6月1日(土)
今日は父が先日の入院中に行った大腸検査の結果を聞きに、父と弟の3人で病院へ行ってきました。
結果としては、父は大腸がんということでした。
貧血がひどいということと、大腸の検査をしたということで、薄々覚悟はしていました。
転移はないということと、91歳にしては体力があるので、切除手術をした方がよいという結論になりましたが、その前に来週検査入院をすることになりました。
体力があるとはいえ90歳を超えていますから、どの程度の麻酔の量で、何時間くらいの手術に耐えうるのか、などを調べるのだと思いますが、主治医の先生は「人生100年時代ですからね。簡単な手術なので、今回は北大病院まで行かなくても、うちの病院でできますし」と明るく言ってくださるのがありがたい。
が、父はわかっていません。
なぜなら、例によって補聴器をしていないから、先生の話が聴こえていないのです。
で、聞こえるふりして頷いているので、ほんと質が悪い。
検査入院ということは理解できたようですが、家に帰って紙に今回の顚末を書いて説明すると「癌だったのか」と改めてショックを受けていました。
転移はしていないので、早いうちに切除したほうがいいこと、貧血も癌のせいだったことを説明して、まあ何とか納得してもらいました。
「今度は病院に行くときに、補聴器して行った方がいいなあ」
それ、毎回私がお願いしても、聞き入れてくれないやつ!
手術までの詳しい日程は、検査入院の結果を見てからということで、父には再び入院の準備をしてもらうことになりました。
で、前回の入院時に、いろいろと不備があった書類については、今後間違いがないように、目の前で書類を書いてもらいました。
代筆してもよかったんだけど、本人が書きはじめたので。
1時間以上かかって4枚の書類を書き上げ、書き漏れているところを私が聞き書きして、病院については業務終了。
実は今日、出がけに母の施設から私のところに電話が来ました。
施設利用の規約改正について、3月に父に送った書類に、署名・捺印して返送してくださいとお願いしたけれど未だ返送がないということ。
とりあえず出がけだったので、父ではらちが明かないかもしれないので、保証人である弟のところに再度郵送してくださいとお願し、弟にはこれから会うので私から伝えますと言いました。
父に、郵便の件を尋ねると、「そんな手紙はもらってない」と言います。
水掛け論になるので、「わかりました。あとは弟に任せます」と言い、こちらも終了。
弟には父に聞こえないところで、本人は嫌がっているけれど、もうひとり暮らしは無理と思うので、施設を考えるか弟が同居するか覚悟を決めてほしいこと。
どうしても一人で頑張ると言い張るときは、ケアマネさんに相談して、何らかの支援をしてもらうことを考えてほしいことを弟に伝えました。
父は頑固だし、弟は優しすぎて優柔不断なので、結局何も解決していないのがずーっとイラっとしている冷たい私です。
それでも結論出さないんだろうなあ、あの男どもは。
母がアルツハイマーとわかった後、父も検査してもらってアルツハイマーではないと言われましたが、さすがに最近は認知が怪しい。
以前から上階の人のたてる騒音がうるさいとは言っていたのです。
でも、普通の生活音がもう聞こえない父がうるさいと感じる騒音を、父以外の誰も聞いたことはないのです。
耳鳴りでは?と思って聞き流していたのですが、最近は、上階の人がうちの鍵を持っていて、家の中に入ってくる…となったら、それはヤバい。
「鍵を返してくれって言っても、返してくれないんだ」
で、その後どうしたの?って聞くとごにょごにょになってしまうから、多分夢か妄想。
やっぱりヤバい。
とりあえず手術が終わった後の生活をどうするか。
独り暮らしは絶対無理ですって、お医者さんに言ってもらうのがいちばんいいんだけどなあ。
娘の言うことは聞かないが、権威に弱い人なので。