公園の木々も赤や黄色に色づいて、秋の深まりを感じる9月最後の水曜日。

「日本ドナウ交流年」の一環として上演された、日本の劇団によるオペラを観てきました。
オペラシアターこんにゃく座さんによる、カフカの「変身」です。

無理解な家族に対するいらだちを共有したり
ザムザがどんな虫になったのかを妄想したり
読み返すたびに楽しめる、元々好きな作品でした。
自分の中でもある程度イメージを持っていたこの作品が、
今回どのように解釈し表現されているのか
それをこの目で確かめに行ってきました。
こちらが、開催場所のメルリン国際劇場。

5区の繁華街からそう遠くない場所にありながら、古びた倉庫のような小劇場。
かつての変電所跡地に建てられたそうで、確かに周りは不自然な空き地になっています。
入り口に怪しいロボもいました。
1階でチケットを購入し、螺旋状の階段を上がるとカフェもあります。

ちょっと暗くて判りにくいですが、中央が階段です。
左手がカフェのカウンターになっていて、メニューは壁にプロジェクター表示。

右手のスペースには、イベント用のステージも。
昔のUPLINKのような手作り感がありながら
高い天井が醸し出す雰囲気が素敵。
この階の奥に劇場があるので、開演までここでゆったり寛げるのです。
座席は自由に座れ、30分前に行って最前列でした。
19時開演。
完全に暗転しないまま、2メートル先の舞台に二人登場。
中央に置かれた大きなテーブルに、うやうやしくクロスを掛けると
袖から楽器を持った人がパラパラと出てきてお互いに会釈。
そう、忘れてたけどこれってオペラだから生演奏付きだったんです。
(ピアノ・ヴァイオリン・クラリネット・ファゴット)
楽器担当が揃って、軽く音合わせが終わると、やっと出演者が登場。
イントロは朗読会のスタイルでした。
本を持つ朗読者とテーブルを囲む出席者とのやりとりで、大まかなあらすじが語られます。
そのまま説明を進めるうちに、いつの間にか朗読者がザムザに変身!
置かれていたテーブルは堅い甲羅に、逆さにした椅子がザムザの脚になりました。
時に立てたり担いだり、テーブル大活躍!
(こんにゃく座さんのリンク先に写真有ります)
途中15分の休憩を挟みつつ、全17幕。
美しい歌声や楽器の音色に彩られ、
私の中のザムザを損ねるような、大幅な原作の改定もありませんでした。
何よりもすぐ目の前で演じる迫力に圧倒されました。
見ている間は生活を離れ、ザムザのいる異次元に放り込まれたみたいで
とても楽しめました。観に行ってよかったです。

終演後は、出演者・スタッフによる送り出しもありました。
これだけ楽しめて2000フォリント(約千円)。国際交流さまさまです。
余韻に浸りながら劇場を後にしました。

さすがに人影もまばらな、21時過ぎのバーチィ通り。
お疲れ様でした。

「日本ドナウ交流年」の一環として上演された、日本の劇団によるオペラを観てきました。
オペラシアターこんにゃく座さんによる、カフカの「変身」です。

無理解な家族に対するいらだちを共有したり
ザムザがどんな虫になったのかを妄想したり
読み返すたびに楽しめる、元々好きな作品でした。
自分の中でもある程度イメージを持っていたこの作品が、
今回どのように解釈し表現されているのか
それをこの目で確かめに行ってきました。
こちらが、開催場所のメルリン国際劇場。

5区の繁華街からそう遠くない場所にありながら、古びた倉庫のような小劇場。
かつての変電所跡地に建てられたそうで、確かに周りは不自然な空き地になっています。
入り口に怪しいロボもいました。
1階でチケットを購入し、螺旋状の階段を上がるとカフェもあります。

ちょっと暗くて判りにくいですが、中央が階段です。
左手がカフェのカウンターになっていて、メニューは壁にプロジェクター表示。

右手のスペースには、イベント用のステージも。
昔のUPLINKのような手作り感がありながら
高い天井が醸し出す雰囲気が素敵。
この階の奥に劇場があるので、開演までここでゆったり寛げるのです。
座席は自由に座れ、30分前に行って最前列でした。
19時開演。
完全に暗転しないまま、2メートル先の舞台に二人登場。
中央に置かれた大きなテーブルに、うやうやしくクロスを掛けると
袖から楽器を持った人がパラパラと出てきてお互いに会釈。
そう、忘れてたけどこれってオペラだから生演奏付きだったんです。
(ピアノ・ヴァイオリン・クラリネット・ファゴット)
楽器担当が揃って、軽く音合わせが終わると、やっと出演者が登場。
イントロは朗読会のスタイルでした。
本を持つ朗読者とテーブルを囲む出席者とのやりとりで、大まかなあらすじが語られます。
そのまま説明を進めるうちに、いつの間にか朗読者がザムザに変身!
置かれていたテーブルは堅い甲羅に、逆さにした椅子がザムザの脚になりました。
時に立てたり担いだり、テーブル大活躍!
(こんにゃく座さんのリンク先に写真有ります)
途中15分の休憩を挟みつつ、全17幕。
美しい歌声や楽器の音色に彩られ、
私の中のザムザを損ねるような、大幅な原作の改定もありませんでした。
何よりもすぐ目の前で演じる迫力に圧倒されました。
見ている間は生活を離れ、ザムザのいる異次元に放り込まれたみたいで
とても楽しめました。観に行ってよかったです。

終演後は、出演者・スタッフによる送り出しもありました。
これだけ楽しめて2000フォリント(約千円)。国際交流さまさまです。
余韻に浸りながら劇場を後にしました。

さすがに人影もまばらな、21時過ぎのバーチィ通り。
お疲れ様でした。

