なんですって。

でも、実際そうなってるんだからさ…。

 

しかも、2年ほど前に廃番となった製品が使われているらしくって、近々湯船にお湯を張るほうの蛇口も壊れるのではないか、と。

なんでこんなことに…。

多分工事を請け負った下請けが、やったのではないか、と。

ええ~!?

リフォーム後の浴室を気に入っているだけにショックです。

 

まあ、マンション自体がもうそこそこ古いので、水回り関係はガタが来ますよ、と言われました。

そこは覚悟してたんだけど、LIXILとTOTOの謎までは想定外だった。

 

「調子悪いのを騙し騙し使っていても、いつかとんでもない状態になるのだから、どこかで見切りをつけて新しいものに変えたほうがいいと思いますよ」

わたしも常々そう思っているので、できればそのセリフは10さんに言ってほしかった。

 

 

 

 

本日の読書:模像殺人事件 佐々木俊介

 

東京創元社HPより
『8年ぶりに帰郷した木乃家の長男・秋人。大怪我を負ったという顔は一面包帯に覆われている。その2日後、全く同じ外見の“包帯男”が到着。両者が自分こそ本物の秋人だと主張する。騒動の渦中に飛び込んだ大川戸孝平は、車のトラブルで足止めを食い、数日を木乃家で過ごすこととなった。日頃は人跡稀な山中の邸に続発する椿事。ついには死体の処理を手伝いさえした大川戸は、一連の出来事を手記に綴る。後日この手記を読んだ進藤啓作は、不可解な事件を説明しうる「真相」を求めて、ひとり木乃邸に赴くが……。』

山奥のぽつんと一軒家に住む木乃家。
そこに音信不通だった長男が8年ぶりに帰ってくる。
大怪我を負って、顔一面を包帯で覆った姿で、二人。

この設定で、つかみはばっちりじゃないですか。
『犬神家の一族』の佐清さんのように、顔をさらすことができなくなった木乃秋人。
コロナ以降の、マスクで鼻と口を覆うだけでもしんどい日々を経て、顔を包帯でぐるぐる巻きだなんて苦労をしのばれます。

しかし、結果としてあまり面白いとは思えなかった。
手記であろうと実際の体験であろうと同じような語り口。
誰視点であっても同じような語り口。
つまり文章に全くメリハリがない。

そして、ちょっとネタバレにかすってしまうけれど、そこにとどまり続ける意味が解らない。
家族に成りすまそうと、殺人を犯そうと、泰然として現場に残り続ける。
死体もそのままで。
そういうところも、文章にテンポを感じないところであるが。

やるべきこと(犯罪だけど)をやったら、さっさと立ち去ればいいのでは?
都会の不動産屋さん呼んで、家でも土地でも売っぱらって姿を消せば、完全犯罪になったのでは?
監禁どころか軟禁されているわけでもないのに、なぜ逃げない?
山奥と言ったって、歩いて一日に二往復できる程度の距離なのに。

事件の全体像を知る者が誰一人いなくて、パズルを組み合わせるようにして全容を知るというのは面白い趣向だったのに、納得感が圧倒的に足りなくて残念。