めっちゃ寂しくない?

 一人でラーメン食うのって。


そんなふうに 思われるのにさ



なんで、わざわざラーメンなんか

             1人で食いにくるんだろ?  




            1人で ラーメンを 

                      食べる理由??


元夫の疑問に

答えられなかった  20代の私

                                    


やめたほうがいいって。

むなしいじゃん。


                            

  元夫が語る  寂しさも虚しさも

           理解できなかった 20代の私

              


今は亡き 

実父に聞いた 20代の私


ラーメン屋さんで、1人でラーメンを食べている女性をみかけたら、どう思う?



ラーメンが

食いたかったんだろうなと思う。



女性が1人で、ラーメン屋だよ。


ラーメン食いたいから

ラーメン屋で食うことに

    なんでって??


ラーメン食いたくて、寿司屋に来たとか、寿司食うためにラーメン屋に来たっていうなら


なんで??って思うけど…


ラーメン屋で

ラーメン食ってる奴なんて



1人だろうが 2人だろうが

            女だろうが 男だろうが


「ラーメンが食いたかった」


   それ以外の理由なんか

                         ないと思うぞ。

     



1人ラーメンの 女性の心理に対して

考察する意味さえも

見いだせないらしい 我が父


ラーメンが食べたい

           ただ、それだけの理由





ラーメン屋でのどうでもいい会話から 

数年がたち


大好物の刺し身を食べて

イキイキ育ったはずなのに 


私という

ワルいツマと出会い 鮮度が落ちた元夫



そんな元夫と離婚した私は

                            

「なにが あったの?」


離婚理由を聞かれることが

たびたびあった。


私なりの離婚までの経緯や心理状態は、以前ブログに書いたことがあったけれど、



誰もが聞いて腑に落ちるような ストーリーではないと思う。



離婚とは、法的な婚姻関係のもとで営んでいた社会生活や家庭生活を、少なくても一部リセットする意味をもつわけだから、


当事者(夫)はもちろん、身近な人(義父母)や場合によっては調停員なども含めた人たちにも


それなりの理解や共感をしてもらえる理由が、必要になることが多い。



離婚を申し出る側としては、正当と思ってもらえそうな、なんらかのエピソードをいくつか話さなければならないのだけれど、そこには私自身の元夫に対する否定的感情が伴う。


否定的感情を伴うエピソード記憶は、離婚できた途端に、覚えている必要がなくなってしまうものであるようだ。



定期試験を乗り切るためだけの、詰め込み暗記の内容は、試験が終わった途端に全て忘れてしまう。


忘却機序は違うのだろうが

感覚的に それとこれとは なんとなく

似ているように思う。


今となっては

離婚理由がどうこうというよりも、元夫がどんな人であったのかを忘れてしまったというほうが、相応なのかもしれない。



それでも あえて 18年前を思い起こすと


いつのまにか


私の描く子育てビジョンのなかに、元夫の存在がなくなっていた。


そのことに気がついたときに、離婚に迷いがなくなったということは 覚えている。


女性が離婚を踏みとどまる理由のひとつとして、「子育てのため」「子供のため」があげられることがある。


その背景には経済不安のほかに、父子関係の断絶や別居に伴う影響、子どもの年齢によっては、学校生活など家庭以外における生活環境への心配事もあるのだと思う。


元夫と元義父母も、言っていた。


一度 婚姻関係を結び

まして  子どもがいる以上

離婚はしてはいけないことで


私が離婚という家族の崩壊を望むのであれば、私自身が身一つで出ていくのが筋。


元夫と元夫の両親の近くで育ちつつある、3歳児のおにぃちゃんと1歳児のりくを、


無職の私が連れて出ることに

合理性はない。




元夫が  わからなかったらしい

 1人でラーメンを食べに来る女性の心理



その疑問の意味も  その答えも

わからなかった 20代の私


だけど


離婚するときには 彼らの言い分に対する答えが とてもよくわかっていた。


婚姻関係を結んだからといって、

一生振り回される筋合いはないのだということも


子どもがいる以上、子どもの育ちにふさわしくない環境は改善するべきだということも


改善するにあたって、元夫や元義母が、今までどおりに存在しなければならない合理的な理由はなく、


無職の私は 必要に応じて、職も金銭も得られるのだということを。




私が30代半ばの頃だと思う。


同僚たちとの雑談は

         出張中のひとりご飯


○○さん、▲県に行くんだったら、□□のほにゃららを食べてきたらいいよ。


お昼は☆☆のペケペケで、夜は○△の、なんとやらだねー🙂


                      話題の中心 



アラフォー男性 

   出張当事者  ○○さんは答えた。


出張中は外食しませんよ。

ひとり外食、絶対嫌なんで。


え?じゃあ

         どこでなにを食べるの?



ひとり食べなんて


ホテルの部屋で

コンビニ弁当と缶ビールがあれば

十分ですよ。


   びっくりポーン    寂しくないの?

                        虚しくないの?



そんなことは

            断じてない。



愛しさも切なさも心強さも

寂しさも虚しさも


みんな違って べつにいい。



人間同士


話しても わかりあえないことは

たくさんあって


そのうちの大部分は きっと

わかってもわからなくても 

どちらでもいいこと






元夫は

     ひとり外食を

           する人だったのか

                しない人だったのか


私はもともと 

            知らなかったのか

                 忘れてしまったのか



そんなことさえも わからない

               元悪妻が  ここにいる。