✨✨【御四国】
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【真名井御前】















『甲山の神呪寺』

兵庫県の南東、西宮市の北に、お椀を伏せたようなころんと丸みを帯びた美しい低山があります。
『甲山』(かぶとやま)と呼ばれ地元の人たちに親しまれている山で、
現在 山の中腹には『甲山大師』とも言われる
『真言宗』の古刹・『神呪寺』(かんのうじ)がありますが、この山は寺の創建以前から聖なる山として信仰されてきた霊山でした。

現在『甲山』から南に三キロほどのところに
「廣田神社」が鎮座しています。
『日本書紀』に、
神功皇后が『三韓征伐』からの帰途、
天照大神の神託により【荒魂】(あらみたま)を
お祀りしたと、創建由来が記されている古社ですが、当初「廣田神社」は『甲山』の麓にあり、『甲山』を【御神体】としてお祀りしていたと言われています。
『甲山』という名前は、
神功皇后が如意珠や金甲冑、弓、剣などを埋めたことに由来するという説や、
形が甲に似ているためという説などがあり、
確かなことはわかりませんが、
瀬戸内海航路を見下す位置にある『甲山』が
古代倭王権にとって重要な場所だったということは確かでしょう。

飛鳥時代には役小角が修行をしたこともある
『甲山』に、弘法大師空海に帰依して出家、
『如意尼』と称した淳和天皇の第四后
「真名井御前」が、平安時代初期の天長八年
(八三一)に堂を建立したと伝わります。
それが『神呪寺』の創建由来で、
その後『神呪寺』は栄枯盛衰を繰り返しました。

本足跡 










『神呪寺』(神咒寺)は、
兵庫県西宮市甲山町にある
『真言宗御室派』の別格本山の寺院。
『甲山』の山麓にあり、
通称『甲山大師』
(かぶとやまだいし)と呼ばれる。
『新西国三十三箇所』第21番札所。





『神呪寺』
【本堂所在地】
兵庫県西宮市甲山町25-1

【位置】
北緯34度46分23.3秒 
東経135度19分47.2秒

【山号】
『武庫山』

【宗旨】
古義真言宗

【宗派】
真言宗御室派

【寺格】
別格本山

【本尊】
如意輪観音
(重要文化財)

【創建年】
天長5年(828年)
天長4年(827年)


【開基】
如意尼
正子内親王

【別称】
甲山大師
感應寺(旧称)


【札所等】
『新西国三十三箇所』第21番
『摂津国八十八箇所』第75番
『摂津国三十三箇所』第3番
『仏塔古寺十八尊』第17番


【文化財】
木造如意輪観音坐像
木造聖観音立像
木造不動明王坐像
木造弘法大師坐像
(重要文化財)






【歴史】
鎌倉時代末期の禅僧、虎関師錬の
『元亨釈書』「如意尼伝」に
『神呪寺』の開基について載っている。
それによると、『神呪寺』は第53代淳和天皇の
第四妃(後の『如意尼』)が開いたとする。
一方、『帝王編年記』には、
淳和天皇皇后の正子内親王が天長4年(827年)に橘氏公、三原春上の二人に命じて
『真言宗』の寺院を造らせたとする。

皇太子時代の淳和天皇は【夢告】に従い、
『四天王寺』創建に伴って
聖徳太子が開基した『京都頂法寺』(六角堂)にて、丹後国余佐郡『香河(かご)村』の娘と出会い、これを第四妃に迎えた。
『香河』では小萩(こはぎ)という幼名が伝わり、この小萩=真名井御前をモデルとした
『小萩観音』を祀る寺院がある。
古代、『丹後国』は中央氏族とは別系統の氏族(安曇氏などの海人系氏族)の勢力圏であり、
大王家に対し后妃を出す氏族であった。
この『余佐郡』の娘、小萩は
『日下部氏』の系統である可能性が高い。

『元亨釈書』によれば、
淳和天皇第四妃「真名井御前」=『如意尼』は、『如意輪観音』への信仰が厚く、
念願であった『出家』を行うために
天長5年(828年)にひそかに宮中を抜け、
『頂法寺』(六角堂)で修行をし、
その後今の『西宮浜』(御前浜)の
『浜南宮』(現・西宮神社)から「廣田神社」、その神奈備山である『甲山』へと入っていった。
この時、妃は空海の協力を仰ぎ、これより満3年間、『神呪寺』にて修行を行ったという。

天長7年(830年)に空海は【本尊】として
山頂の巨大な【桜の木】を妃の体の大きさに刻んで、『如意輪観音像』を作ったという。
この『如意輪観音像』を【本尊】として、
天長8年(831年)10月18日に
『本堂』は『落慶』した。
同日、妃は空海より剃髪を受けて
僧名を『如意尼』とした。
『如意尼』が『出家』する以前の名前は
「真名井御前」(まないごぜん)と称されていた。
この時、『如意尼』と一緒に『出家』した
二人の尼、
『如一』と『如円』は
和気清麻呂の孫娘であった。

空海は海人系の氏族の出身だったといわれる。
天長元年(823年)、空海は『雨乞い争い』で
妃の【水江浦島子の筐】を借り受けて勝ちを得たという。

また、【神呪寺の鎮守】は『弁才天』であるが、『元亨釈書18巻』にも登場するこの神とは
六甲山系全体を所領とする【廣田神社祭神】、
撞賢木厳魂天疎向津姫
(つきさかきいつのみたまあまさかるむかつひめ)またの名『瀬織津姫』のことであり、
水を支配する神でもあり、水運に関係のある者は古来より信仰を深めてきた。

鎌倉時代初期に源頼朝が再興する。
境内の近くには【源頼朝の墓】と伝えられている石塔がある。
戦国時代には兵火に掛かって荒廃した。
現在の『本堂』は江戸時代の再建である。
当初の寺領は淳和天皇より150町歩の寄進があり合わせて250町歩となったが、
現在は境内地の20町歩となった。

【山号】は『武庫山』(六甲山のこと)であったが、光玄大和尚が現在の『甲山』に変更している。
『神呪寺』の住所は上記の通り『甲山町』であるが、これとは別に寺の南東約3km離れた地、
東海道新幹線と阪急今津線の交差点付近に
『神呪町』という地名が存在する。
この地名はこの寺が中世に一時的に移転したことを示しているともいわれている。




【信仰】
神呪寺の本尊・
『如意輪観世音菩薩坐像』(重要文化財)は
『河内国・観心寺』、『大和国・室生寺』の
如意輪観音像と共に
『日本三如意輪観音』の一つとされている。
家業繁栄・商売繁盛のご利益があるとされ、
【秘仏】となっている。
『融通さん』、『融通観音』とも称されている。
5月18日に『融通観音大祭』があり、
【本尊】の『開扉』がある。

『大師堂』に祀られている『弘法大師像』は、
【大師58歳の姿】で
『厄除大師』として信仰されている。
また、『甲山大師』と称されている。

本足跡 









きらクロネコちゃん↑きらキラキラ















高松宮殿下 御撞初めの鐘 !!


高松宮殿下 御筆 !!…














『天下和順』

きらクロネコちゃん↑きらキラキラ
















『茶堂』
『阿彌陀如来』









『多宝塔』
























『法燈無蓋』




『多宝塔』
天長8年(831) に『神呪寺』が開創されてから
1150年目(昭和55年)に
国家安泰、十方施主、万徳円満を祈願し、
   無窮の興隆を念願して建立。
【本尊】として『大日如来』を安置。
『金剛胎蔵の曼荼羅』を祀るも、
内部拝観できない。

本足跡 


















































甲山稲荷大明神 !!
白菊大明神 !!
白瀧大明神 !!















白髭大明神 !!


きらくろねこ↑きらキラキラ









『善女龍王』



きらくろねこ↑きらキラキラ










登ります!!。。 きら黒猫↑きらキラキラ
























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『平和塔』



















『甲山 三角点』⛰️









きらクロネコちゃん↑きらキラキラ










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きらクロネコちゃん↑きらキラキラ











『九想の滝』















































































































『九想の滝』!!









『滝行』。。。


空海 !!。。と 真名井御前 。。が
共に、修行したという 滝 。。。

きらきらうっとりねこやんキラキラきらキラキラ




『九想』(九相)とは 。。。
人間の死骸が土灰に帰するまでの九段階の変相で
肉体や外界の不浄な様相を観じて、
煩悩・欲望を取り除く観法。


『九想』の
一は『新死想』
二は『膨張想』
三は『血塗想 (けっとそう)』
四は『蓬乱想 (ほうらんそう)』
五は『噉食想 (たんじきそう)』
六は『青瘀相 (せいおそう)』
七は『白骨連想』
八は『骨散想』
九は『古墳想』

(一に
 屍の膨脹するのを観想する脹想、
二に 
屍の破壊するのを観想する壊想、
三に
 屍が破壊して血肉が地をそめるのを観想する血塗想、
四に
 膿爛し腐敗するのを観想する膿爛想、
五に
 風に吹かれ太陽にさらされて
屍の変色するのを観想する青想、
六に
 鳥獣が屍をついばむのを観想する噉想、
七に
 鳥獣に食われて
筋骨頭手足がばらばらになるのを観想する散想、
八に
 血肉がなくなり白骨だけになるのを観想する骨想、
九に
 その白骨が火に焼かれて
灰や土に帰するのを観想する焼想 )


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老朽化した『聖堂』を200年ぶりに修復


 エルサレム旧市街にあるキリスト教聖地、
『聖墳墓教会』
(Church of the Holy Sepulchre)
の『イエス・キリストの墓』とされる
『聖堂』『エディクラ』(Edicule)
の修復が終わり、このほど公開された。

 『聖堂』は老朽化から倒壊の危険が指摘され、2016年6月から200年ぶりに修復作業が行われていた。
 完成に伴い、聖職者、信徒らが集まり式典が開催した。(2017年 3月22日 )

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