セイジオザワさんが星になられた。


高2の頃だと思う、1987年頃。

友人のお母さまがヴァイオリン弾きで、

小澤征爾に夢中になってらした。

ワタクシにも教養として彼の名前くらいは知っておきなさいと


それから随分と時が流れ、

サイトウキネンの第九のCDを購入したのが、2009年。

これが最初で最後のセイジオザワに費やしたお金になったなあ…小澤征爾塾のオペラに結局一度も足を運ばなかった…というのは、

セイジオザワって、オペラの人なの??と疑問に思ったからで、


同様に、

サイトウキネンがいつのまにか、セイジオザワになり、違和感を少しもっていたのは事実。


サイトウキネンのことも、

小澤征爾さんの意図ではなくて、

セイジオザワ周囲の意図なのかなぁと思ったりもして…


大人の事情とか絡み合うと純粋ではいられなくなり、

大きくなりすぎることは、必ずしも幸せではないのかな


有名税というか名誉税というか

底辺の者にはわからないことがあるんだろうな


深い教養はなくても、

この曲は好きーとか、

今の気分にはこの曲やこの音色がいいーとか、

感覚で音の連続的な連なりを楽しむ程度の趣味としているのが、

負け犬の遠吠えではあるが、ラクだなあ。


所属すれば、

あちらを立てたり、こちらに気遣いしたりと

もちろん音楽は楽しいのだけれど、

なんだか、煩わしいことが一般社会以上に多々あるのが、芸術家肌の皆さまのお集まりあるある


でもその革新さが、

音楽には必要だったりもするし、

伝統の継承も、必要だし…


小澤征爾さん、N響所属が短期間だったのは、

結果的には、セイジオザワに変身するきっかけとなったんかな


世界の〇〇といわれる日本人指揮者って、これから誕生するかな


世界の〇〇といわれる日本人演奏家って、これから誕生するかな


ピアノなら藤田真央かな


斉藤門下の秋山さん指揮の演奏会には、なるべく足を運ぼうと思う