ラーメン屋さんやお蕎麦屋さんは、いろんなところに行くんだけれど、うどんを食べる時はほぼこの『うどん家 こむぎ』に行く。

北海道は小麦の生産量もそこそこあるはずなんだけど、どういうわけかあまりうどん屋さんがない、というのもあるけれど、この店のうどんは本当に美味しいので。

私の中では札幌1美味しい。

 

てんぷらも美味しいので、暑い夏はここで鶏天うどん(ざる)を食べることが多い。

もっと暑くて食欲がない時は、おろしぶっかけ。

全メニューを制覇したいと思いつつ、頼むメニューっていつもきまってしまうなあ。

 

 

 

 

 


 

 

 

本日の読書:今も未来も変わらない 長嶋有

 

Amazonより

『まさか私が!?年下の男にときめいて。仕事も、恋も、子育ても四十代の日常は平凡なのに盛りだくさん。歌を友に、レジャーをともに―「大人が楽しむ」物語。』

 

『婦人公論』のような表紙のこの小説は、『婦人公論』に連載されていた小説、らしい。

なんというか、「大人のラノベ」という言葉が思い浮かんでしまうような読後感。

全然重厚ではなく、読みやすく、けど内輪受けのような小ネタも多く、するんと消化できてしまう。

読者を肯定してくれて、背中を押してくれる。

異世界じゃないけど。

いや、作中作は異世界といっていいかも。

 

主人公の善財星子は、40代のシングルマザーで作家。

娘は大学受験を控えた高校三年生。

 

映画館で知り合った大学院生とちょっといい関係になったり、女友達とカラオケやスーパー銭湯などでストレス解消したり、娘の学業や恋愛にヤキモキしたりといった、特段大きな事件も起きないストーリー。

だけど読み始めたら、なんとも心地よくて。

 

”楽しむことを工夫する。それが幸せへの第一歩。”

”大人は楽しくなければ”

難しいけどね。

難しいけれど、私が子ども達に見せたい背中は、これだ。

その割によく落ち込んだ背中ばかり見せている気がするけれど、だからこの小説に惹かれるのかもしれない。

 

でも、趣味の映画を通じて知り合った大学院生と、恋愛関係にならないとダメでしょうか?と、恋愛偏差値の低い私はどうしても思ってしまう。

二人で会って、お酒を飲んで、楽しい話をして、「また会おうね」じゃ駄目なのかなあ。

そこに恋愛のいろいろが入ってくるのは、ちょっとめんどくさいと私は思ってしまうので。

 

熱を出した娘を看病しながら、「お粥が出来ましたよ、おとッつぁん」は、私もやったな。

すごく冷たい視線を娘から向けられたけど。

そういう時は「いつもすまないねえ」と言うもんだよ、まったく今の若いものは…ぶつぶつ。

 

「実家箱」という言葉は一般的なのでしょうか?

分類しきれない小物を突っ込んどく箱、のことだそうです。

例えば、胃腸薬やアメ、リモコン、老眼鏡、爪切りなどがとりあえず突っ込んである箱。

初めて聞いた言葉で、ピンとこなかったのでネットで調べたら、割とたくさん出て来てびっくりしました。