11月15日(金)
これはやっぱり本に限るよね。
特にマンガ。
次男に貸してもらうだけじゃ満足できなくて、こっそり集めた『銀の匙』
後輩から借りたけどやっぱり自分で持っていたくて買った『BASARA』
退職記念の大人買い『鋼の錬金術師』
例えばエラリー・クイーンやフレドリック・ブラウンの作品をコツコツ集めていたのは大人買いではない。
でも、全集とか出ちゃって、それが欲しいとなると、大人買いまであと一歩。
初めてこの人の作品全部買いたいと思ったのは広瀬正。
高校の図書室で借りた『マイナス・ゼロ』がめっちゃ面白くて、『T型フォード殺人事件』がまあまあ面白くて、『タイムマシンの作り方』で完全に落ちた。
でも、高校にはこの人の本はこの3冊しかなくて…。
そうしたら就職した年かなあ、広瀬正全集が出版されたのよ。
喉から手が出るほど欲しかったけど、何せ就職したばかりでお金もないし遊びたいしで、躊躇しているうちに店頭から消えた。
けれど彼の作品は人気があるのか、子育て絶賛期にその全集が文庫版で再発行された。
でも、子育て絶賛期にはお金もないし時間もなく、文庫だというのに買えなかった。
大人になれば、働いていれば、欲しいものは手に入ると思っていた。
高望みさえしなければ。
でも、全然買えないんだな、これが。
たかが本なのに。
で、数年前『フレドリック・ブラウンSF短篇全集』が出版されたとき、高かったけれども迷わず買った。
だってもう後悔したくないもの。
っていうか、後悔できるだけの時間が残されているかもわからんし。
それって悔しすぎるじゃん。
買ったはいいがまだ全部読み終わってはいない、というのはまた別の話。
全部は買えていないけど、気に入っているシリーズは以下のとおり
同胞出版社のピクチャーアトラスシリーズ
日本文芸社の歴史新聞シリーズ
三才ブックスの世界でいちばん素敵な教室シリーズ
大人買いの弊害。
買って満足、読まなくてよし。