建物を造るには、圧縮に耐える材料をメインに使わなければ、通常は造ることはできない。

だが、テンセグリティ構造では、引っ張り材を前面に押し出した構造となっている。

人間の体で、筋肉は圧縮には弱いが、引っ張りには強い。

人間の体の構造も、テンセグリティ構造を取り入れているのだそうだ。


圧縮に強い材質は固い。

固い材質のものを長くすれば、折れやすいものとなってしまう。

だから、人間の体は、短い骨を、筋肉で連結させる構造になっているのだろう。