" 幸せは、なるものじゃなく

感じるもの "

という言葉を聞いたことがありますが・・


勇造さんによれば、

幸せは、空から落ちてくるものなのだと・・


自分としては、

幸せは守るものではないと思う…

幸せをがんじがらめにして、

頑丈な金庫に閉じ込めても、

そこに、幸せは居てくれないだろう…


今の世の中・・

幸せをパッケージ化し、

販売しているのではないだろうか?

しかし、中身は空っぽだろう…

なぜなら、幸せは、

閉じ込めることができないから…

高学歴や高収入だったとしても、

そこに幸せがあるとは限らない…


高学歴であるなら、

そこに幸せがありますよと、

子供たちを騙す教育・・

逆に、子供たちの、

今現在の幸せを奪うだけでなく、

未来の幸せをも奪うことになってはいないだろうか?


幸せは、なるものではなく、感じるもの…

幸せは、空から落ちてくるもの…

幸せは、閉じ込めることができないもの…


この曲は、70年代の初め頃に作られたものだろう。

私は、まだ、その頃幼なかった。

勇造さんが、うぐいすの鳴き声を聴いたその2月の朝・・

おそらく、その瞬間、

全世界が、その一瞬だけは、

平和だったのではないだろうか…

私も、幼いながらも、

その一瞬、同じ世界にいた…


この曲を聴くと、

勇造さんが、その瞬間感じた幸せを、

全世界が平和だった一瞬を、

思い出させてくれる…


うぐいすが鳴いたよ

豊田勇造


比叡のすそ野に
灰色のいらか
風に震える
つぼみが見える
真っ青な空から
落ちてくる幸せ
まるで冗談な2月の朝
うぐいすが鳴いたよ
うぐいすが鳴いたよ

正月のみくじは
大吉の一番
今年は厄年
数えの25
不吉な星の
影が3年
俺を包むと
人伝に聞いた
そんな朝
うぐいすが鳴いたよ
うぐいすが鳴いたよ

何べんも何べんも
夜がきて
何べんも何べんも
朝がきて
何べんも何べんも
冬がきて
何べんも何べんも
春がきて
そして今
うぐいすが鳴いたよ
うぐいすが鳴いたよ 

隣の窓から
女の声がして
うぐいすが鳴いたよ
ねえお母さん
俺は何だか
恥ずかしくなって
ギターをしまって
外では
うぐいすが鳴いたよ
うぐいすが鳴いたよ