「ちょっと寝ないでくださいよ!こんな私がいるのにあなたは呑気に昼寝ですか!」
みたくない
みたくない
こんな現実
みたくない
俺の好みは
もっと年下
愛され年下
美少年だ。
こんな同年
おっさんと
ランデブー
ああああ。
思考停止。
ナルシスト男が俺の肩をガクガク揺らす。
犬がナルシストにまとわりついてバウバウ吠える。パン一の俺。カオス、混沌だ。
「とりあえず俺の上の服を返せ。服をきたら落ち着いて話をしよう。」
「嫌だね。俺はこの興奮から覚めたくないし、君の上半身を見ていたい。」
「…そんなことを言っていると本気で襲うぞ。俺は同姓愛者だ。」
「俺も同姓愛者だから問題ない。さぁいくらでも押し倒してくれても構わないぞ。」
同姓愛者が運命的な出会い…、か。世界は狭いな。俺の目はどんどん死んでいく。
「…なぜ助けた。嫁って何だ嫁って。」
「俺が助けたいと思ったからそうしただけだ。それに俺はお前の嫁ちゃんだろう?
元奴隷。」
「……。…なんだ。昔の客か。あいにく今はただの おっさんだ。誰も受け付けてねぇよ。」
「だから、拾ったんだよ。もう誰のものでもないんだろう?」
「もちろん。ただし、お前のものでもねぇけどな。」
随分とコアな客がいたものだと呑気に思う。
