三蔵さん文庫

  

  6月 協力者

     ー募集のお知らせ

 

  6月より、新規に

  韓国とご縁のある方の

  参加を、お待ちしております。

 

  日本語が、それなりに、

  理解できる方で、

  居住場所は、半島でも、

  それ以外でも、OK。

  (大邱方面、光州方面、

   原州方面(ソウルを睨む)、

   晋州方面の方で、

   日本語理解できる方)

 

   直接ーソウル、釜山、済州島

      は除外します。

    (理由ー日本人が多すぎるので、

        逆に問題あり)

 

  「李氏朝鮮」時代の刊本

  (大正・昭和頃の後刷)

  中心に調査しますので、

  大学生レベルの方。

  色々、調査に動きますので、

  健脚で、自転車に乗れる方

  などなど。

 

  なお、韓国内で閲覧した

  上記ー古書籍の情報については、

  原則、現物ー㊙扱いなので、

  利害相反に該当しない方で、

  応募お願いします。

  (6月末、訪韓して継続

   調査する予定ですので、

   その時、会合しましょう)

 

  なお、過去の根深い韓日の

  溝は、現在もありますので、

  親類縁者等周囲で、

  問題ありそうな場合は、

  事前によくご検討下さいませ。

 

配布予定ー(日本語)

  コロナ禍前の調査・作成 

  資料 ⬇

   「朝鮮刊本 実例集

     零本 18例」

 

 

  お問い合わせは、

    以下のメール先まで。

           

 nantiandaoren014@gmail.com

    三蔵さん60まで

     ➡(蛇足ー還暦過ぎた、

       根は、たぶん、1/4の

       親戚のアライ(由実)

       さん???)

 

   @@@ @@@

 

参考ー閲覧調査

 

   ⬇ 

 

2023/5/18ー晋州

 

➡ 文字類輯

 

   「癸卯仲夏 院山開刊」

 

   https://www.mjmedi.com

         /news/articleView.html?idxno=36238

 

 

2023/5/19ー順天

 

➡ 詳説古文真宝大全 後集    

    巻1 巻2巻3 巻4巻5巻6

    巻10 (端本4冊ー巻7〜巻9欠)

    附録ー文章軌範 

 

 

2023/6/27ー大邱  

 

➡ 名賢抄 附  (写本)

 

➡ 御定 奎章全韻

   悉遵古本◯◯校正

 

   丁亥6月初1日辰時

     治洞新刊

 

➡ 魚雁集  (写本)

   書簡

 

➡ 古文真宝   (写本)

 

 

2023/9/30ーソウル

 

➡ 編註 医学入門外集

     巻7ー上 第18冊

 

➡ 楚辞後語

    巻1ー巻4

    ➡朝鮮版 表紙・裏表紙なし

 

  10行 18文字

     ⬇

  大阪・中之島図書館所蔵本と同じ版式

 

➡ 隠谷文集

    昭和3年10月発行(1928年)

    全羅北道沃溝郡米面米龍里

     金相徳(発行)

 

➡ 宋名臣言行録後集 (写本)

    巻5ー巻7

 

➡ 戊戌9月20日  

    襄礼軌抄   (写本)

      襄礼=相礼

 

  

2023/12/21ーソウル

 

➡ 類苑叢宝 巻32巻33ー全46巻中  1冊

    朝鮮 金堉(述)

 

➡ 文字類輯    (写本)

   朝鮮 慶尚北道聞慶郡加恩面

       竹門里申8文

 

2023/12/22ー光州

 

➡ 陽村先生文集 巻11〜巻13

     朝鮮・権近(述)

 

  朝鮮総督府図書之◯

 

➡ 唐詩正音輯註 巻3巻4  (一冊)

   (元)楊士弘編次 ; (明)張震輯註

 

➡ 誦     (写本)

   巻1・巻2・巻3・巻4ー全8巻中

 

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 「朝鮮刊本と和本」

両方の刊行本について、

刊記のレベルを見て、感想を少々。

 

和本に比べて、朝鮮刊行の本は、刊記が簡略。

     ⬇

 「朝鮮刊本の刊年刊地推定について」藤本幸夫(述)

 

 

  江戸時代の和本なら、寛永とか

  正保、慶安と元号が記載され、

  書林名も住所まで、しっかり

  記載されている場合が、多い

  ですが、朝鮮刊行本は、

  十二支と都市名が記されるだけで、

  その為、刊行場所等を類推する

  ケースも発生。

 

  例えば、「崇禎4戊申春嶺營」と刊記

  がある「喪礼備要」。

 

「巻末に、「崇禎四戌申春嶺◯改刊」とある。

 崇禎四年は辛未のため、崇禎元年(1628年)

 から起算して、4度目の戌申の年という意味と

 解す。1848年の再刊本である」

 とのブログもあり。

 

① 日本は、統一独立国(江戸時代ー天皇&将軍)

  の為、元号は不変。(現在なら、西暦使用が主流)

  よって、和本の刊記には、しばしば、

  刊本の場合、幕府への届け出が必要な為、

  元号を明記。(無刊記本は、最初記載されて

  いた初版本の該当箇所を削除した後刷り?本

  や非公式なもぐりの本?)

  李氏朝鮮は、「丙子の乱」により明の年号から

  清年号に変えることを余儀なくされた

  為、公式には、

  敢えて元号を記載せずに、済ませたか?

  (元来、李氏朝鮮は、「大全」の様に、

   明の書籍を重用してきたので、

   清の年号を刊記に記載したり、

   李氏朝鮮の国王名は避けていたか)

 

    ➡朝鮮は伝統的に中国の冊封体制下

     に入っていたので、基本的には

     中国王朝の暦を用いていた。

     このため、朝鮮独自の元号は少ない。

 

     李氏朝鮮

     建国当初より明国に事大し、

     明の年号を忠実に使用。1636年に清に

     服属すると、清の正朔を奉じる。

     また、密かに明最後の年号崇禎を

     使用している(崇禎紀元)。

 

② 刊行地と版元は誰?

  この部分も、朝鮮版はあいまい。

  そもそも、出版言論の自由が保障されて

  の書物の公開。「明」の書籍を、

  広く印刷する事は、「清」の手前、

  かなり危険な行為だった為か、

  誰が?は、伏せて、何処で?だけ

  簡略に記載したか?