昨日の引越し。
娘が欲しいといった家電や家具、余ったトイレットペーパーやティッシュペーパーなどは都内に、札幌で私が使うものは札幌にと行き先が2か所だったので、行き先別に2部屋に分けて荷物を置いておきました。
玄関わきの洋室に札幌行きの荷物を置いていたのですが、本棚とベッドは動かすのが難しいので「都内」と書いた養生テープを貼っておきました。
というか、すべての荷物に行先を書いて養生テープで貼りました。
その他、スーツやコートやブラウスなど、ハンガーにかけたまま梱包できる衣装ケースを当日持ってきてくれることになっていたので、むき出しで洋服を押し入れに置いていました。
「本棚とベッド以外はすべて札幌行きです」と口頭で説明もしました。
で、衣装ケースを渡されて衣装と傘を入れた後、「終わりました~」と言って、再び床掃除に取りかかったのです。
すると「衣装ケースは都内でいいんですよね?」と引越し屋さん。
いえ、いえ。札幌です!と答えながら、テープ貼るのを忘れたことに思い至りました。
けれども、この部屋は本棚とベッド以外は札幌行きって言ったじゃん。
なんで確信的に「都内でいいんですよね?」って聞くかな?
引越し屋さんになったつもりで考えてみる。
私たちは、札幌に戻る私と、都内で生活する娘あての荷物であることを知っていますが、何も知らずにこの状況をみたら…。
これは熟年離婚案件なのではないでしょうか。
家電や家具、ごく軽い段ボール箱が2つが都内。
段ボール箱が10個ばかりと電子レンジは札幌。
ということは…
ほとんど家事をしない夫が札幌で、家電家具は妻のいる東京。
だから、女性用の洋服は当然「都内でいいんですよね?」ってなる。
はずだったのに、「いえ、いえ、札幌です!」と妻が言うということは…。
ほとんどの家電家具は夫が取り、引き続き都内で生活を続け、電子レンジ以外はなんらかの小物と思しき段ボールだけを持たされた妻は、きっと実家のある札幌に追い出されたということに違いない!
…と、引越し屋さんが推理したかどうかはわかりませんが、この想像に自分で大うけしちゃって10さんに御注進申し上げる。
「もしかしたら引越し屋さん、10さんのことをとんでもない男だ!と怒っているかもしれないから、愛想よくしておいた方がいいと思うよ。けけけ。(笑)」
良かれと思って東京まで引越しの手伝いに来てくれたのに、とんだ濡れ衣(あくまで私の妄想ですが)を着せられて可哀そうな10さんです。
実際には雨の中を、トランクルームまで歩いたりしたので、リアル濡れ衣を着る羽目になったのですが、私も濡れましたから許してちょ。
昨日とはまた打って変わった好天気の今日。
東京を離れる日が、晴れやかでよかった。