今日は仕事帰りにイルミネーションのきれいなところに行こうと思っていたの。
でも、「休め」「無理をするな」と職場のみなさんに心配されるので、遠出は諦めました。
自分でもちょっと疲れている自覚はあるのです。
だから、同期の車で通りかかった小規模イルミネーションをパシャリ。

とはいえ、今日は結構衝撃的なことを言われて、まだその言葉を消化しきれない。
明日にでも頭と心の整理のために、ここに書けるといいのだけれど。
本日の読書:i(アイ) 西加奈子
Amazonより
『「この世界にアイは存在しません。」入学式の翌日、数学教師は言った。ひとりだけ、え、と声を出した。ワイルド曽田アイ。その言葉は、アイに衝撃を与え、彼女の胸に居座り続けることになる。ある「奇跡」が起こるまでは―。「想うこと」で生まれる圧倒的な強さと優しさ―直木賞作家・西加奈子の渾身の「叫び」に心揺さぶられる傑作長編! 』
アメリカ人の父と日本人の母のところで養子として育てられたシリア人のアイ。
この設定でもう、好き嫌いは真っ二つに分かれると思った。
日本語の「アイ」に愛を込めたアメリカ人の父と、英語の「アイ」にI(わたし)であることを込めた日本人の母。
しかしアイは、この世界に存在しない虚数(i)に自分を重ねてします。
生き残ってすみません。
幸せになって申し訳ない。
罪悪感が常にアイを苛む。
そんなアイに親友ができたのは、高校生の時。
考えすぎるアイの、言葉にできない思いが言葉になるまでの時間を待ってくれることができるミナ。
世界中の辛い出来事を自分の上に引き寄せては、辛くて内にこもってしまうアイと、フランクに外の世界とつながることのできるミナ。
虚数(i)をきっかけに数学を究めるアイ。
女の子らしい華やかなこともなく、世界の辛い出来事から目を背け、ひたすら数学にのめり込んでいたアイが恋に落ちる。
いや、彼こそがアイの運命の人ユウだった。
ああ、これは特別な誰かの話ではなく、私(アイ)の話なんだな。
私の運命の人はあなた(ユウ)なんだ。
そして、私たちは(ウイ)ではなくミナ。
世界は私とあなたと私たちでできている。
楽しいことも辛いことも。
私はここだ。
思えば西加奈子は、ずっとこのテーマで書いているような気がする。
とっつきにくい設定だけれど、実はとってもシンプルな作品と思う。

今日の歩数は6951歩。
でも、「休め」「無理をするな」と職場のみなさんに心配されるので、遠出は諦めました。
自分でもちょっと疲れている自覚はあるのです。
だから、同期の車で通りかかった小規模イルミネーションをパシャリ。

とはいえ、今日は結構衝撃的なことを言われて、まだその言葉を消化しきれない。
明日にでも頭と心の整理のために、ここに書けるといいのだけれど。
本日の読書:i(アイ) 西加奈子
![]() | i(アイ) 1,650円 Amazon |
Amazonより
『「この世界にアイは存在しません。」入学式の翌日、数学教師は言った。ひとりだけ、え、と声を出した。ワイルド曽田アイ。その言葉は、アイに衝撃を与え、彼女の胸に居座り続けることになる。ある「奇跡」が起こるまでは―。「想うこと」で生まれる圧倒的な強さと優しさ―直木賞作家・西加奈子の渾身の「叫び」に心揺さぶられる傑作長編! 』
アメリカ人の父と日本人の母のところで養子として育てられたシリア人のアイ。
この設定でもう、好き嫌いは真っ二つに分かれると思った。
日本語の「アイ」に愛を込めたアメリカ人の父と、英語の「アイ」にI(わたし)であることを込めた日本人の母。
しかしアイは、この世界に存在しない虚数(i)に自分を重ねてします。
生き残ってすみません。
幸せになって申し訳ない。
罪悪感が常にアイを苛む。
そんなアイに親友ができたのは、高校生の時。
考えすぎるアイの、言葉にできない思いが言葉になるまでの時間を待ってくれることができるミナ。
世界中の辛い出来事を自分の上に引き寄せては、辛くて内にこもってしまうアイと、フランクに外の世界とつながることのできるミナ。
虚数(i)をきっかけに数学を究めるアイ。
女の子らしい華やかなこともなく、世界の辛い出来事から目を背け、ひたすら数学にのめり込んでいたアイが恋に落ちる。
いや、彼こそがアイの運命の人ユウだった。
ああ、これは特別な誰かの話ではなく、私(アイ)の話なんだな。
私の運命の人はあなた(ユウ)なんだ。
そして、私たちは(ウイ)ではなくミナ。
世界は私とあなたと私たちでできている。
楽しいことも辛いことも。
私はここだ。
思えば西加奈子は、ずっとこのテーマで書いているような気がする。
とっつきにくい設定だけれど、実はとってもシンプルな作品と思う。

今日の歩数は6951歩。