ベルは

鳴らすまではベルではない。


歌は

歌うまでは歌ではない。


愛は、

とどめておくために

あるのではない。


愛は

与えてこそ、愛となるのだ。


―オスカー・ハマースタイン―



















  

家事も生活費も「半分」


 離婚に応じることを口実に、久しぶりにマチ子さんの前に現れたブン太は


自分が半分にこだわっていた理由は、父親の再婚相手が家事も仕事もしない女性だったからだと打ち明け


指輪をとり出して


「今度は

半分じゃなくて

2人で1つになろう」


と再プロポーズ











「お父さんは?」
そう聞かれて、困ることもあった。


お菓子も折り紙も
お母さんに、あげるね。 

 兄よりも優秀な弟 

 だれよりも兄に 
そして兄の友人に
 ときどき先生方に 

 そう言われて、育った。

りく自身の20年

ともに過ごしたのは兄と母親




父親が

いるということ

いないということ


父親の存否によって


人生は


変わったのか

変わらなかったのか



『葉っぱのフレディ』

○△ りく



この話は、葉っぱのフレディが

春に、ある木の枝に生まれ

夏になり、仲間と共に成長し

秋には、仲間と共に紅葉し

冬になって、仲間と別れる。


そして

死んでしまうという話です。


フレディが

「ぼくは、生まれてきてよかったんだろうか。」と言ったとき


ダニエルは

「ぼくたちは、ほんとうによく働きよく遊び、人の目を楽しませた。それはどんなに幸せだったことだろう。」と言いました。



生きることに対し、ネガティブになっていたフレディへのダニエルのこの言葉に、僕自身も、生きる意味と素晴らしさに気付かされました。




自分が今、恵まれた環境で暮らしていることは、周りの人たちのおかげです。まずは、そのことに感謝したいと思いました。


(中略)


最後に、僕を産み出してくれた両親に感謝して、


自分の命はもちろん、他の人の命も大切にしながら、これからも生きていきたい。


そう、思いました。


 
サムネイル



読み上げたのは

読書感想文コンクールのステージ


その聴衆のなかに


○△りくは、

母子家庭男子である。



そのことに気づいた人は、

何人いたのだろう。