さてさて今回のお話は、珍しくショータローsideから見たお話で昔話になっております。
キョーコの親戚のお兄さんお姉さん達と、村雨くんとの出会い話です。では、どうぞ~( ゚∀゚)つ
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俺は京都にある実家に身を寄せていた……。
もう絶対に実家には帰らないと決めていたのに。
何の因果か、キョーコが主演するSPドラマにゲスト出演することになり地元が舞台になっていたので、仕方なくロケ撮影に挑んだら…まさかのキョーコの相手役が敦賀のヤローだったり、その弟役に配役されたけどNG連発しちまってそのせいで降板させられた挙げ句その役をあの!昔会った事がある、キョーコの親戚の兄ちゃんのユートにとられちまった!
その代わりに、ユートの敵役をやってくれ!って言われたから喧嘩腰になって思わず受けちまったし。
んでもまあ、アイツも気に食わなかったからな。それに敦賀のヤローも身内だったとは!
しかもユートは、キョーコの事を妹呼ばわりしてたし。
一体どうなってるんだよ!キョーコのヤツ!親戚なんか殆んど近くにいないと思ってたら、同じ町内に沢山いるじゃねーか!!
それなのに何で、赤の他人の俺んちに預けられてたんだ!?絶対におかしい!!
実の父親についても何も話さねーし。いつの間にか、冴菜さんも同僚と結婚までしちまって漸く家族で暮らすようになったと思ったら、今度は敦賀と実家で過ごしてるし!
ドラマの撮影ん時も、こうなったらユートと怠慢勝負してやろうと思って俺なりに暴走族のリーダーの役作りをして撮影に挑んだら…まさかの村雨泰来に子供の時の事を暴露されちまうし~~💦
アイツも昔、滋賀に住んでるキョーコの遠縁のばーちゃんの家に一緒に世話になったときに隣の家にいたんだっけ。
すっかり忘れてたぜ。何か最近、昔の知り合い(?)に出逢う事が多い。
しかも、あの!クー・ヒズリとも親戚だったとわな。
そのヒズリ家の親族って、どういうわけか敦賀に似たヤツが多いんだよ。
昨日もバッタリ地元の商店街にある老舗の和菓子店に甘いもんでも買って食べようと入ったら、そこの職人が敦賀にソックリだった!髪の毛は、コイツの方が短かったけど。
背丈も殆んど一緒だった。
話を聞いたら、ヒズリ家の親族が経営してる店だって言ってたな。その職人ってのが、キョーコと敦賀とユートのハトコの兄ちゃんだってのも驚いたし。
確か名前は…リューヤ、繁縷龍夜(ひずりりゅうや)だった。
年は、俺とキョーコより五歳年上の22歳。
画数多いし、歌舞伎町のホストみてーなスンゲー名前(笑)
そんときの会話がコレだ。
「あれ?キミ、松乃園の倅の松太郎やよな?懐かしいわ。覚えとるか?キョーコちゃんとウチと滋賀のカズマの家で一緒に遊んだことあるやろ?あんときウチもおったんやで。昨日、蓮くんが悠人くんと一緒に店にお菓子買いに来てくれてな。いや~昔話に花が咲いたわ。」
ハハハと笑い俺に親しげに話しかけてくるし。
確かにユートだけじゃなかった。小学校2年生の夏休みの時だった。実家の旅館が繁忙期でその年は例年よりもかなり込み合っていて忙しく、両親も俺やキョーコの面倒をみるのも大変で、冴菜さんも流石に大変だろうと言ってきた。
キョーコは、旅館の仕事手伝ってたけど。それでも小学生が働いてるって児童相談所に誰かが報告しちまったらしくて行政からの指導が入って怒られて結局、仕事から外された。
それで滋賀県の琵琶湖の近くに住んでるって言う、キョーコの遠縁のばあちゃん家に夏休みの間だけ俺も一緒に面倒みてもらう事になって世話になったんだよな。
その時に出会ったのが、キョーコのハトコだと名乗るユートとリューヤと、それよりも離れた三従兄弟(みいとこ)って言うらしいカズマとハルカの兄妹だった。
↓ここより回想シーンとなります。
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「こんにちは、キョーコちゃん。僕は最上リューヤ(龍夜)。これは弟のユート(悠人)。僕たちは、ハトコのお兄ちゃんになるんや。松太郎くんも宜しくな。」
「んで俺らは、ハトコの次のミイトコって言うんやけど、磯崎カズマ(一真)と妹のハルカ(遥香)や!よろしゅうな!」
「よろしくねキョーコちゃん。私妹欲しかったんや。男の子ばっかで女の子私達だけやから仲良くしようね。」
「え、えっと…😳💦最上キョーコです。夏休みの間だけですけど宜しくお願いします。お兄さん、お姉さん。」
キョーコは、照れながら挨拶するとハルカって言う姉ちゃんが頭を撫でてきた。
この時、リューヤ達はどういうわけかヒズリ姓じゃなくて最上姓を名乗っていて兄弟だと嘘ついていた。理由はわかんねーけど。
「ふーん…てっきりキョーコって、親戚いないと思ってたのにな。いるんじゃん、なんでコッチに預けられなかったんだよ?」
俺は挨拶もせずにしれっとキョーコに聞くと、その態度が気に入らなかったらしくて一番年上のカズマって兄ちゃんが俺の頭をこついた。
「いって~何すんだよ!いきなり!」
「態度が気に入らへん。ちゃんと挨拶せーへんか!キョーコちゃんを見習え!」
「う……💦わかったよ、よろしくお願いします。」
俺は渋々、挨拶をして世話になる部屋に案内されて廊下を歩いていた。しかし、デケー家だな。
隣には、美容室があるけどそこも結構広くてオシャレなデザインだし。東京にあるような店じゃんスンゲーな!
聞くと元々は、宮中っての?昔の天皇家に仕えた家で、よくわかんねーけど雅楽って言う今で言うミュージシャンやダンサーみたいなことやってた家柄なんだってさ。
明治に入ってからは、その仕事やめて美容関係の仕事に変えたんだって。
簡単に言えば、王室お抱えの芸能人みたいな仕事だったらしい。俺はそれを聞いて閃いた!
俺だって将来絶対に、有名なミュージシャンになってやる!ってな。
部屋に着いて荷物を置いてたら、縁側の方からガヤガヤする音に気づいてそっちに行ったら沢山人がいることに気づいた。広い庭には、バーベキューの用意がされてたんだ。
それとカズマ達と一緒にさっきまではいなかった、男の子が何人かいた。
「うおっスンゲー!沢山、肉が置いてある!」
「泰来!まだ食うなよ!!」
「わーってるよ兄ちゃん!でも早く食いてーな。」
「キョーコちゃん。早くコッチおいで!もう少ししたらパーティー始まるよ~~。」
「おーいキョーコ!これなんだよ?スンゲー人達だし、肉の量はんぱねーな😅」
「あ!ショーちゃん!あのね、お姉さんに聞いたらご近所さん達も一緒に毎年必ずこの時期になるとバーベキューパーティーするんだって。皆沢山食べるから、朝から準備で忙しくかったらしいよ。ほら!あれ見て!豚さん丸々1頭丸焼きしてるんだよ!凄いよね!!」
キョーコが指差した先を見たら、言った通り…豚が自動でぐるぐる回って直火焼きされてた……😓
「なんちゅー家だよ😅俺んちよりスゲーな。規格外もいいとこだな。ってーかソイツらだれ?ヨダレ出てるぞ、そっちのチャラい兄ちゃん。」
「ああ、コイツらはウチの隣に住んでる同い年の幼なじみの村雨昌貴(マサキ)とそのイトコの泰来(タイラ)や。コイツも夏休みの間だけ、マサキん家に世話になるゆーて来たんやって。チャラい言われとるでタイラ😁」
「チャラくて悪かったなくそ坊主。」
「んだと💢!誰がくそ坊主だよ!」
いちゃもんつけてきた、タイラと俺は口喧嘩をおっ始めたらキョーコが止めてきた。
「ちょ、ちょっとショーちゃん。やめなよ~💦皆で楽しくしよう。ね?あ、ほらカズマお兄さんのお母さんが呼んでるよ早く行かなきゃ先に食べられちゃうよ。
何でも皆、大食いの人が多いんだって~だからこんなにお肉用意してあるらしいよ。」
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その日の夜は、キョーコの親戚のおじさんやじいちゃん達が食べに食べまくって飲みまくって俺達をドン引きさせたのを覚えている。
キョーコも珍しく、スゴく楽しそうに笑顔で皆と和気あいあいと過ごしてたっけ。
うちにいて俺と遊ぶ事はあっても、あんまり学校では笑ってなかったもんな。
今思うと、俺のせいで学校だけでなく地域中の女子に嫌われてイジメ受けてたらしいからな。
そのせいで、あんまり笑ってなかったんだな。
だけど!それって、冴菜さんが赤の他人である俺んちに預けてたからだろ!何で親戚がいるのに、そっちの世話にならなかったんだ!?
その理由を後日知ることになるんだけど……あんまりにも唖然とする理由だったので俺も開いた口が閉じなかった😓
しっかし、アイツら~特に!敦賀の野郎~~~~キョーコのイトコだからって(この時のショータローは蓮をイトコだと勘違いしてる。)調子に乗りやがって!
外国から帰国してきた弟達と一緒に暮らしてるし。
しかも1番ちっこいヒビキってガキんちょなんか殆んど見た目親子じゃねーか!
偶然、街中歩いてたらキョーコも一緒になってまるで若い夫婦とその子供みたいに仲睦まじくしてるの見ちまって驚いたぞ。
周りにいた人達も何か微笑ましいなんて、ひそひそ話してたし。おいおい💦すっかり公認されちまってるじゃねーか!!イトコ同士だろ~~お前ら~~💦
どーすんだよ!これ!!
何でこんなにモヤモヤすんだーーーー!!
俺、どないしたらええんや!
キョーコに告白した方がいいのか!?
今さら言えね~~~~😣💦
(心の叫び)
数日後、俺はキョーコに会って思いの丈を言おうと思ってたけどトンでもねーことが起きちまって怪我させてしまった。
それが原因で暫く、事務所からも謹慎処分が言い渡されたし。実家で大人しくしてるしかなかったんだよな。
謹慎中に冴菜さんと旦那さんと鰐顔の伯父さんが俺の所にやって来て、中学生の時にキョーコに金を借りる際に書かされた誓約書を持ってきて金返せ的な事言われたし。
その時に、不破家にキョーコを預けた理由を教えてもらったんだ。情けねー理由だったけど子供の事を思ってたら、あながちわからない理由じゃなかったし。
結局、俺は今までアイツに借りていたのと貢がせた金額を合わせた金を用意した。けど…まだ返せてない。
どーすんだよ!俺!!
誰か助けてくれ~~~~!!
→本編 38 へ。
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珍しくショータローの心の叫びをテーマに書いた番外編でした。さっさと告白しちゃえば良かったのにね~(-.-)
そして、幼い頃のキョーコと親戚のお兄さん達に村雨くんとの出会い話を書きたかったってのもあります。
村雨くんって芸名でなく本名として、このお話では通してます。イトコのお兄ちゃんの名前も同じ左右対称の字にしてみました(笑)
そして更にキョーコのハトコのお兄ちゃんもう一人いたんですね。
和菓子職人の龍夜さん。画数の多い漢字で伸ばした呼び方ができる名前を考えていたらフッと浮かんだ名前です。
因みに、龍夜さんも結婚しています。奥さんと2歳になる男の子がおります。皆結婚が早い(笑)
それとカズマさん達、磯崎家もまた大食いの一族なんですよね。ヒズリ家に連なる一族の男性達には、大食い遺伝子が流れている設定にしてあるので(一部を除いて)。
男系の一族なので女の子が少ないっていうのもあります。
さて本編とどうやって繋げようかな?