たとえ親子でも、意見が合わずに衝突するのは当然のこと。時には激しい口論になり、何日も口を利かないなんてこともあるだろう。

しかし、我が子を肥満にさせたくなければ、少なくとも幼少期の母子間の喧嘩は避けたほうが良いかもしれない。最新の研究では、幼い頃の母子関係の悪さが子どもを肥満にするということがわかったそうだ。

オハイオ州立大学のサラ・アンダーソン教授は、1000人の母子を対象に、子どもが幼かった頃の絆の強さや仲の良さを調査した。さらに、彼らが15歳に成長した時の肥満度も調べた。

すると、15歳で肥満になっていた人の26.1パーセントは、幼い頃に母親と良い関係を築けていなかったことが判明した。それに対し、良好な母子関係のもとに育ってきた人ではわずか13パーセントにとどまったのだ。

つまり、子どもの頃に母親と良い関係を築けなかった人が15歳で肥満になる可能性は、そうでない人と比べると倍になっていたのである。

教授によると、「思春期の肥満に影響を及ぼしているのは、食生活や運動習慣だけではないのです。幼い頃に、母親と精神的に良い関係を築けるかどうかが、後の健康状態にも大きくかかわってくるのだと考えられます」とのこと。

親との関係が上手くいかないことは、子どもにとってかなりのストレスになるもの。どんなに仕事や人間関係に疲れていても、我が子との関係を良好に保つ努力は欠かさないようにしたいものだ。子どもにあたるのはもってのほかである。