今回のお話は、完全オリジナルキャラの人物から見たお話です。ではどーぞ!
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「おはよーございます!叔父さん…じゃなかった店長!」
「おや、希美ちゃん。今日も早いな、おはようさん。今日も宜しゅうな。」
「はい!宜しゅうごさいます!」
私は、元気良く従業員専用の出入口からお店に入った。
すると店長がプッと笑いだしながら言ってきた。
「無理してウチラと同じ京都弁で話さんでもええって。帰国子女なんやから普通に標準語で話せばええのに。」
「う……やっぱり変😅?だって~両親も日本に帰ってきたら、急に変な日本語で話し初めてビックリしちゃったわよ。だから私も真似してみたんだけどね👅」
そう、私は純粋な日本人だけど日本生まれじゃない。
両親は、どちらも京都出身で同じ商社に勤めていて結婚した言わば職場結婚をした人達だ。
結婚して翌年に、イギリスにある海外支社に転勤して母も一緒にイギリスに移住。
そこで私は生まれた。国籍は、日本と英国の二重国籍。
因みに、母は私を産むときに会社を辞めて専業主婦になった。
あ、そうそう自己紹介を忘れておりました。私の名前は、藤原希美(ふじわら・のぞみ)と言います。年齢は、18歳。
日本で言うならば、高校3年生になるのかな?
私は、両親と共に今年の春頃に海外支社勤務から今度は、京都に父が勤める会社の本社があって、重要なポストに就くことが決まったから日本に帰国(?)して来た次第だ。
私にとっては初めての両親の母国。かなり幼い頃に来たこともあるらしいけど覚えていない。
イギリスのロンドン暮らしが長く、友達も沢山いて離れるのは嫌だったけれど…それでも両親と離れるのも嫌で結局私も日本へとやって来た。
地元にある私立高校への編入試験を受けて私は、通常ならば普通の全日制の方へ編入すべき所をその学校は通信制の学科も併設してる所だったのでそっちを選び編入した。
それには理由があった。だって、イギリスにいれば夏休み前の7月に卒業できたのに日本だと来年の3月まで待たなきゃ駄目だって言うんだもの!1年もまた長く学校に通うなんて~~最悪💦
産まれた月が4月だから、日本ではまた1年高校生活を送らなければならなくなる。
だから好きな事が出来そうな通信制にしてやったわ!
それに日本でのアルバイトも色々と経験してみたかったし。お金貯めたかったしね。
んなもんで、私は両親を説得して色んなアルバイトをしながら通信制学科へと通うことに。
それでいて1ヶ月くらい前かな?お父さんの弟である叔父さんが新しくパン屋兼カフェを開く事になってアルバイトを探してるって聞いて、身内特権ですぐ雇って貰えることになってオープン前の準備から働き始めていた。
元々、接客が好きな私にとっては天職だった。
オープンしてからお店は大忙し。次から次へと沢山お客さんがくるし、それと何故か芸能人のお客様が来ることが多くてビックリ。店長である叔父さんは、常にサイン色紙をレジ脇にストックしてある(笑)
何でも聞くと、京都の嵐山ってよくドラマやCMなんかの撮影に使われる事が多くて特に叔父さんがお店を開いた地域は色んな作品に使われるんだって。
私は日本の芸能界にあんまり詳しくないから良く分かんないんだけどね。今までサイン貰った人がどういうひとなのか。
先日も、若い夫婦とお子さん連れがお店の前を通りがかったので話しかけて見事お客様ゲットー!したと思ったら、トンでもねー超人気俳優と女優さんだったんだもの…更に夫婦かと思ってたら……
「どうもサイン書いてくれてありがとうございました。更に写真まで撮ってくれて。いやぁ、でもそうして見ると何かイトコ同士って言うよりも若夫婦みたいやな。
ホンマに京介君にそっくりやで。お父さん似なんやな、蓮くんって。その子も、響くんって言うんか?こっちも似てるわ。兄弟やのうて親子に見えるけどな(笑)」
「ははは…💦皆そう言うんですよね。ちょっと困ってます。ね?キョーコちゃん?」
「んもう~~~何で皆、そう言うんですか😳💦!?」
叔父さんと二人の会話を聞いて、私は耳を疑った。
そして三人が店を出ると直ぐに叔父さんのもとへ。
「叔父さん!あの二人って夫婦じゃなかったの?私てっきり…あの男の子もお子さんじゃないの!?それに芸能人なの!?あの二人って!?」
「へ!?なに言うとるんや、希美ちゃん。あの二人は、イトコ同士や。この辺りでは有名やで。しかもキョーコちゃんの方は、希美ちゃんと同じ年産まれだし。流石にまだお母さんって年やないやろ(笑)」
「え!?私と同い年!?うっそ~~大人っぽい!綺麗で可愛いし。」
マジですか!?
私は、その日アルバイトを終えて家に帰ると直ぐにパソコンでネット検索して調べてみた。
敦賀蓮さんは、若干21歳ながら(見た目少し老けてるけど)超人気の実力派俳優にして、全世界展開してる超有名ブランド『アルマンディ』の専属モデルもこなす人物。
数々のテレビドラマや映画の主演を演じている。
そして、叔父さんがキョーコちゃんと言っていたのは芸名『京子』。名字なしなのね、珍しいと思ったら日本では名前だけの芸名のヒトって多いみたい。
現在17歳で、幼い頃に子役経験もあり去年再び芸能界へと入ってきた。
主に役者業をメインにタレント活動と、最近はモデルや歌手活動までこなすマルチタレントとして人気者の女の子。
何かイジメ役のイメージが最初は強かったらしいけど、敦賀蓮さんとのウェディングCMのお陰でそれが払拭されて、CMのオファーが増えたってネットに載ってた。
新世代CMクイーンの異名を持っている。
しかも、二人がイトコだったとわね。何か正式に公表してる訳じゃないみたいだけど、もうかなりの人が知ってて周知の事実になってるみたいね。
「ふぁ~~凄い。特にキョーコさんって、私とは同い年とは思えないほどしっかりしてるし、それにこの!花嫁姿!良いなぁ~綺麗~~うっとりしちゃう(* ´ ▽ ` *)」
その日以来、度々キョーコちゃん(こっちが後産まれなのでちゃん付けで呼ぶようになった)は敦賀さんと一緒にお店に来るようになった。他にもドラマの撮影の時に現場に差し入れしたいからと大口の注文を入れてくれて叔父さんもウハウハしてたっけ。
意外とミーハーなのね叔父さんって😅
いつの間にか、レジ脇の壁には芸能人のサインが増えてるし。
ヒビキ君も時々、あと二人いる兄弟と一緒によくパンを買いに来てくれるようになって仲良くなったのよ。
そんなある日の事であった。
「今日わ~~。」
「いらっしゃいませ。あら?カケル君。今日は、ご兄弟でお買い物?」
「うん。あのここってケーキも売ってるけど、クリスマスケーキやバースデーケーキも作ってくれるの?日本のお祝いケーキって、丸いホールケーキが多いって聞いたんだけど…この店には置いてないから。聞きにきたんだ。」
あ、そっか。そう言えば言ってたわね。カケル君達も、帰国子女なんだっけ。この子達はカナダに住んでたって聞いてるけど。ん?ってことは敦賀さんもカナダで昔は暮らしてたのかな?
「ああ、うちの店ではホールケーキは注文制になってるのよ。普段お店に置いてるケーキは直ぐに食べれるようにカップケーキやショートケーキにしてるけどね。
もうすぐしたらクリスマスだから、注文が最近多くなってきてるのよね。でも早くしないと注文受付期間終わっちゃうわよ。明日迄になってるから。」
「うえ!?マジ?良かった~~聞きに来て。じゃあ、注文したいんだけどいい?あ、でも正確にはクリスマスケーキじゃなくてバースデーケーキなんだけどね。」
「え?バースデーケーキ?この時期に?何で?…………あれ?そう言えば、この前ネットで見たとき、キョーコちゃんの誕生日って12月25日……クリスマスだ!」
「そう、それ!キョーコ姉ちゃんのバースデーケーキ注文したいんだ。サプライズで驚かせようと思ってさ。OKかな?」
その話をすぐ近くで叔父さんが聞いてたみたいで、話に加わってきた。
「キョーコちゃんの誕生日ケーキ?ええよ。うちが作ったるわ!どんなのがええんや?」
「えっと……ちょっと大きいんですけど。こんなの作れます?」
そう言ってカケル君が一冊のノートを取り出した。
それを叔父さんと私が見たら……ちょっと唖然としてしまった絵が描かれてたけど…💧
「お、叔父さん……これ…作れる😅?」
「う…う~ん、何とか頑張れば作れない事もないけどな💦」
「やっぱり無理ですよね?ったく、カイとヒビキが調子に乗って描いたんですよ。これ。」
「ダメ?作れない?」
「キョーコママ、ビックリするのみたい!」
カイ君とヒビキ君が、目をキラキラさせて言ってくるもんだから叔父さんも断るに断れずにいると……
「よし!分かったわ!ウチもプロや!作ったる!!それに身内の頼みとあっちゃあ断るにもいかんしな!」
「え?身内!?」
「あれ?言っとらんかったっけ?最上家と藤原家は、遠縁やぞ。ほら、最上さんとこのお隣の同じ名字の藤原家があるやろ?あそことは親戚だしな。まあうちらとはかーなり離れた、うっすーーい血しか繋がってへんけど。一応親戚。希美ちゃんとこの子達とも一応繋がってるで。かなり昔のご先祖は一緒や。」
「え?そうなの店長さんって、藤原のおじいちゃんの親戚だったんだ。」
また、マジですか!?
ご先祖様が一緒って……おいおい。京都ってなんなのよ。
あちこちに親戚いませんか?
どっかこっかで血の繋がりがある家が見つかるって😅
まあ、それは置いといてっと。
何かあの二人って、普通のイトコ(希美ちゃんもイトコだと勘違いしてます)ってゆーより、恋人みたいだなぁと思ったのは違うかなぁ?
近所のお土産さんや飲食店の店員さん達も、皆二人が付き合ってるなんて噂してるし。
ヒビキ君が二人の子供なんじゃないか?なんて話も。
イトコ同士で付き合ってるって…そんなのあり?
まぁ日本の法律ではイトコ以上の関係なら結婚できるみたいだけど。因みに、イギリスとカナダもイトコ同士で結婚ってOKなのよね。
アメリカでは殆んどの州では禁止してるって聞いた事がある。
でも確かに二人ってお似合いだなぁって思ったのも事実。
イトコでもいいんじゃない?って。
そしたら今度は、キョーコちゃんの幼馴染の人気ミュージシャンの不破尚が大勢の前で告白して、カッコよく去ろうとしたら見事にスッ転んで笑われてたし。
偶然私もその場に居合わせてたもんだから、笑っちゃったわよ。
変な三角関係だわ。何なのかしらこの人達の関係って。
それにしても……私も彼氏欲しい~~~!!
→本編 39 へ。
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さてさて暫く更新してなかったお話をアップさせて頂きました。
オリキャラの希美ちゃんとパン屋の店長さんは、キョーコ達の遠縁筋である事が判明しましたね。名前も他の人達と被らないように色々考えました。
本誌の方では、一体どうなるのかモヤモヤしっぱなし。
コチラでは、二人はラブラブですので本誌のモヤモヤ感を鬱憤ばらしで書いております(笑)
さーて次回は、どうしようかな?