能美さんと、そのお友達の皆さんと一緒に私はセルフ式のしゃぶしゃぶの食べ放題の店へと入り、食事会が始まった。
因みに、成人組と未成年組と両隣にテーブルは分けられていたけれど、能美さんは私と一緒のテーブルにいる。
「おーい皆!コッチの未成年組には酒すすめたらあかんで!!絶対にあかんからなぁ!ほなカンパーイ🍺✨🍺」
「カンパーイ🍺✨🍺!!」
「よっしゃあ!まず肉肉っと!!キョーコちゃんもたんと食いや!!元手とらんと!!」
「いや!野菜からだろ!」
「私サラダ取ってくる!」
「ご飯食べたい人、手上げて~!よそって来てあげるよ!」
「私ダイエット中だから、肉じゃなくて魚がいい!」
な、何か皆勢いが凄い……😅
あれよと言う内に、テーブルには多種多様のお肉から野菜にサブ料理が並べられ、勢いよくそれが食べられていく。
食べながら楽しくお喋りしたりと和気あいあいとその場の時間は過ぎていった。
「おお!京子ちゃん、子供の頃も可愛いじゃん。」
「せやろ!ほなこうすると面影あるやろ!」
能美さんが、私の髪の毛の両サイドを持ち上げておさげの形にすると皆がおお!と声を上げた。
見せてくれると言った、幼い頃に一緒に撮った写真を皆にも見せていたのである。
「ねえ、コッチの京子ちゃんの隣にいる男の子も親戚なの?なんか誰かに似てるよーな気がするんだけど。」
一緒のテーブルにいる、大学一年生のお姉さんが指差し聞いてきたのは、ショータローだった。
そう言えば、一度だけアイツも一緒にバーベキューに連れてった事があったわね。
「ん?ああソイツな。キョーコちゃんの幼なじみの坊主なんやけど…実は、歌手の不破尚なんや。本名は、松に太郎って書いてショータローって言うんやで。笑えるやろ、俺が名付けたあだ名は松之助や!ぶわっははは!」
「「え!?不破尚!?」」
「うっそーまじで?」
「京子ちゃんって、面白!親戚の兄ちゃんが敦賀蓮のソックリさんかと思ったら、幼なじみが不破尚って。」
「っつーか、本名笑える~~😂」
「ちょ、ちょっと能美さん💦あんまり個人情報話さない方がいいですよ!」
「別にええやんけ。それとその呼び方やめてくれんか?昔俺の事、ユート兄ちゃんって呼んでくれたやんけ。そっちの方がええわ俺。」
私が能美さんを認めると、名前かお兄ちゃんって呼んで欲しいなんて言ってきたもんだから何か恥ずかしくなっちゃって皆の前でしどろもどろになってしまった。
「ププっ、京子ちゃん可愛い💠」
「能美~調子にのったら駄目やんけ(笑)」
「コイツ一人っ子だからな。妹が出来たみたいで嬉しいんじゃね?」
皆も私達の事からかってくるし……💦
その後も、食事会は続き時間が気が付くと10時近くになってたものだから私は、そろそろお暇しようと能美さんに伝えると、他の皆もお腹満腹&泥酔状態になっていた💧
中には、イビキかいて寝てる人もいるし。大丈夫なのかな?これって。大学生のコンパって皆こういうものなのかな?
「よし!そろそろお暇するかぁ。俺も沢山たべたしなぁ。おーい皆勘定するで~~。」
そのあと、全員でお金を出し合ってお店を後にするとそこで皆と別れて、能美さんが夜も遅いし女の子一人で帰るのは危ないからと下宿先に送ってくれると言ってくれたので、甘えさせてもらった次第だ。
帰りは、タクシーを拾って下宿先のだるま屋に向かう車中で下宿してる事を話したら……
「何でお母さんと暮らしてないんや?親父に聞いたけど、冴菜おばさんも東京で働いてるらしいやんけ。」
「えっと…その……お母さんも仕事忙しいんですよね。だから余り手を煩わせたくなくて、中学を卒業して上京した時にアルバイトしてた居酒屋さんを経営してるご夫婦が下宿してもいいよってOKしてくれたんです。
芸能界に入っても、まだ新人ですから給料もそんなに高くないし。そのまま甘えちゃって未だに下宿してるんです。」
「ほえ~~キョーコちゃん、偉いなあ。その年でしっかりしてるわ。まあ、俺も色んなアルバイトしてるけど。両親に感謝せにゃいかんからな。学費は、出して貰ってるけど教材費くらいは自分で稼がんと!社会人になったら恩返ししようと思ってアルバイトして金貯めてるんや。」
ショータローと偉い違いよね。アイツよりよっぽど包容力もあって、甲斐性もある。
本当のお兄ちゃんだったら良かったのに……。
そんな事を考えていたら、だるま屋の前に着いてお店の暖簾も中に入っておりお店も閉店していた。
タクシーから降りると、能美さんがお世話になってる大将と女将さんに挨拶したいからと言って一緒にお店の中に入ってきた。
するとやっぱり、二人も目を見開いて驚いたけど関係性を話すと、少しホッとした顔をした模様だった。
少し話をして挨拶を終えると、能美さんは帰っていった。
そして次の日、まさか敦賀さんと能美さんがあんな所で鉢合わせするとは思いもよらずに1日を終えたのである。
→6 へ。
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本誌が発売されて、ACT.268に突入しましたがそこは無視してACT.267の派生妄想として続けます。
さて、一体何処で二人が鉢合わせするのかな??