食事の時間さえままならなかった12月。
とりあえず山を乗り越えたら、今度はどうしようもなく倦怠感が襲い、なかなか本を読むことができませんでした。

今月もまた忙しくなることは決定なので、なるべく食事と読書で心身にエネルギー補充をしようと思います。

☆5つは海外ものが2冊。
『11/22/63』は、全体としても面白かったけれど、☆5つの決め手はラストの落とし方。
キングの長男が考えたシーンだそうだけど、タイムトラベル物として、いくらでもハッピーエンドをこじつけることができるのに、このラスト。
主人公とヒロインの距離の置き方に脱帽です。
これ以上のラストはないと思いました。

『コリーニ事件』は、ドイツのナチがやった残虐非道は、ユダヤ人に対してだけではないことを痛切に思い知らされる。
忘れないこと。
前へ進むこと。
主人公が受け取った課題は、私たちの問題でもある。


12月の読書メーター
読んだ本の数:20
読んだページ数:5995
ナイス数:1233


流離譚 下 (講談社文芸文庫)流離譚 下 (講談社文芸文庫)感想
★★★★☆
読了日:12月02日 著者:安岡 章太郎

烏に単は似合わない  八咫烏シリーズ 1 (文春文庫)烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ 1 (文春文庫)感想
★★★★☆
読了日:12月03日 著者:阿部 智里

マスカレード・ホテル (集英社文庫)マスカレード・ホテル (集英社文庫)感想
★★★★☆
読了日:12月05日 著者:東野 圭吾

11/22/63 下 (文春文庫 キ 2-51)11/22/63 下 (文春文庫 キ 2-51)感想
★★★★★
読了日:12月07日 著者:スティーヴン・キング

髻塚不首尾一件始末 半次捕物控 (講談社文庫)髻塚不首尾一件始末 半次捕物控 (講談社文庫)感想
★★★★☆
読了日:12月08日 著者:佐藤 雅美

ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) (新潮文庫)ローマ人の物語 (2) ― ローマは一日にして成らず(下) (新潮文庫)感想
★★★★☆
読了日:12月09日 著者:塩野 七生

失楽園 下 (岩波文庫 赤 206-3)失楽園 下 (岩波文庫 赤 206-3)感想
★★★★☆
読了日:12月14日 著者:ミルトン

吉本隆明の東京吉本隆明の東京感想
★★★☆☆
読了日:12月15日 著者:石関 善治郎

毎日の言葉 (角川ソフィア文庫)
毎日の言葉 (角川ソフィア文庫)感想
★★★★☆
読了日:12月17日 著者:柳田 国男

いらっしゃいませいらっしゃいませ感想
★★★☆☆
読了日:12月17日 著者:夏石 鈴子

マスカレード・イブ (集英社文庫)マスカレード・イブ (集英社文庫)感想
★★★★☆
読了日:12月18日 著者:東野 圭吾

烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ 2 (文春文庫)烏は主を選ばない 八咫烏シリーズ 2 (文春文庫)感想
★★★★☆
読了日:12月19日 著者:阿部 智里

名探偵コナン (97) (少年サンデーコミックス)名探偵コナン (97) (少年サンデーコミックス)感想
最近の事件は過去の仲間に殺された、または自殺させられた人の恨みを晴らす…しかしそれは犯人の勘違いだった…というパターンが多いね。腹を割って話せば殺人なんてしなくてよかったっていう落ち。これは作者のメッセージ?そして、ページに占める文字の多さにめまいが…。年をとるってこういうことか。
読了日:12月19日 著者:青山 剛昌

i(アイ)i(アイ)感想
★★★★☆
読了日:12月20日 著者:西 加奈子

コリーニ事件 (創元推理文庫)コリーニ事件 (創元推理文庫)感想
★★★★★
読了日:12月21日 著者:フェルディナント・フォン・シーラッハ

天才絵師と幻の生首 半次捕物控 (講談社文庫)天才絵師と幻の生首 半次捕物控 (講談社文庫)感想
★★★★☆
読了日:12月24日 著者:佐藤雅美

ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) (新潮文庫)ローマ人の物語 (3) ― ハンニバル戦記(上) (新潮文庫)感想
★★★★☆
読了日:12月25日 著者:塩野 七生

宅配便130年戦争 (新潮新書)宅配便130年戦争 (新潮新書)感想
★★★★☆
読了日:12月27日 著者:鷲巣 力

きのう何食べた?(16) (モーニング KC)きのう何食べた?(16) (モーニング KC)感想
ケンジのお母さんの、シロさんを身内として接する覚悟の表明が格好良かったなあ。そして、シロさんの料理を心から味わい楽しむケンジの懐の広さと優しさと素直な心。そりゃあタイプじゃなくても惚れるよね。佳代子さん夫婦の、嫌みのない旺盛な好奇心に笑い、ついに職場のボスとなったシロさんが50歳を超えた事実に愕然とする。
読了日:12月27日 著者:よしなが ふみ

3月のライオン 15 (ヤングアニマルコミックス)3月のライオン 15 (ヤングアニマルコミックス)感想
島田さんも二階堂も出てこない巻。少し寂しい。零ちゃんとひなちゃんの関係はケリがついたとして、桐山零の棋士として、そして一人の人間としての成長も、そろそろゴールが近づいてきたのでしょうか。一つ言えることは、零ちゃん、きみはもっと幸せになってもいい人だ。ということ。「そのおにぎりは絶対に手放すな」先生はずっと見ていてくれた。だからこそその言葉は重い。
読了日:12月27日 著者:羽海野チカ

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