久しぶりとなった、君ハピの更新と相成りました。
今回のお話は、キョーコの従兄弟のカケル君sideから見たお話になります。
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「おーい、カイ。これキョーコ姉ちゃんの所に持って行って。」
「OK!コレだけでいいの?何コレ、みそ汁は分かるけど白いお米……?なんかべちゃべちゃしてない?」
「ああそれ、お粥って言うんだよ。日本での病人食なんだってさ。サイトでレシピ見て作ったんだ。
ほら、一昨日の仕事中に怪我しちゃったろ?それでも退院した日から仕事してるし無理してるからなぁ。
その怪我が原因で少し熱が出ちゃったみたいだから食欲ないんだってさ。それでも薬も飲まないといけないし、何か食べさせないと。今、蓮兄ちゃんが付いてるし。っとあれ?ヒビキは?」
周りを見ても、一番下の弟のヒビキがいなかった。
これはまたいるな。と思い、カイと一緒に俺は社さんから聞いた疲労回復やストレスにも効いて良いと聞いた、豚肉の生姜焼きと桃缶から出した桃とミカンを剥いて一緒に混ぜてガラスの器に移して、食後に飲む薬と水をトレーに置いてキッチンから出た。
「それにしても、ショータローってヤツ!ボクも許せない!こんなことならボクも一緒に撮影所行ってれば良かった。」
「俺だって許せねーよ!友達とサッカーの試合観てたら、いきなり電話かかってきてキョーコ姉ちゃんが怪我して入院したって言われて慌てて帰って来たんだからな!」
そうキョーコ姉ちゃんは俺達、最上三兄弟の父方の従姉妹のお姉さんだ。
俺達は、日本ではなくカナダで生まれ育った帰国子女ってヤツなんだけど父さんも亡くなった母さんも日本国籍だから、日本とカナダの二重国籍になっている。
20歳になったら、どちらかを選んで22歳までに決めなきゃいけないらしいけど…それはまだ決めかねている状態だ。
まぁ、そんときになって決めりゃいいだろ。まだまだ先の話だし。
「蓮兄ちゃん入るよー。」
「いいよ。ほらヒビキ、皆来たからそろそろ離れないと。」
蓮兄ちゃんとキョーコ姉ちゃんの寝室になってる部屋の襖を開けると、やっぱりいた……。ヒビキが姉ちゃんにピッタリくっついて離れようとしてなかったんだから。
因みに、以前は畳に直に布団を轢いて寝てたらしいけど、今日学校から帰ってきたら家に業者がやって来ていきなりベッドがこの部屋に運び込まれた。
聞いたら蓮兄ちゃんが急遽、京都市内の家具店に注文して買っちゃったらしい。
キョーコ姉ちゃんの怪我の具合を見て、ベッドの方が寝かせやすいと判断したからだ。
しかもダブルサイズの大きいベッドだし……💧
多分、一緒に寝られるサイズを買ったんだろうな😁
高さも調整出来て寝ながらでも上半身が起こせる高性能機能付きのベッド。一体いくらしたんだろ💧?
こんなのポンっと買えちゃう蓮兄ちゃんってスゴいよな。
蓮兄ちゃんってのは、俺達のハトコのお兄さんでビックリすることに俺達の父さんにソックリな男性だ。
本名は、久遠・ヒズリって言うんだけど、お祖母ちゃんのお兄さんの孫になるんだけど……どういうわけか俺達の兄ちゃんだって皆に勘違いされている。
理由も聞いたけど、笑っちゃったよ!まぁその話は別にしとこうっと。
仕事で使ってる、"敦賀蓮"って言う名前の方が知られてるから皆そっちの名前で呼んでるんで俺達も真似して呼ぶようになった次第だ。
親戚のヒズリ家も同じ町内にあるんだけど、ウチより山に近い場所にあるらしく撮影所まで車でも結構時間がかかるってんで、キョーコ姉ちゃんの実家でもあり蓮兄ちゃんから見ると親族の家でもあるからウチから通ってるんだってさ。それで京都での仕事をしている時は二人で一緒に暮らしてるらしい。
「やっぱりいた。ヒビキ、キョーコ姉ちゃん病人なんだからあんまり迷惑かけちゃダメだろ。それと、ご飯作ってきたよ。少しは何か腹に入れないと。」
「ありがとうねカケル君。ほらヒビキ君も、もう大丈夫だから。ほら泣かないの。」
キョーコ姉ちゃんは、隣にピッタリくっついて泣きべそかいてるヒビキを宥めて頬っぺたにキスをした。
俺は、その光景を見てハッとしてしまった。
それは3年前、母さんがヒビキを産んで直ぐに病気で倒れて病院に入院してた時の光景と似ていたからだ。
あの時もカイが母さんにピッタリくっついて離れようとしなかった。父さんも始終付いて介護してたし。
「ママ……。」
カイも思い出したみたいで少し涙ぐんでいた。
「ん?二人ともどうしたんだ?ご飯作ってきてくれたんだろ?ありがとう。」
「う、うん。いつもキョーコ姉ちゃんが作ってくれてるから、レシピ見て作ったんだけど……口に会うかな?」
そう言うと、蓮兄ちゃんがベッドの脇からテーブルを出したので俺とカイはもって来たお粥と生姜焼きを載せた。
「うわっ……美味しそう😄これなら食べれるかも。良い匂いしてるし。二人ともありがとうね。」
少し頬を赤らめつつもキョーコ姉ちゃんが笑顔を見せてくれた。俺達は、その顔を見てホッとすると蓮兄ちゃんがレンゲで掬ったお粥を姉ちゃんに食べさせようとしてるのを見て俺達はヒビキを連れて慌てて部屋を出た。
「え!?皆どうしたの~?」
「やだ~おねえちゃんといっしょがいい~😭」
「おーいこら!二人とも廊下を走らない!!」
二人の声に振り返らず、ヒビキも嫌がったけど俺達は空気を呼んで部屋を出たつもりだった。
「ねぇ……兄ちゃん、蓮兄ちゃんとキョーコ姉ちゃんってさやっぱり恋人なのかな?えっと…たしか、日本ってイトコ以上の関係なら結婚できるんだよね?」
「多分、付き合ってると思うなアレは。だって寝室一緒にしてるんだぞ!」
そう、俺とカイは初めて二人と出会った時から察していた。何か二人って、父さんと母さんに目ためだけじゃなくて雰囲気も似てたからだ。
性格は、蓮兄ちゃんの方が柔らかい印象があるけど……本質は一緒なんだと思うな。
アレは、裏表のある性格と見た!
でもお似合いのカップルだと俺も思う。学校でも皆に聞かれたし、二人って付き合ってるのか!?って。
担任の先生や校長先生まで聞いてきたもんな(^_^;)
二人とも、超人気のある芸能人なもんで大変だよ。
因みに俺とカケルが通ってる、小学校と中学校ってキョーコ姉ちゃんの母校らしい。
担任の先生が姉ちゃんがいた頃の担任でもあったみたいで、俺が従兄弟だってしるとビックリしてきて少し挙動不審な動きしてたけど何だったんだろ?
まあ、それは置いといてと。
「もしかしたら近い将来、ハトコの兄ちゃんじゃなくて義理のイトコの兄ちゃんになるかもな😁」
「え?それってキョーコ姉ちゃんが蓮兄ちゃんと結婚するってこと!?」
「だめー!おねえちゃんとけっこんするのぼく~!ヒーくんだもん!!」
「「はぁ(ーдー)!?」」
ヒビキが両手を上げて頬っぺたを膨らませて怒ってきた。
「あのなぁ……ヒビキ?お前とキョーコ姉ちゃん年幾つ離れてるか分かる?15歳違いだぞ。お前が18歳の時、姉ちゃんは33歳!もうとっくに結婚して子供も産まれてるって!下手すりゃ、その子供とお前の方が年が近くなる可能性だってあるんだからな!」
俺がヒビキに認め教えると、今度はトンでもねーこと言ってきた!
「え~~じゃあ!おねえちゃんのこどもとけっこんする!ぜっーたいにおんなのこをうんでもらう!!」
ドゲシッ!!
俺達は、昨日テレビで見た新喜劇って言う番組内でコメディアン達がやってたズッコケとか言う行為さながらに思いっきりその場にズッコケてしまった😅
「お、お前なぁ~何考えてるんだよ。」
ヒビキの言動に呆れ果ててると、玄関からチャイムが鳴ったので開けるとそこには眼鏡をかけた中年の男性と結構美人な女性が立っていて、二人とも俺の事を黙ってジーっと目を見開いて見てきた。
「あのう…誰ですか?えっと、んん?何か父さんと少し似てるような?」
俺が聞くと、女性の方が口を開いた。
「貴方が、翔くん……?初めましてキョーコの母です。」
「え?叔母さん!?」
そう夜遅くにやって来たのは、父さんの妹つまり俺達の叔母さんだった。
→36 へ。
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暫く更新していなかったので、やっと更新することが出来ました。どう続けるか試行錯誤してたのと、体調があまり宜しくないのが重なってしまったからです。
何とか最終話までこぎ着けるように頑張ります!
さてこのお話に登場する、私が考えたキョーコの従兄弟達。
特に、ヒビキ君はお気に入りのキャラです。三歳くらいの男の子を想像してたらスキビの最新刊の中絵扉に久遠のちっちゃい頃が描かれていてコレじゃ~~!!
って金髪から黒髪で想像してしまいました(笑)
イメージ的に、ドンピシャでしたもの(*´∀`)♪
めちゃくちゃかわいい(*≧з≦)
さてさて次回は、どうなるのかな?
冴菜さんと藤堂パパがやっとこさ再登場しましたね。