少し前にカタバミの暑さに強い理由を記事にしましたが、今回は繁殖力についての記事を書こうと思います。

さて、カタバミ。
駆除が進まない理由に、繁殖力が旺盛すぎるというのが挙げられます(その繁殖力の強さが故に、子孫繁栄をイメージすることから、家紋にもカタバミは採用されています)。

ではカタバミはどのようにして増えるのでしょうか?


まずは根から増えます。

カタバミは地中に球根を持ち、根を伸ばすことで別のクローン増殖を行いますが、カタバミがそれだけで終わらないのは、なんと地上部でも同じような感じで匍匐し、増殖していくからです。





つまりカタバミは根からも、地上部からも繁殖力していくということになります。





そして最後は種です。開花し、結実するとタネをつけますが、種が熟すとその種をはじけ飛ばすようにして、本体よりも遠くに種を飛ばすことが可能です。その距離もすごく、なんと2m近く遠くに種を飛ばすこともできるそうです。




凄いですね。



では、カタバミを駆除するためにはどうしたらいいのでしようか?


まだカタバミが増えていない段階の場合であれば、とにかく小さいうちに根から抜く。


ある程度の増えてしまったカタバミをこれ以上増やしたくない!という段階であれば、花を見つけたら摘む(タネを作らせない)•地上部の葉だけでもむしり取る(根を残してでも)しかないと思います。


地上部の葉だけでもむしり取れれば、光合成は出来ませんから、根の力を使ってまた葉を出すはずですが、これは根の力が残っていればの話です。

これを続けていけば、根もいずれは弱るでしょう。


ちなみにあまりお勧めしませんが、水を極限まで切ると、ディッキアやアガベが死なないラインで、カタバミが負けます。



あまりに数が増え過ぎてしまった場合は、これもアリかなと思いますが、基本的にこれはお勧めしません。



暖かくなってきて、ワクワクしますが、同時にこれから雑草の季節もやってきます。


頑張って乗り越えましょう。