いっしょに暮しているのに、なかなか一緒の時間が取れない娘と私。

普段は、私が出勤するころ娘はまだ寝ていますし、娘が帰ってくるころに私は寝るので。
最近は娘が休みの日に私が出かけることが多くて。

今日も夕方からコンサートに出かけてきます。
昔懐かしフォークソングの人たちのコンサートだから、娘は誘わず一人で。
せっかく街に出るのだから、ついでに岩合光昭の写真展も見てきます。

休みの日は家でゆっくりしていたいんだけど、なかなかゆっくりできないなあ。
でも、気持ちだけでもリフレッシュしてこよう。


本日の読書:神様のカルテ 0 夏川草介

Amazonより
『新たな『神様のカルテ』はここから始まる。

シリーズ300万部突破のベストセラー『神様のカルテ』にまつわる人々の前日譚であり、かつ珠玉の短編集です。栗原一止は、信州にある24時間365日営業の本庄病院で働く内科医です。本作では、医師国家試験直前の一止とその仲間たちの友情、本庄病院の内科部長・板垣(大狸)先生と敵対する事務長・金山弁二の不思議な交流、研修医となり本庄病院で働くことになった一止の医師としての葛藤と、山岳写真家である一止の妻・榛名の信念が描かれます。ますます深度を増す「神カル」ワールドをお楽しみください。 』

目次
・有明
・彼岸過ぎまで
・神様のカルテ
・冬山記

・信州大学医学部最後の一年を過ごす一止と辰也。―『有明』
・命を助けるために全力を尽くす医師と、医師が最善を尽くせるように尽力する事務長。時に反目しながらも目指すところは―「彼岸過ぎまで」
・研修医として医者としての在り方を模索する一止―『神様のカルテ』
・冬山で命と向き合う人たち。榛名の過去もちらりと―『冬山記』

よい短編集でした。
今までのシリーズよりも過去の話ばかり。
だけど、シリーズの中で人物がきちんと書かれていたので、彼らの過去が実に納得のできるものとなっている。

特に大狸先生と事務長の関係が。
立場の違いで必ずしも意見の一致を見るわけではないけれど、口にはせずとも伝わる相手への敬意が大人だなあ。

一止と辰也の学生時代のエピソードや、榛名の過去などはまだこれからいくらでも書けるだろうし、「専務」もいずれ本編に姿を現すのかもしれない。
世界観が確固たるものだからこそ、物語に広がりと奥行きが生まれる。


ペタしてね