Mさん 若い頃
自分はクソババァになると言う設定をしてきました
家長制度が崩壊し
核家族化が 当たり前のようになり
親は 子供に気を遣いすぎ 迷惑かけたらアカンから と
子は 配偶者に巻かれてしまい
親を御座なりに
私が 地球の中心や ではなく
私が地球を回してるんや 位な クソババァになろうと思っていましたが
年を重ねるにつれ
やっぱり 年取ったら 可愛い お婆ちゃんにならなきゃ♥️ と 思い出した 数年間
やはり 振り出しに戻り 初志貫徹と思う出来事がありました
年末 漏電による火災があり
二軒の家が焼けました
三件目の家には 元祖クソババァが住んでいる
この方 昔から厚化粧で 顔と首の色があからさまに違う
小梅太夫みたいな 感じ
何やら 小梅太夫の家で人の気配がする
消防団員
太夫 おるんか?
早く出て来な 隣の家焼けてるで
と 声をかける
太夫
◯◯ちゃん ←団員の名前
ちょっとまって オバチャン 化粧せなアカンから
団員
何言うてるん 隣まで火ぃ来てるんやで
丸焼けになるで
太夫
ちょっとまってよ すぐ終わらすから
団員
アカン 今から 行くから
と 突入すると同時に ガラッと 戸が開き
太夫登場
いつもに増し 見事な白塗り
周りに 説教されても どこ吹く風
奇跡的に 密集住宅だのに
隣で 火が止まる
驚く素振りも見せず
助かった 喜びも 表さず
◯◯ちゃん オバチャン 白粉しか塗れんかったわぁ と あくまでも マイペース
太夫も 因みに 女性部として 消防団員であります
Mさん ◯◯ちゃん と 太夫の 一部始終を見て
やっぱり 私は クソババァ道を邁進しようと
揺らぐ心を振り切って
クソババァになる決意を新たにしたそうです