三十五日目 | ぶれない?迷走日記

ぶれない?迷走日記

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今朝は 早朝に目覚め 少し ボーッとして二度寝する

疲れていたのか 11時過ぎまで うつらうつらしてしまった

起きても 相変わらず ボーッとしてるので

祭壇に いつもの祝詞~お経を一通り唱え
水垢離をする

疲れが強いときは 抵抗感があり ぐずぐずするが
浴びてしまえばいつも通り

今日は何故か いつもと違い 光明眞言が口から出てきた
順番もいつもと違い あめのみなかぬし様から
般若心経 若者たち と 続いた

やはり かなり疲れてる感じがする


昨日は 私の誕生日でした

誕生日のプレゼントに 子供が文楽に連れていってくれました

最前列の良いお席
一部と二部 通しで見ました
これが 中々 長時間 約 八時間ほど見た気がする

この方の 襲名披露です

来た時は こんなに明るかったのに

帰りは もう暗い
この 登りは この期間限定らしいです

演目の絵

皆さん それぞれに素晴らしいのですが

尼ヶ崎の段 の 竹本 千歳大夫さんの声の凄さに驚かされます

大夫さんがいる場所から かなり離れた席にいるにも関わらず 大夫さん側の 頬骨が むず痒く 気持ち悪い感じがするのです
倍音? あまりにも 音域が 広すぎで 人間業でない 偉業を成し遂げている気がしています
もちろん マイクなしでですよ

子供の話によると 師匠の 竹本 住大夫さんは もっと凄かったとの事でした

三味線の音色の素晴らしさも 言うまでもありませんが 歌うように 語るように鳴る音色
一つの事に魂を傾けたら このような素晴らし事が出来るのだと 刺激を受けます

人形使いの方達の技も 素晴らしく 目が離せませんでした

分楽は 観に行くか 聴きに行くか どちらの表現が適切なのか そう思うと 同じ演目でも 何度か行く方が良い気もします

子供は 文楽や歌舞伎の方達に良くしてもらっていて 二十歳という年齢の割には かなりな頻度で 観賞している方だと思います
因みに この襲名披露でも一部と二部 各々 三回ずつ行っています



お昼のお弁当

夜のお弁当

此方は 文楽劇場の一階で 高齢のご婦人が販売しています
薄味で 素材の良さが際立つ お弁当です

子供の話によると このご婦人は 良い家の奥様らしいです
接してみると 品の良さ 物腰の柔らかさ 聞くまでもなく 高貴な人柄が伺えます

お母さんの代から 二代に渡り 文楽のために
朝早くから市場に行き ご自身で 買い付けに行き
ご自身で調理されている 素材も含め 良い気しか入っていない お弁当だと思います

文楽の空間で エネルギーを蓄えて 更に このお弁当を食べる事が 日々の暮らしを豊かにするように思えます

余り 書いてしまうのは良くないのですが
大夫さんも 人形使いの方も 三味線の方も 過酷な環境で 芸を磨き 披露して下さっていますので

一部と二部 通しで行くより 前半だけ行き 日を改めて二部に行く方が 本来の素晴らしさを感じられると思います

歴代 舞台で亡くなった方も 数人いるらしく 魂を削って 芸を披露して下さっている様にも思います

それでも 皆さん 茶目っ気がある方が多く
興味のある方がいたら その方の前で 見栄を切ってしまうらしいのです

本来なら 真ん中の 上手(右より)で見栄を切るらしいのですが
今回 少し 段取りが違い ベテランの方が そうしてしまうと 若手の方が 意味もわからず それに従い セットの方達も 被害を受けるらしいのです

裏方の方々も 演者の動きに瞬時に その都度対応するのも 素晴らしい
皆で作り上げる舞台 是非とも お勧めです

今回は 子供のお陰で 目の前で 見栄を切るのを見せてもらい 良い 誕生日のプレゼントを頂きました

余談ですが 人形の三人使いと言うのは 世界的にも 類をみず 戦火の馬 の舞台でも 文楽からインスピレーションを得て 取り入れられたそうです

外国のが その素晴らしさに気付いたのに 日本人が知らないのは 勿体ないと 今回の観賞で感じました