突如として思い付いたお話です。もしキョーコがショータローに誘われて東京に行かなかったら?と言うお話を考えました。

そして、偶然コーンと再会したら?と言うifストーリーかつちょいとパラレルなお話でもあります。

まずはキョーコsideから見た展開です。では、どーぞ!

⚠️「」→日本語。『』→英語。

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"キョーコ俺と一緒に東京に行ってくれないか"


ある夏の日、そうショーちゃんは言ってくれた。

私はショーちゃんの夢を応援すべく、中学校を卒業したら一緒に上京しようと決意したんだ。


そのまま夏休みに入り、皆が受験勉強に勤しんで夏休みも塾に通ってる中、私は高校受験はしないで上京後は、働いてショーちゃんを支えようと決めていたので塾には通いつつも受験勉強はしなかった。


女将さんが私が高校受験するものだと思い込んでいたので、旅館のお仕事はそんなに手伝いしなくても構わないからって受験勉強しなさいって言ってくれたのもあって空いてる時間があったので、上京後にアパートに住むための準備金を稼ぐ為に年齢を偽ってコンビニのアルバイトをしていた。


そんなある日、バイトのシフトもなく旅館のお手伝いもなく塾にも行く日ではなかった日がたまたまあった。

私は、実家に行って少しずつ荷物をまとめようと久しぶりに実家へと戻っていた。


相も変わらず、だだっ広い家。私の実家は、母の産まれた家でもある。

最上家は、戦国時代より少し前の室町時代後半辺りに東北の方から移り住んできた武士の家系らしい。

今でも、東北に"最上氏"と呼ばれる豪族の末裔が住んでると言う。私の家は、そこから枝分かれした家なんだって。


この広い武家屋敷には、剣道道場もある。昔、祖父母が生きてた頃はまだ道場もやっていたらしい。

今は、誰も教える人がいないから閉めてしまっている。


アチコチ、痛んでもきてるし。表向かいのお家もかなりデカイお屋敷。しかも警官が常駐してる。

当たり前よね…厚労大臣の実家なんだもの。久しぶりに実家へと帰ってきたら、常駐してる警官に挨拶されたので私も挨拶して家に入った次第だ。


自分の部屋に入って、取り敢えず必要最低限な物を大きめの鞄に入れ始めた。


「よしっと、こんなもんかな?後は…そうだ!コーンの石!」


私は、宝箱の中からコーンから貰った魔法の石を取り出した。


「エヘヘ、コーン元気にしてるかな?」


部屋の窓から差し込む太陽の光に当てて昔の事を思い出していた。


ふと私は、久しぶりにあの森の奥の小川に行きたくなり荷物整理を終えてコーンの石を持って家を出た。


「コーンいたりして。会えるかな?」


私は、家の近くの森の小路に入り足早に歩いて懐かしい森の小川へと足を進めていた。

するといつもコーンと会っていた辺りに近づいて、人影を発見。もしかして…と思って…


「コーン!?」


私は思わず叫んでしまった。するとそこにいた人は、振り返り私の事を驚いた顔で見てきた。


私は、太陽の逆光で髪の毛がキラキラと輝いていたものだから最初コーンだと思ってしまったけど……ん?

良く見ると、髪の色が黒い……別人であることに気付き慌ててしまい即座に謝った。


「あ、ああああの!すみません間違えました。人…じゃない、妖精違いでした💦」


私は、変な謝り方をしてると手にしてきたコーンの石を落としてしまい、そこにいた背の高い男性に拾われて、その石をジーっと見つめると今度は私の事をジーっと見つめてきた。


「もしかして…君、キョーコちゃん?」


いきなり私の名前を呼んだ。


「え…?あの私と何処かで会ってますか?確かに私の名前は、キョーコですけど?」


私は、男性の顔を見ても見覚えがなかった…でも何となく初めて会った気がしなかった。


「この石、昔ここで会った女の子にあげたものなんだけど…あのキョーコちゃんで間違いないかな?俺、コーンなんだけど気付かない?」


男性は、自分はコーンだと言ってきた……はい?


「何言ってるんですか?貴方は、人間ですよね?私が会ったコーンは妖精の王子様なんですよ!」


私がハッキリとそう言うと、男性は腹を抱えて笑い出した。


「ぷっ……あははは!間違いないキョーコちゃんだね。君、まだ俺が妖精の王子様だって信じてたんだ。違うよ、俺は人間だよ。あの時は、まだ幼かったから純粋な君を騙したくなくて妖精に成り済まして演技してたけど、いつかまた会ったら人間だよって言おうって思ってたんだ。

でも中々、こっちに来ることがなかったから会えるタイミングがなくてどうしようかと思ってたけど、ラッキーだったよ。

丁度、京都でのドラマ撮影の仕事が入って時間が空いたから懐かしいこの場所にちょっと寄ってみたんだ。

まさかキョーコちゃんと再会出来るとはね。」


男性の話に私は、首を傾げてしまい……


「コーンなの……?でも髪と目の色が違うもん!コーンは、キラキラした金髪で光加減で茶色くも見える綺麗な緑色の瞳してたわよ!貴方は、黒髪黒目じゃない!」


「これは、染めてるんだよ。目には黒のカラコン入れてるんだ、今ちょっと外すから待っててね。」


すると近くに置いて会った肩掛けショルダーバッグの中からコンタクトケースを取り出して、目に手をやって何かし始めた。

少し時間が経つと、目に入れていたコンタクト?を外して前髪を右手で上げて目を見せてきた。

その目の色は、コーンと同じ緑色をしていた。


「え……本当にコーンなの?」


「良くおままごとしたよね。キョーコちゃんがハンバーグ屋さんの店員さんになって俺がお客さん役やって。宙返りすると凄く喜んでくれて拍手してくれて、アイス分けあったり、俺があまりの暑さに熱中症になりかけた時ハンカチ濡らして介抱もしてくれたよね。」


私とコーンしか知らない事を次々と話し出す男性。

間違いない!コーンだ!私は思わず、コーンを抱き締めまった。


「コーンなの?どうして人間だって言ってくれなかったの?ずっと私は呼んでたのに!会いたくて何度も何度も雨降る中も森の中でずっと泣きながらも叫んでたのに!」


私は、小学生の時に物凄く嫌な事があってどうしてもコーンに会いたくなった時があり雨が降ってるのにも関わらず森の中に入ってしまい母やお世話になってるショーちゃんのご両親にも心配させてしまった事がある。

因みに、そのキッカケを作ってしまったのは母の言動にあったことから私と母の溝が更に深まってしまったと言う経緯まである。

するとコーンは、いきなり泣き出した私を優しく抱きしめてくれた。


「ごめん……ずっと黙ってて。まさかそんな事があったなんて知る由もなかったよ。ちゃんと話していれば良かった。俺もちゃんと話すよ、本名もね。」


「本名…?コーンじゃないの?」


「正確には、クオンって言うんだよ。久しいに遠いって書いて"久遠"。あの時は、英語のニュアンスで言ったから"コーン"って聞こえたんだと思う。でも何か面白くて、それでもいいやって正さなかったんだ。ごめんね、フルネームは"久遠・ヒズリ"と言います。

今は俳優業とモデルをしていてね。芸名は、敦賀蓮って言うんだよ。でも本名と素性は、隠して活動してる。

出来れば、キョーコちゃんも誰にも話さないで欲しいんだけどいいかな?」


久遠・ヒズリ……あれ?その名前って、ん?確か同じ名字の家が近くの地区にあったような?

社会の授業の中に地元の郷土史を習うのがあってその中にそんな名前があった記憶がある。


「ヒズリって、漢字で春の七草の繁縷(はこべ)って書いて呼んだりする?」


「よく知ってるね、そうだよ。」


私達は、小川の畔にある岩場に腰掛けて話を続けた。

彼が日米ハーフでハリウッドで活躍する俳優、クー・ヒズリさんとトップモデルのジュリエナ・デュリスさんの間に産まれた一人息子であること。


幼い頃から、お父さんに憧れて自分も俳優になりたくて子役をしていたこと。


でも母方のイトコに邪魔されて、嫌がらせや暴力を受け続けて、兄のように慕っていた人が自分達のイザコザが原因で事故に遭って亡くなってしまったこと。


イトコに邪魔されたくなくて、本来の姿を封印して髪を染めてカラコン入れて名前も変えて、イチから父親の故郷である日本で実力で芸能活動するために来日したこと。


全部話してくれた。


「そんな事があったんだ……。それにしてもそのイトコさん?セディさんっていうの?とんでもない性格してるわね!何よ何人にもなれないミュータントって!

コーンは、日本人にも欧米人にもどっちにもなれてるじゃない!親のネームバリューって何よ!あんたこそ、両親やお祖父さんの名前使って活動してるようなもんじゃない!典型的な七光りなのはあんたの方や!許さへんで~~😈」


最終的に私は、会ったこともないセディに対して一方的な怨みを持ってしまいぶちギレてしまった。

その様子にコーンは、ちょっと後退り。


「もしもし~キョーコちゃん?そんなに怒らなくても…それに京都弁になってるよ😅」


私は思わず、ハッとしてしまい。ぶちギレた様子を見せてしまった事を後悔してしまった。項垂れていると…


「まさかそんなに怒ってくれるなんてね。ありがとう、そんな人初めてだよ。」


後ろから頭をナデナデしてくれて、優しい顔で言ってくれた。


「そうだ。本名も明かした事だし…次いでだから、家くる?キョーコちゃんが歩いてきた逆方向にも小路があるんだけどそっちの方に父さんの実家があるんだ。今、そこに一時期的にお世話になっててね。祖父母や伯父さん一家と曾祖父母が一緒に住んでるんだ。会ってみない?」


コーンがそう言うので、ちょっと会ってみることに。

確か…繁縷(ひずり)家って、昔朝廷に仕えてた由緒正しい神官の家系だって郷土史に載ってたような……?

そんなお家に、私なんかが行ってもいいのかしらね?こっちも一応長年続く家系ではあるけど一介の武士の家系よ。

豚に真珠ってな感じよね。

しかもこんなラフな格好で来ちゃったし~😓

因みに、ノースリーブのシャツに楽なデニムワンピースを上から着てる。


そんな事を思いつつ、私はコーンに案内され森の中の小路を歩いて出口辺りに出ると、綺麗な山里に着いた。

所々に少し大きめな家と商店が数件建ち並んでいる。良く見ると、大きな鳥居のある神殿造り風の大きな神社もあった。


「わぁっ……綺麗な田園に色んなお花が沢山咲いてる!こんな素敵な山里がこんな近くあるなんて知らなかった。」


「この村って、昔は隠れ里でもあったらしいよ。ここら辺に住んでる人達の大半は俺の親戚達でもあるんけど。現在は、県外や都市部から田舎暮らしに憧れて移住してきて暮らしてる人も増えてるんだ。ちょっとした隠れスポット的な観光地にもなっていてね本数は少ないけど町まで毎日バスも出てるし、神社の近くに長年続く老舗温泉旅館もあるんだ。

あの山の天辺には、湖もあるよ。夜になると満天の星空がまるで鏡のようになって映って幻想的な景色が見れるんだよ。」


コーンが村の説明をしながら、こっちだよと言って左手を出してくると、私はコーンの手を取って繋いできた。

ちょっと恥ずかしかったけれど何か嬉しくて、コーンの顔を見上げると互いに笑って手を繋ぎ歩き始めた。


近くで農作業をしていた、60代くらいの男性と目が合い私達が軽く会釈すると向こうが驚いていた。


「あれ?悠人くんか?その子誰や、彼女かいな?」


その言葉に私達は、ズルッとこけかけた。悠人って…何か聞き覚えのある名前のような?はて?何処でだっけ?


「あのう……俺、悠人じゃないですよ。似てるけど違います身内ではありますけどね😅」


「へ?そうなんか?誰の身内や夏樹か?冬馬か?秋人か?それとも季子ちゃんか?」


色んな名前が出てきた。その中の秋人って言う名前に私は反応。


「秋人……ってあれ?お祖父さんの名前と一緒だけど偶然かな?」


私がそう言うと、そのおじいさんが更に反応。


「へ?もしかして…ちょいとお嬢ちゃん、名字何て言うんや?」


「え?最上ですけど?」


「はい?最上剣道道場か?向かいの家、今厚生労働大臣やってる神条大臣の実家だったりせえへんか?」


おじいさんが私の実家の事や真向かいのお家の事を話したのでビックリ。


「はいそうです。よくご存知ですね、もしかして亡くなった祖父母と知り合いだったりします?」


「知り合いも何も親戚や。お祖父さんの秋人の方のな。ワシは秋人の従兄弟やで父方のな。名字は、繁縷や。秋人は、繁縷の本家の次男坊やから最上家に婿養子に行ったんや。お祖母さんの名前ヨーコさんやろ?」


その話しに、コーンと私は口が空いてしまい驚いてしまった。確かお祖母さんの名前も合っていた。


「あ、あれ?って事は、私とコーンって親戚ってこと?どう言った関係になるの?」


私が驚きコーンを見上げて聞くと、少し戸惑いつつ言ってきた。


「えっと~俺のお祖父さんの名前を出さなかったって事は、おそらく…又従兄妹になるのかな?俺のお祖父さん、本家の長男だから😅。お祖父さん同士が兄弟って事になるね。まさかの親戚だったなんて…💧」


「はい?長男の春臣の孫かいな!悠人くんとはイトコってことかい。はて?晴臣の息子は、長男の奏(そう)くんと次男の箜(くう)くんと三男の洸(こう)くんやよな。奏くんの息子は悠人くんやし……洸くんには、娘さんしかおらんし~?となると次男坊のアメリカで俳優やっとるクーしか残っておらへんやないか。

奥さん、完全に外国人やなかったっけ?お前さん誰や?」


グイグイとくるおじいさんが詰め寄ってくると、私達のもとへとドドドドド!っと走りよって来る人物達が来たのだった。


「何しとんねん久遠!そんな顔さらして何平然と歩いてるんや!外出るときはあれ程変装しろと言ったやないか!」


「俺と同じ顔さらして歩くな!説明すんのメンドイやで!」


白髪のおじいさんと、コーンにそっくりな男性がもう一人表れた。


に続く。

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またしても親戚ネタで突如として思い付いたお話です。

if&ちょいパラレルストーリー。


そして私の考えたオリキャラ、久遠のイトコの悠人君も当然出ます。

一応短編ストーリーでお届けする予定です。

また途中で変わるかも(笑)