2009年、パラレル世界に迷い込んだ男が、パラレル世界のビートルズの音を持ち帰った。
聴いてみたが、こりゃ何だ?
妥協の産物?
真偽の程は定かではないが、仮に本物なら、この世界の住人にはなりたくないと思う…
20数年前に、古本屋で見つけて読んだ本がある。ジョン レノンの雑用係を60年代末頃にしていた人が書いた本。
今は手元にないので、アマゾンで探してみたが、ない。
その本に書いてあったのだが、その人はビートルズ解散の瞬間を見たそうだ。
69年の年末のことだと…
ジョンとポールが二人て部屋に入り、しばらく話していた。
その人は、廊下で待っていたそうだ。
かなり時間がたったころ、二人の怒声が聞こえてきたと。
ポールは、今すぐにビートルズはツアーに出るべきだと主張。
それに対しジョンが激怒し、口論に…
ついに、ジョンが怒り沸騰の状態で部屋から飛び出してきたと・・
その後、ジョンはデンマークに行ったそうだ。
ある農場の片隅にある小屋に1週間ほどこもっていたと。
雑用係のその人も、一緒に行ったのだそうで、小屋にこもるジョンに食料を届けていた。
ある時、小屋に行くと、ジョンが剃髪しており、スキンヘッドになっていて驚いたのだと。
その雑用係いわく、その日からジョンの全人格が変わったようだと…
1970年1月始め頃のこと…
その後ロンドンに戻ったジョンは、インスタント カーマという曲をシングルとして出しているが、PVでのジョンは、まだ髪がかなり短い。
で、何を言いたいのか…
ポール ウェラーも、ビートルズが解散してくれてよかった… と言っていますが・・
散り際は美しくなければね…
思い切り咲いて、きれいに散る…
パラレル世界のビートルズは、思い切り咲かなかったのだろう…
だから、散ることなく、だらだらと続いていったのではないか…
そんなことを感じさせる、パラレル世界のビートルズの音だった…

