ちびまる子ちゃんのナレーションで有名な、キートン山田さんの本を読んでみました。
順風満帆な人生なのだろうと、勝手に思っていましたが、かなり山あり谷ありな人生だったみたいです。
アニメブームが過ぎ去った、80年代始め頃には、随分大変だったようです。
やはり、色んな経験をされてきたから、引退しても、こうやって本を出したりすることができるのでしょう。
芸能界に限ったことではないですが、ゆわゆる、"じょ~きゅ~" と呼ばれる方たち・・
その方たちに言わせれば、"そ~いう生まれなんだから、しょ~がないじゃん!" なんて言いそうですが・・
その方たちにとっては、人生は平坦なのだろう。
いつでも笑って、へらへらしてても、何の問題もなく時間は過ぎてゆくのだろう。
"そりゃ街は大騒ぎだぜ "さんや、"生きてるだけで丸儲け "さんなんかは、実力で芸能界をのし上がったことになってますが・・
それって、ホント?
確かに、ある程度の実力はあると思いますよ。
だけど、何十年も、あの厳しい芸能界のトップを走り続けるなんてことが、一個人でできるほどの才能は、感じられませんけどね・・
"そ~いう生まれ" というのは、確かにそうなんだけど、そ~いうところに生まれたいっていう願望の持ち主のなせる業なのではないですか?
そ~いうところに生まれて、人生楽したい・・
そ~いうところに生まれた方が、人生やっぱり有利だよね っていう思考・・
だけど、ホントの実力がない者たちが、そういう身分に生まれて、分不相応にメディアに持ち上げられ、露出してしまうのは、見るに堪えないですよ・・
そうだろ?
衛門さんよ?
片や、キートンさんは、この本の中で書いておられるが、
"みんな信じてくれないかもしれないけど、僕はしゃべることが本当に苦手だから、これでもうしゃべる仕事をしなくていいんだ、毎日声の調子を気にしなくてもいいんだ って正直ホッとしている。"
・・この正直さがいいですよね。
やっぱり、人生は山あり谷ありなものなんだよね。
ゆわゆる"じょ~きゅ~"さんみたいに、平坦に造成された団地のような、或いは、綺麗に敷かれたレールの上だけを走るみたいな人生はね・・
ニ ・ セ ・ モ ・ ノ
なんですよね。
でも、自分自身に山あり谷ありがやって来るのは、やっぱり大変だし、辛いですが・・