久しぶりに『君ハピ』更新致します。さてさて新たに登場したキョーコの従兄弟達。一体どんな展開になるのかな?
今回は、キョーコsideから見たお話しになります。
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「えっと💦あれ?それじゃ伯父さんも帰ってきてるの?何処にいるのよ?伯父さん何処~~!?」


私が玄関から出て叫んでいたら、すぐ近くにスマホを耳に当てて電話をしている男性がいたので良く見たら…あれ?
『右京区役所』と書かれた作業服みたいな、上着を着てネクタイを締めてメガネをかけていてスーツのスラックスを履いている人がいたんだけど…髪は茶髪で顔がクー先生やソー伯父さんとも似ている人だった。


「あれ?もしかして、コー叔父さんじゃないですか?」


私が声をかけると電話が終わったらしくて、私と目があった。そう、その人はコーンのお父さんである俳優クー・ヒズリの弟であり、作家・九重日出晴先生の息子であるヒズリ三兄弟の末っ子の繁縷コーさんだった。
私から見ると、従兄弟叔父に当たる。"伯父"ではなく"叔父"。母よりも年下でもあるため漢字にするとそうなる。

この人だけは、普通の職種に就いており京都市右京区の区役所に勤めている地方公務員。因みに、観光課に在籍しているらしい。三人揃うと名前がソー・クー・コーとなり、子供の時からその名前でからかわれる事も多かったとか。


「ああ、キョーコちゃん。ごめんなぁ、いきなり3人を連れてきもうて。京介さんが区役所にいきなり現れたもんだから皆ビックリ!!顔が敦賀蓮にソックリやからなぁ。
もう区役所内も騒ぎになってもうたんで、うちが従兄弟だって知ってる人が知らせて来てくれたんで代わりに対処してたんやよ。
そしたら京介さんが、何か事情があって北海道に行かなければならんから息子達を宜しくたのむぞ!って言ってきて、そそくさと走って区役所から逃げてもうたんや。
もうどないしたらいいか解らんから、とりあえず上司に外出許可もろて最上家に連れてきたんよ。よかったわ家にいて。久遠君もおるんか?」


コー叔父さんが説明してくれたけど唖然としてしまった私。良くみると家のそばに区役所の車も停めてあることに気付いた。

「ええ!?区役所に京介伯父さんが来たんですか?で?今は何処に(?_?)」

そして私が右往左往してるとコーンもその話が聞こえてきたらしくて外に出てきたのである。

「コー叔父さん!京介さんがいたんですか!?どっか行ってしまったって…一体何が起きてるのかさっぱりなんですけど😓」

「何を考えとるんだかあれは💧久しぶりに会ったけど、まるで年取っとらんし化けもんか😨!?久遠君とあまり見た目変わらんかったで!本当に48歳かい!!」


周囲を見ると住宅地の為か殆ど人気がないので、コー叔父さんは、コーンの事を本名で呼んでるけど…。ちょっとヤバいかな?と思って家の中に招き入れ更に詳しく聞くことに。

それで全ての説明を終えると、コー叔父さんは仕事があると言うので区役所へと戻っていった。
私達は、その話を聞いて完全に項垂れてしまったのである。とりあえず私は、母に電話してその事を伝えると電話口でもかなり怒っている事が目にとれるように分かった💧
仕事があるため直ぐは来れないけれど、絶対に時間作ってコッチに来るから!とかなりの怒り口調で言ってたけど……なんか不安。

一応、鞠子伯母さんとソー伯父さんにもその事を伝えたらそっちは直ぐに行くから!と慌てていたし。

京介伯父さんの子供…始めて会う従兄弟達。三人兄弟。
長男の翔(カケル)君13歳。次男の櫂(カイ)君6歳。そして末っ子で三男の響(ヒビキ)君3歳。
お母さんがいないので聞いたら、末っ子のヒビキ君を産んだ半年後に病気で亡くなってしまったんだとか。

名前は、ユリカさんと言いヒビキ君を産んだのは38歳の時。今でも存命なら42歳、伯父さんとは6歳違いになる。
何でもロシアと日本の血を引く北海道出身の日系人らしいけど…あれ?伯父さんが行ったのって北海道よね?
コー叔父さんが言ってたけど……偶然かな?


「母さんが亡くなって三年経ったから、父さんが最上家のお墓にちゃんと納骨したいって言って帰国したんだ。
あ、それはもうお寺に行って俺達でやって来たよ。区役所に行く前に済ませてきた。
それで俺達も一緒に父さんの実家で暮らそうって言ってきてさ、カナダの田舎町でネイチャーガイドしたり写真館でカメラマンとして働きながら暮らしてたんだけど住んでた家も全部引き払っちゃったんだよな。
一応日本でも仕事あるから安心しろ!なんて言ってたけど…本当に大丈夫なんかなぁ?
俺達の学校の手続きも全部済ませてあるらしいけど。
後は、学校生活に必要な物を揃えるだけだからってこの書類と金渡された。それとこの手紙も。」


そう言って、長男のカケル君が編入手続きに必要な書類の入った封筒と手紙と、お金の入った銀行の袋を出して見せてくれた。
カケル君がいて助かった。日本語もしっかりしてるし、それに加え英語とフランス語にロシア語まで話せるかなり頭の良い男の子だ。


「おい……200万円も入ってるぞ💧これもしかして当分の生活費も入ってないか?」

「何か嫌な予感しかしない…😓私達に面倒押し付ける気かも……。」


ピンポーン🎵ガラガラっ!!ドドドド!!!


「すまん勝手に上がらせてもろうたで!!キョーコちゃん、久遠!京介君の子供達がいるって本当か!?どないな子や!?


物凄い勢いで廊下を走ってきて居間に入ってきた人物は、ソー伯父さんだった。続いて、鞠子伯母さんも少し足早にやって来た。


「あんた少し落ち着きや。子供達もビックリしてんちゃうんか?すまんなキョーコちゃん。」

鞠子伯母さんは落ち着き過ぎな気もするけど。
一方で、カケル君達はお菓子を食べながら私達と話していた最中だった。皆にとっては物珍しい京菓子に夢中になって食べまくる3人。もしかして…かなり食べるんじゃなかろうか?
ヒズリ家の血を引く男性は皆大食いが多いらしいし💧

それに末っ子のヒビキ君は、コーンがお父さんにソックリなせいもあって頑なに離れようとしないので仕方無く自分の足の上に抱き上げ乗せていた。
私の事もママなんて言ってくるし😳💦
ソー伯父さんは、そのヒビキ君をガン見して言ってきた。


「んな……こんなちっこい子までいるとは…😓」

「おじちゃん、だあれ?パパのトモダチ?エヘヘ😄」


その笑顔にノックダウンされてしまったのか、そのまま畳の上にずっこけてしまったのであった。

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何か一気に兄弟分が増えてしまった蓮くんなのですた(笑)
ヒビキ君に関しては、一見すると殆ど親子です。
蓮とは18歳も年が離れている設定にしてありますが…これには理由があります。

世間一般では、蓮はキョーコの伯父である京介さんの息子、つまりイトコだと勘違いされています。
そしてこのお話しの中では書いてありませんが、蓮もとあるテレビ番組で昔海外に住んでいた事があると公表しているのもあり、もし本当にカケル君達の兄だったとしても通用する年齢差を作りました。

仮に三兄弟の母親、ユリカさんが二十歳で蓮を産んでいたとすれば、こんな年齢差の兄弟がいてもおかしくないですからね。

それとキョーコが、蓮の事を色んな呼称で呼んでいますが、要所によって変えているのでコロコロと変わっているんですよね。
例えば、完全二人っきりでいる時や身内と一緒にいるプライベートの場合は"コーン"か"久遠さん"。
仕事中は、"敦賀さん"。
プライベートでも周囲に一般人が沢山いる場合は、"蓮兄さん"になっております。
それと蓮がキョーコの気分を阻害してしまった場合は、"お兄様(怨キョ付)"となるときもあります。


イトコ達の前ではどの呼び方にしようか悩み中です。