2024.07.08(月) 晴れ
今日の記事タイトルは
BUCK-TICK「相変わらずの「アレ」のカタマリがのさばる反吐の底の吹き溜まり」。
凄い曲名。
BUCK-TICKはいつか内山結愛さんに取り上げてもらいたい。
内山さんに聞いてもらいたいものは割とあるのでいつか幾つか書いておきたい。
ここを内山さんが読むかは知らんけど。
歩いてる時にサラリーマンが何人かで話してて
「オマエ寿司人間だな」と言っていて驚いた。
話の文脈的に寿司が好きだってことだと思うんだけど
“寿司人間”って怖過ぎる。
人間寿司より怖い。
人間椅子より椅子人間の方が怖くないですか?
知らんけど。
入院だの通院だの何だのでお金が掛かるのでどうしても欲しいもの以外の読みたいものは基本的に図書館頼みだったのだけれどその私の命綱となっている図書館が来年まで休館だと知って絶望した。
年末に何を借りよう何を読もうと考えることも含めて年末が大好きだった私は年末の私のことを思って少し泣いた。
可哀想な未来。
暇だという訳ではない。
明日は朝一から病院だし出来る限り早く寝た方が良いのだけれど
昨日の話の続きを少し書きたかったので。
また怖い話かよと思われるかもしれませんが怖い話だよ。
私は原因や理由があり因果が発生する考察できるタイプの話が興醒めするので好きではないと言いましたが、そのことで少し興味深い話があるので書いておきます。
たぶん怪談社さんが話してたものだと思う。
かいつまんで要約すると、
一つ目は、
友達と二人で追いかけっこをしてる最中に追いかけていた少年が線路で電車に跳ねられる。
追いかけられていた少年は大事故になってるのは分かっていたけど怖さと走ってる勢いで止まれずそのまま跳ねられた少年の家へ行き少年の母親に「〇〇くんが怪我をした」と言った。
少年の母親は転んで擦り剥いたとかいつも程度の怪我だと思い「仕方ないわね、案内して」と軽い気持ちで出かける。
出かけた最中に母親は草むらに電車に跳ねられた息子の生首を発見し抱え上げ絶叫する。
それから暫くしてその線路脇に幽霊が出るという噂が広がる。
その幽霊の姿は子供の首を抱えた女の幽霊だという。
だが死んだのは子供であって母親ではない。
なぜ母親の幽霊が見えるのか。
子供の死を受け入れられずショックで自殺したのかもしれないと心配になった人が行方を探すと引っ越しこそしてはいるものの健在だということがわかった。
近所の人たちは自分たちが見た息子の生首を発見し抱え上げ絶叫してる母親の印象が鮮烈でそういう幻覚をたくさんの人が見てるということなのかもしれないと考えたが、その現場に居合わせていない噂すら知らない人も子供の首を抱えた女の幽霊が立っているのを見てしまう人がいるという。
二つ目は、
老夫婦(だったかな)が営んでいたコンビニが閉店した。
しかも普通に円満に店を畳んだだけ。
それからそこは空き家になり廃墟になった。
それから時間が経過していつしかそこは心霊スポットとして有名になる。
実際にたくさんの人が訪れたくさんの人が心霊体験をし幽霊を目撃している。
だが勿論そこでは誰も死んでいない。
曰くなんかない、普通に閉店しただけのコンビニ。
この二つは、理由があったり原因になるものがあるといえばあるけど、因果が捻れている。発生するはずのない場所に幽霊が発生したり、幽霊として発生してるものが本来の生まれるべき原因からはズレてしまっている。
私はこういう説明できない訳のわからない答えのないものが好きで、こういう辻褄が合わないもの物語れないものにこそ興味と恐怖を感じている。
怖さのベクトルは人それぞれだし、別に考察するのもいいと思うけど、考察できないものをわからない、意味不明として切り捨てるのが私は好きじゃないので、私はこれからも実話のリアルさよりも意味の分からなさを追い求めたいと思う。
皆様はどうですか?
分かる方が怖いですか?
分からないものが怖いですか?
怖いものを分かりたいですか?
怖い話も好きだけど、怖い話の話も好きだから、怖い話好きな人たちと話してみたい。
たぶん話というか趣味や好みは合わないだろうけど。
私の周りはみんなホラーが苦手なので悲しい。
ホラー映画の話だってしたいのに。
私は霊感が零なので幽霊というものにとても興味がある。
神様より透明度が低く人間より解像度の低い存在。
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ
[本]『アウターQ: 弱小Webマガジンの事件簿』澤村伊智
「あなたのヨミを必ず裏切る」らしいけどミステリとしては真っ当すぎて大体思った通りの筋で考えた通りのオチに辿り着きます。有難いことに連作短編集なので思った通りの展開をするからって面白くないわけではないです。キャラは魅力的だし読みやすいし。でも、やっぱりそれが一つに繋がった時のガッカリ感は否めません。下手すると動機や心理まで完全に読めてしまいます。一つ一つはそれでも面白かったのに大オチがやっぱりそれなの? そこは期待を裏切ってよ、バカミス的にもっとオカルトに振ったっていいんだよ、そんな枠に収まらないでよとなってしまった。読んでる間は楽しいだけに最後まで読むと何か惜しいな、勿体無いなという気持ちになってしまいました。