3月は娘と次男の誕生日がある。
なので最近は二人の間をとって、今日、髙木くんの誕生日に「勝手に生誕祭」を行う。
いや、単にケーキを食べるってだけの話ですが。

絶対今日のめざましは、伊野尾くんが何かしらの写真を提供してくれると思っていました。
どや顔で指で30を作っている伊野尾くんですが、30歳になったの髙木くんですから。


今月のカレンダーももちろん髙木くん。
実はあんまり髙木くんにセクシーは求めてないんですけどね。
天真爛漫で何かとぽんこつの彼が好き。


本日のメインはこのケーキじゃ。
娘も次男も髙木くんも、生まれてきてくれてありがとう!
おかげで私の人生は、ずいぶんと楽しいものになっています。



それとは別に、今日一日何をしていたかと言うと、清水玲子の『輝夜姫』全27巻を読んでいました。
2年前に後輩に借りて、この4月に返さないことには札幌に戻れない。

25年ほど前に途中まで読んでいたのだけど、怖くて怖くて途中断念した話。
月から来たかぐや姫の話をベースに語られるのが、ドナーとして育てられていることを知らずに離れ小島で育つ少年少女たち。
親が見つかり幼いうちに島を出る子もいるが、そうでなくても16歳になると島から出ていかなくてはならない彼ら。
それはなぜかと言うと…。

清水玲子のマンガは絵がきれい過ぎてグロいシーンがとことんグロい。
前回も途中で断念したけど、今回も8巻辺りで読み進めるのが辛くて辛くて。

だけどどんどん話が広がっていって、国際政治やら生物の進化やら宇宙の意志やら。
人を憎む心「鬼」をなくすことは簡単ではないけれど、少しずつなくしていくことはできるという碧(みどり)の遺志。

晶(あきら)と碧と由(ゆい)の三人を中心に、桂と楓、サットン、ミラー、聡、守などのドナーたちの心情。
愛情、嫉妬、恨み。
誰の心にもあるそんな気持ちは、ドナーだろうと何だろうとみんな持ち合わせている。

と思いきや、本体(レシピエント)の方が選ばれた人(お金や名誉を持ち合わせている人の大切な人)の方が、人間らしい感情が希薄だったりする。

日本の孤島で隔離されて育てられた彼らの絶望を見せつけられるたびに、読むのをやめようと思うのだけど、やはり最後まで読み続けてよかった。
みんなが幸せになったワケではない。
みんなが生きながらえたワケでもない。
それでも。

個人的に一番よかったのは「まゆ」。
最初は妖怪蛇少女のようにしぶといまゆの晶への執着が怖かったけれど、人は変われるのだ。
自分と晶しかいなかった彼女の世界にも、実は他の人たちがたくさん関わっているのである。
自分が気がつかないところで気づかってくれている人がいる。
碧のおかげでそれに気づくことができてからのまゆは、とても良かったと思う。

いや、みんなが、変わったよね。
最初はみんな自分のことばかりだったけど、最後は人を想って自分の気持ちを抑えることができるようになった。

だからみんながハッピーエンドというわけではなかったけれど、読後感は良かった。
途中で断念しなくてよかったよ。

最後に一つ文句を言うとすれば、誰もが心を奪われてしまう中性的な魅力の美少女・晶が、私には少年にしか見えなかった。
綺麗な顔立ちかもしれないけれど、全然少女には見えなかったし、女性的魅力のかけらもない晶にあれほどみんなが魅かれる理由もよくわからなかった。
あとほんの少し柔らかさがあってもよかったんじゃないかと思うのだけど。


ペタしてね
マンガを読み終わった後は、札幌にいる間に録画してた「いただきハイジャンプ」と「所さんのそこんトコロ」を見て、ひとり高木祭り決行。
今日一日引越しの準備は全くできず。
明日から頑張るよ。