本当は当日のうちに記録しておくべきだったんだろうけれど、もう疲れちゃって、気力がわきませんでした。
とはいえ、病院で先生に説明する時にも役に立つ備忘録として、忘れないうちに書いておかねば。(全世界に発信する備忘録…すみません、誰も興味ないと信じています)
10月19日(火)
母、初めてのデイサービス。
8時50分から9時15分までの間にお迎えがくることを、父に念押し。
8時前、父から電話
「お母さんが「行かない」って、「そんな話は聞いていない」って言って手が付けられない。もうどうしていいかわからないから、来てくれないか」
上司に事情を話し、時間休を取る。
本当だったらタクシーで直行すればよかったはずだけど、私も逆上していたのか、10さんに電話してしまう。
10さんが車で職場に迎えに来てくれるまでの間、キリのいいところまで仕事を進められて助かる。
8時40分頃実家に到着。
母は落ち着いており、父とケンカしたことを冷静に説明。
その横に憔悴しきった父。
母に、父が何か言ったとしても、いちいち反発するのではなく、「ああ、そうなの。わかったよ」と一回受け入れてみてはどうだろうと言うと、「そうだねえ。そうできるといいねえ」などと言うが、いつまで覚えていてくれるものか…。
9時過ぎ、デイサービスのお迎え。
靴を履けずにお迎えの人に手伝ってもらいながら、おとなしく迎えの車に乗る。
父も乗ろうとして、「規則により、それは出来ません」と断られる。
「多分、夕方迎えに行くために場所を知りたいと思っていると思うので、うちの車で後ろをついて行ってもいいですか?」と聞き、父を乗せて施設前まで向かう。
父の認知に一抹の不安。
9時40分、家の前に父を降ろし、10時前に職場に到着。
と思ったら、公衆電話からの着信。
父「鍵を落としたみたいで家に入られないんだけど、車の中に落ちてないか?」
5分後にもう一度電話をするよう伝えて、10さんに車を確認してもらう。
5分後、10さんが鍵を持って実家に向かったので、家の前で待つように父に指示。
4時前、デイサービス施設より電話。
「3時過ぎにお父様が歩いてお迎えにいらして、おふたりでお帰りになったのですが、無事にお戻りになりましたか?職員一同ちょっと心配しているので、電話してみました」
うひゃ~、申し訳ない。
本来なら送迎をお願いするところ、夕方に病院の予約を入れてしまったので、父がタクシーで迎えに行くと話だったのですが、思いもかけず徒歩で迎えに来たので「大丈夫だろうか?」と余計な心配をかけてしまったのでした。
4時15分までが勤務時間なので、終了後タクシーで実家に向かう。
昼過ぎから発熱してダウンしている10さんには、帰宅が遅くなる旨電話する。
5時前に実家に到着。
両親はいなかったので、予約していた病院に電話をすると、「先ほど二人でお帰りになりました」とのこと。
デイサービス施設に「無事に帰宅して病院へ行っている」ことを報告し、ついでに施設での母の状況を聞くと、最初のうちは大人しく職員と会話していたけれど、「食事に何か入れただろう」と言って食事を拒否したり、「こんなところに閉じ込めるな。警察に訴える」と言ったりして、玄関で他人の靴を引っ張り出したりの問題行動もあったらしい。
これではデイサービスは無理かもしれないと、ケアマネさんに電話。
ショートステイに方針転換を相談する。
手紙ではらちが明かないと弟に電話するも、父のメモしていた番号が違っていて、弟と連絡とれず。
5時半、ふたり帰宅。
父が会計している間に、母が勝手にタクシーで帰ってしまったが、家の住所も電話番号もうろ覚えで、グルグル走り回ってようやく家に着いたところ、財布も鍵も持っていなくて、父が帰ってくるのをタクシーの中で待っていたらしい。
いろいろと、もう無理だと思う。
それでなくても母が勝手にタクシーで帰ったことにショックを受けていた父に、母の施設での様子を伝え、弟の電話番号が違う事を言うと、とうとう父が「俺はもうどうしたらいいかわからん」と言ってテーブルに突っ伏し、何を言っても返事もしない。
しょうがないので一度帰る。
6時すぎ、お粥ではなく普通のごはんが食べたいという10さんに、比較的ヘルシーそうなお弁当を買って帰り、晩ご飯をたべながら本日の経過報告。
6時半。10さんを布団に押し込んだ後、タクシーで弟の家へ。
7時、弟宅、着。
実家に御同行願う。
雨でタクシーがつかまらないので、探しがてら今日までの経過報告。
続きは実際に自分で確かめろ、と。
8時、実家着。
数年ぶりに弟に会えて喜ぶ母。(実際は先月に会っている)
なので、私が邪魔で、早く帰れとうるさく絡む。
そんな母を適当にあしらい、私と父から詳しい現状報告と、今後の相談。
母のこれから。父のこれから。実家のマンションをどうするのか。
基本的には父と弟が考え決めるべきであること。
私としては、サポートはするが、主導をするべき立場ではないことを明言し、弟の考えを聞くが、だんまり。
この、黙っていればだれかが何とかしてくれるんじゃないか的な実家の男連中にブチ切れ、10さんも心配なのでさっさと帰る。
10時、我が家着。
風呂に入って寝る。
10月20日(水)
熱は下がっても今日一日は安静にするよう、10さんに言い聞かせ、昨日やり残した仕事もあるので早めに出勤。
夕方から飛び込みの仕事がありバタバタしたが、明日にまわして定時で帰宅。
買い物を片付けて、晩ご飯の支度を…というところでケアマネさんから電話。
「ショートステイを、ということですが、デイサービスをしながら、たまに夜もお預かりというところもありますが…」
昨日家族会議を開いたのですが、父がもう、精神的に無理です。
毎度毎度送り出しの時に暴れられては、もたないと思うのです。
出来ればひと月くらい預かってほしいと言っていましたが、さすがにそれは無理かもしれないよ、となだめましたが、最大で何日くらい預かってもらえるのでしょうか。
「要介護1ですから、せいぜい12~13日程度になります。その場合でも、本人に帰宅願望が強い場合や、他の方に迷惑をかけるようなことがあった場合は、お預かり出来ないことがあります」
じゃあ、母は無理だ。
家も無理。施設も無理。母の居場所はどこにもないということ?
父としては、何とか施設で生活習慣を身につけて戻ってくれれば、自分でできる限りの面倒を見たいと思っていたようですが、そういう場所はないということ?
「そういう施設はあります。ただ、そこに入所するためには、主治医の先生の診断が必要となります。」
では、私が主治医の先生に話をすればいいのですか?
「いえ、そういうことでしたら、明日私が病院に行って、先生とお話してきます。ただ、先生がそこまで必要ではない、自宅介護で十分できると判断された場合は、またもう一度方針を考えることにしましょう」
ということになったので、父に電話。
補聴器のおかげで、電話での会話もスムーズだ。よしよし。
弟は結局実家に泊まって、朝6時ごろ「仕事があるから」と戻ったそうだ。
自分も時々顔を出すから、あんまり焦らないで、少しずつ施設に慣れるようにすればいいんじゃないか、と言ったそうだ。
あれ?また方針がブレましたか?
「ところでさ、昨日、お母さんの目薬間違って持って帰らなかった?」
は?
「昨日、病院で処方された目薬が、どこを探してもないんだよ。
お前のバッグに入ってないかな?」
薬から飛び込んでこない限りは、入ってないわ!
「慌ててお母さんを追いかけたから、落としたのかなあ。←絶対それ。薬屋さんに行ったんだけど、届いてないって言うから、明日また病院へ行って処方箋貰わなくちゃならないんだ」
父の認知が心配。
ちなみに、繋がらなかった弟の電話番号、父のメモが間違っていただけでした。
「この番号に何回も電話したけど、いつもは繋がってた」と言い張っていましたが、いろんなところにメモを書いているうちに写し間違ったようです。
私は写し間違いのないように写真でメモしたのですが、元のメモが間違えていれば意味ないもんなあ。
父の認知が心配。
昨日今日のできごとはこんなところ。
電話のせいですっかり遅くなった晩ご飯をたべたら、またもや爆睡してしまったので、これから弟二人に長い長い手紙を書くこととします。
ちなみに実家に連行したのは下の弟。
上の弟とは未だ連絡つかず。