神の於わす山
南北に長い岸和田市のほぼ中央に位置する神於山【こうのやま】は標高およそ三百メートルの独立峰で、古来、その名の示す通り神の山として崇拝されてきた神体山、神奈備だった。神於山を囲むように多くの神社が分布している。また中世には南麓に神於寺が栄え、最盛期には百八坊が建ち並ぶ大伽藍を誇ったという。神於山は常に信仰の中心として屹立してきた。
そんな山麓にある神社のうちのひとつが、西北麓に鎮座する意賀美神社。闇龗神【くらおかみのかみ】を祀る。
神の森
意賀美神社は大樹が生い茂る鬱蒼とした森の中にある。人の手の殆ど及んでいない、自然のままの社叢は大阪府自然環境保全地域に指定されている。龗神は水を司り、祈雨・止雨、また灌漑・利水の神として信仰され、一般に龍神とされる。闇龗神と高龗神があり、「闇」は谷、「高」は峯上を意味する。
社殿は神於山を背に西面し、津田川が流れる渓谷を見下ろすように建つ。谷の水を司る神を祀るに相応しい。
先日、一粒万倍日の寅の日に、一番目に参拝しました

龍神の滝、心地よくグランディングできました

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