3月5日(水)
大丸に行ったら、絵本のクッキー缶を売っているお店が出店していました。
中のクッキーも絵本にちなんだもので、どれもとてもかわいいのです。
10センチ四方の小さい缶ですが、お値段は一缶3300円。
結構お高い。
ねずみくんも、はらぺこあおむしも、おさるのジョージも欲しかったのですが、1缶だけとなるとこれです。
ちゃんとかわいい「こん」のクッキーが入っています。
私が大好きなせいもあって、我が家の子どもたちはみんな林明子さんの絵本が大好きでした。
『こんとあき』や『おふろだいすき』は、ゆっくり絵本を読む時間のある時に、何度も何度もみんなで絵本を覗き込むようにして読みました。
その他に長男は『はじめてのおつかい』が好きでしたね。
自分にも妹や弟がいたからでしょうか。
主人公が転ぶシーンがあって、その後のことは特に文章には出てこないのですが、裏表紙で膝に絆創膏を貼っているのを見て「よかった、お母さんが手当てしてくれたんだね」と、安心したように言っていたのを今でも覚えています。
娘は『くつくつあるけ』が好きでした。
同も絵本に出てくる赤ちゃんと弟を重ねていたようで、「ちゃんと靴を履かないとだめなんだよ」とお姉ちゃんぶって偉そうに弟に話していたものです。
いや、そういう彼女もまだ赤ちゃんのようなものだったんですけどね、年子だから。
次男はだんぜん『おつきさま こんばんは』が好きでした。
もう毎日本物のお月様に挨拶していましたし、わたしにもするように命令してました。
当時『お月さまはどうしてこんなに僕のこと好きなんだろう。いっつもずーっと僕のあとをついてくるよ」と言っていました。
そして私が断然好きだったのは『ぼくは あるいた まっすぐ まっすぐ』。
こんなに子どもの気持ちに沿った冒険ってある?
久しぶりに林さんの絵を見てテンションが上がる。
本棚から次々と取り出して絵本を読んでいると、読み聞かせって、読んでる方の心にも蓄積されるものがあるなあとしみじみ思います。