✡✨✨
「木山寺」(きやまじ)は
岡山県真庭市木山に所在する
『高野山真言宗別格本山』の寺。
【山号】は『医王山』。
(詳しくは
『医王山 感神院 木山寺』と号する。)
本尊は『薬師瑠璃光如来』。
『中国三十三観音霊場第四番札所』
『山陽花の寺二十四か寺第十番札所』
『高野山真言宗
美作八十八箇所霊場第三十四番札所』
『百八観音霊場第六番札所』
「木山寺」
『美作八十八ヶ所霊場』‼✨
『鐘楼堂』
木山牛頭天王 ‼
木山善覺稲荷 ‼
「木山寺」
【所在地】
岡山県真庭市木山1212番地
【山号】
医王山
【院号】
感神院
【宗旨】
古義真言宗
【宗派】
高野山真言宗
【寺格】
別格本山
【本尊】
薬師瑠璃光如来
【開山】
伝・弘仁6年(815年)
【開基】
伝・弘法大師
【正式名】
医王山感神院木山寺
(歴史的・非略体)醫王山感神院木山寺
【別称】
木山宮、木山様(木山神社と同体)
【札所等】
『中国三十三観音4番』
『山陽花の寺10番』
『高野山真言宗美作八十八箇所34番』
『百八観音6番』
【文化財】
『絹本白描普賢菩薩像』、
『絹本著色遣迎二尊十王十仏図』
ほか(県重要文化財)
【概要】
伝承によれば、平安時代前期の弘仁6年
(815年)に弘法大師が開いたとされる。
弘法大師がこの地を訪れた際に、
木こりの老人に導かれ寺院を建立するのに相応しい地であると告げられた。
この老人は【薬師瑠璃光如来の化身】であったという。
そこで弘法大師はこの地に
寺院を建立したと伝えられている。
仁寿年間(851年 - 854年)には
『文徳天皇の祈願所』として勅願寺となった。
この寺院は鎮守神として『木山牛頭天王』と『善覚稲荷大明神』を祀っている。
木山牛頭天王は『薬師瑠璃光如来』、
善覚稲荷大明神は『十一面観音』
の【垂迹神】となっている。
現在の寺院には珍しく鳥居があり、
『本堂』と『鎮守殿』に分かれており
神社建築の様式となっている。
『神仏習合』の形態を今に残す寺院である。
室町時代中期の応永18年(1411年)
赤松義則が一山を寺領として寄進した。
その後、尼子氏、毛利氏、宇喜多氏
などの戦国大名や、
江戸時代になると森氏、三浦氏など
周辺の藩主の崇敬を集めた。
江戸時代までは『木山宮』と呼ばれていたが、
明治時代の『神仏分離令』により
「木山寺」と「木山神社」に分離され現在に至っている。
なお、「木山神社」の『本殿』は
『木山宮』の山麓に鎮座しているが、
『奥宮』は「木山寺」に隣接している。
【文化財】
【重要文化財】(岡山県指定)
『絹本白描普賢菩薩像』
:平成10年(1998年) 3月24日指定
『絹本著色遣迎二尊十王十仏図』
:平成10年(1998年) 3月24日指定
『絹本著色阿弥陀三尊十仏来迎図』
:平成10年(1998年) 3月24日指定
『絹本著色十三仏図』
:平成10年(1998年) 3月24日指定
【隣の札所】
『中国三十三観音霊場』
特別霊場 誕生寺 — 4 木山寺 — 5 法界院
『山陽花の寺二十四か寺』
9 功山寺 — 20 木山寺 — 11 玉泉寺
『末社』
日車稲荷大明神
若宮稲荷大明神
天道稲荷大明神
日聖光稲荷大明神
『末社』
『本堂鎮守』の縁故の深い神を祀った祠で、
【當鎮守の遣いの神】
として祀ってある各稲荷です。
【安置仏】:
日車稲荷大明神・若宮稲荷大明神・
天道稲荷大明神・日聖光稲荷大明神
✨✨✨
✨✨✨
『十一面観世音菩薩』と
その化身の『善覺稲荷大明神』
『中国観音霊場4番札所』としても知られる
當山の十一面観世音菩薩は、
十一の顔を持ちあらゆる方向からの願いを聞き入れる御利益があり、すべての衆生をお助けいたします。
また、當山でも最も霊験あらたかな神として知られる『鎮守神』の善覺稲荷大明神は、
【十一面観世音菩薩の化身】とされ、
すべての願いに救いの手を差し伸べ、
特に商売繁栄・五穀豊穣・牛馬繁栄・
諸願成就の御利益がごさいます。
『御詠歌』
世の人の
悩みも晴れる 醫王山(いおうやま)
観世(かんぜ)の慈悲を
したい 木山寺(きやまじ)