先週までの寒さから一転、今週はそこそこ暖かかったらしいですね。
でも私が仕事をしている部屋は北向きで、日が射さないからとても寒い。
今週もずっと手袋して、ひざ掛けをしながら仕事をしておりました。

写真で見ると、立派に秋ですな。


田舎なので、めっちゃ空が広いのです。


明日から三連休ですが、娘が山口から千葉に転勤になりましたので、日帰りで様子を見に行こうと思うちょります。
赴任期間の今は札幌で10さんと飲んでいるようですが(うらやましー)、明日羽田に迎えに行って、そのままついて行っちゃおうと企んでいます。えへへ。

やっぱり娘が暮らす環境は、見ておきたいもんねえ。


本日の読書:失踪症候群 貫井徳郎

失踪症候群 新装版 (双葉文庫)/双葉社

¥価格不明
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カバー裏より
『失踪した若者たちに共通点がある。その背後にあるものを燻り出すべく、警視庁人事二課の環敬吾は特殊任務チームのメンバーを招集する。私立探偵・原田征一郎、托鉢僧・武藤隆、肉体労働者・倉持真栄。三人のプロフェッショナルは、環の指令の下、警視庁が表立って動けない事件を、時に超法規的手段を用いても解決に導く。失踪者の後を追った末、ついにたどり着いた真実とは。悪党には必ずや鉄槌を下す―ノンストップ・エンターテインメント「症候群シリーズ」第1弾!』

とても後味の悪い作品でした。
作者の計算…というわけではなく、今世間の注目を浴びている連続殺人事件を彷彿とさせるから。
連続殺人を書いた小説ではないのですが、なぜ彷彿とさせるのかというと、自分の人生をリセットする若者たちの未練のなさ、潔さが。

人生をリセットするのだから、それなりにつらいことや大変な事態があることは想像に難くないけれど、それにしても…だ。
「もし、やり直せるなら」「違う人生を送ることが出来たら」と思うことと、やってしまうことは全然違う。

つらい自分しか見えず、何を捨ててしまったかを深く考えることのできない若者たちは、いつか本当の自分のところに戻ってくるのだろうか。
それともまたどこかへ姿をくらますのだろうか。

それにしても特殊任務チームのボスをなぜ人事課に置くのか?
人事課の新人女子事務官が不審に感じるようではダメじゃん。

原田以外の人物の個人的背景が全然出てこないので、感情移入はできない。
今後シリーズが続くにつれて色々と明らかになるのだろう。
非常に嫌な事件を描いた作品だったけれど、ページを繰る手が止まらず、一気に読了。

ペタしてね
BGMはAerosmith『Dream On』でした。
ギターがいいよね。懐かしい曲。