低身長の原因はいろいろとあります。

主な原因と調べる方法についてまとめましたので、参考にして頂けると幸いです。

 

 

低身長は「背が低い体質」が多くを占め、

 

「低身長=病気」というわけではありません。

 

しかし、中には身長の伸びに必要な「成長ホルモン」の不足が

原因の場合もあります。

 

また、まれではありますが思い病気が隠れていることもあります。

 

原因を明らかにするためには、専門医の診察や詳しい検査が必要になります。


 

<低身長の主な要因>

●病気とは考えにくいもの 体質性・家族性、未熟児で生まれたなど

 

●妊娠期間(在胎週数)のわりに小さく生まれて、その後も伸びが遅い

(SGA性低身長症)

 

●成長を調節するホルモンの異常

成長ホルモンの不足、甲状腺ホルモンの不足など)

 

●染色体の異常

ターナー症候群、プラダ―・ウィリー症候群、ヌーナン症候群など)

 

●骨や軟骨の異常(軟骨胃栄養症など)

 

●心臓、腎臓(慢性腎不全による低身長症)、肝臓、消化管など内臓の病気

 

●心理社会的な要因(愛情遮断症候群など)

 

●睡眠・栄養・運動の状態が悪い

 

※緑色の文字で示したものは、基準を満たせば成長ホルモンによる治療が可能です。

 

<低身長の原因を調べる方法>

 

【一般的な検査】

●身長・体重の測定、身長の診察

 

●問診

 

●骨年齢測定(手と手首のレントゲン撮影)

 

●成長曲線の作成

(必要に応じて)血液検査・尿検査

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【精密検査】

●成長ホルモン分泌能検査

 分泌刺激試験(負荷検査)

 夜間睡眠時検査

 

●染色体検査

 

●脳のCT,MRI検査

 

 

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