無限の大宇宙の中に無数に存在するエネルギー体の中の一つにしかすぎなかったその存在が、特殊な進化を果たし創造主となる過程において、彼は夢のエネルギーを熱く熱く燃えたぎらせていた…


彼はあまりにも膨大な夢のエネルギーを持っていたため、周囲の無数のエネルギー体は結末を恐れ『やめろ!』と忠告し彼から遠く離れ、彼の周りには真空が広がり、恐怖感と疎外感がはびこり、壊滅するほどの寒さとなっていた…


それでも彼は夢のエネルギーを燃やし続け、加速させていった…

そして、ついに彼の内でインスピレーションが1粒の核となって凝縮した…


その時、彼の前に愛のエネルギー体が現れ、彼の周囲の真空、冷たさ、暗闇を満たしたいと申し出てきた…


そして、彼の内で全てが加速し、ついに物質次元の地球が誕生した…


・・という流れで地球及び物質的世界は創造されたのだとアナスタシアは語る…



この話において、宇宙に無数に存在するエネルギー体のうちの1エネルギー体にしかすぎなかった彼が、創造主となれたのは…

つまり、地球及び物質的次元を作り出すことができたのは…

その過程で最大の働きをしたのが "夢" というものであり、彼は "夢" を大事にしていたわけです…


創造主により、創造の秘密は明かされていないわけですが、創造における最大のポイントは "夢" だということです…


自分としては、夢というものは無理矢理作り出すものではない…

ある時突然フラッとやってくるものだと考えています…

突然やってきても、それに気付けるだけの繊細さを失っていないことが大事なんじゃないでしょうか…

あまりに突拍子もなく、容易には実現しそうにないような夢であっても大事にするべきではないでしょうか…


彼が創造主となる過程において、もう一つのポイントが彼の空白部分を埋めた "愛" のエネルギー体の存在です…


アナスタシアは、創造主のことを彼と呼んでおり、男性性の存在として語っています…

対して愛のエネルギー体については、女性性の存在として語っているようです…


つまり、地球及び物質的次元が創造されるために、夢と情熱と愛が必要だったことになるわけです…


自分としては、宇宙に無数に存在しているエネルギー体たちは男性性の存在なのではないかと考えています…

彼らには "夢" がなく、夢に付随する感情である "情熱" もなく、それゆえ "愛" を招くこともなかった…

それゆえ彼らは真の創造をすることができず、創造主の真似事をするのみであった…


何とも痛い話ではありませんか?

何が痛いって?

そりゃ、現在の地球上のシステムというものは、"夢" というものをあまりに軽視しており、夢を大事にと言ったところで "夢" そのもののすり替えが行われていたりしますから…

実現性のない夢を抱くことは、バカ者扱いになってしまいますから…


また何が痛いって、この話から分かることは、"愛" というものは、究極的に夢に情熱を燃やし続けたその果ての限界を超えたと思われる地点にならないと現れないという、かなり辛い事実です…

"愛" ってものは、そんなに甘っちょろいものではないという厳しいお話です…


地球創造とまでは行かなくても、何かを作り出すということは、そんなに容易ではないということでしょう…


皆さん、夢を大事に❗

夢を舐めちゃいけません…

夢を捨てちゃいけません…




フランソワーズ アルディ

le soir