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「おーい! それは……」
もう時既に遅し。想真は屋上に繋がる扉ではなく、屋上に突っ込んでいった。
そして扉と屋上にある段差に躓(ツマズ)いた。
そういえばそこに貼り紙貼ってあったなと、思いながらも勢いよく豪雨の中に転がっていった。
「ウキー、ウキー」
と、猿は想真の様子を楽しんで見ていた。
「いたっ、いたっ、いたっ」
蹴られたボールの様に、ころころ転がる想真。
そして10メートルくらい転がったところで止まった。
服がびしゃびしゃに濡れて、傷だらけになった身体。
「よっと」
何事もなかったように、膝を立て、そこに手をやり身体を起こした。
「今日は、災難多……」
と、一言発欠けた瞬間。
光の柱が、数えて……5本。四方八方から想真襲いかかる。豪快に響き渡る轟音は町中行き渡った。
災難だった。避雷針が数日前に何かの衝撃で、ぽきっと折れていたのだ。
なので想真は、避雷針変わりになったのだ。想真薄れる意識の中だが一言だけ。
「いら……いが……」
と、呟く。
雷が直接当たった身体から湯気が立ち込める想真。
これから始まる争乱。
秋園想真は記憶がどんどん薄れて静に眠りに着いた。
もう時既に遅し。想真は屋上に繋がる扉ではなく、屋上に突っ込んでいった。
そして扉と屋上にある段差に躓(ツマズ)いた。
そういえばそこに貼り紙貼ってあったなと、思いながらも勢いよく豪雨の中に転がっていった。
「ウキー、ウキー」
と、猿は想真の様子を楽しんで見ていた。
「いたっ、いたっ、いたっ」
蹴られたボールの様に、ころころ転がる想真。
そして10メートルくらい転がったところで止まった。
服がびしゃびしゃに濡れて、傷だらけになった身体。
「よっと」
何事もなかったように、膝を立て、そこに手をやり身体を起こした。
「今日は、災難多……」
と、一言発欠けた瞬間。
光の柱が、数えて……5本。四方八方から想真襲いかかる。豪快に響き渡る轟音は町中行き渡った。
災難だった。避雷針が数日前に何かの衝撃で、ぽきっと折れていたのだ。
なので想真は、避雷針変わりになったのだ。想真薄れる意識の中だが一言だけ。
「いら……いが……」
と、呟く。
雷が直接当たった身体から湯気が立ち込める想真。
これから始まる争乱。
秋園想真は記憶がどんどん薄れて静に眠りに着いた。
プロローグ
『災難の始まり』
校舎内は慌ただしかった。騒々しいほどに。
「まて――――――!」
「ウキ――――――!」
尻尾をふりふりさせながら、俊敏な動きで逃走する猿。
その猿に目掛けて、両手に持った虫取り網を容赦なく、
ぶんぶん振り回しながら、追尾している秋園想真(アキゾノソウ)がいた。
「まて、まて―!」
「ウキ、ウキ―!」
逃走する猿は、上へ上へと階段をすたすた駆け上っていく。
その後を豪快に2段飛ばしで階段を、駆け上る想真。
外は大粒の雨が激しく降り積もっている。
「おっと!」
雨の影響もあって廊下は湿って滑りやすくなっている。
想真は踊り場のところで滑りかけたが、すぐに体勢を立て直し階段を上がる猿を追いかけ続けた。
「ウキキー ウキー!」
階段を一生懸命上がって来る想真に対し、馬鹿にし挑発をしながら逃げる猿。
絶対捕まえてやると向きになり更にスピードを上げる想真。
外からは、雷の轟音が聞こえてくる。
「よし! このまま行けば屋上だ」
上へ上へと行く猿はいつの間にか屋上に向かっていた。
その事に気付かない猿は、すたすた階段を上がっていく。
「ここを曲がれば捕まえられる!」
想真は屋上へと伸びる最後の階段を、息を切らせながらも必死に駆け上がる。
猿の奥側には屋上へと繋がる扉が見えた。
この雨の中なら屋上には出ないはずと、脳内で思考を働かせる想真。
屋上へ繋がる扉以外、少しの踊り場しかない場所に先に辿り着いた猿。
猿は慌て始めた。
「引っ掛かったな!」
行き当たりばったりだが、自分の良いように解釈する想真。
「終りだ、猿!」
「ウキ――――!」
階段を駆け上がって来た想真も、少しの踊り場に辿り着き慌てた猿に虫取り網を振り下げ、1歩目を踏み出した瞬間。
「あっ」
間の抜けた声が響いた。
踊り場は湿っていた。凄く。
想真は、屋上へ繋がる扉に向かって滑っていった。
「わぁ――――――」
このまま行けば扉に衝突すると、頭に過った。割りと冷静だった。
「ウキー」
さっきまで慌てふためいていた猿はいきなり動き始めた。
俊敏な動きで屋上に繋がる扉を躊躇なく開けたのだ。笑いながら。
『災難の始まり』
校舎内は慌ただしかった。騒々しいほどに。
「まて――――――!」
「ウキ――――――!」
尻尾をふりふりさせながら、俊敏な動きで逃走する猿。
その猿に目掛けて、両手に持った虫取り網を容赦なく、
ぶんぶん振り回しながら、追尾している秋園想真(アキゾノソウ)がいた。
「まて、まて―!」
「ウキ、ウキ―!」
逃走する猿は、上へ上へと階段をすたすた駆け上っていく。
その後を豪快に2段飛ばしで階段を、駆け上る想真。
外は大粒の雨が激しく降り積もっている。
「おっと!」
雨の影響もあって廊下は湿って滑りやすくなっている。
想真は踊り場のところで滑りかけたが、すぐに体勢を立て直し階段を上がる猿を追いかけ続けた。
「ウキキー ウキー!」
階段を一生懸命上がって来る想真に対し、馬鹿にし挑発をしながら逃げる猿。
絶対捕まえてやると向きになり更にスピードを上げる想真。
外からは、雷の轟音が聞こえてくる。
「よし! このまま行けば屋上だ」
上へ上へと行く猿はいつの間にか屋上に向かっていた。
その事に気付かない猿は、すたすた階段を上がっていく。
「ここを曲がれば捕まえられる!」
想真は屋上へと伸びる最後の階段を、息を切らせながらも必死に駆け上がる。
猿の奥側には屋上へと繋がる扉が見えた。
この雨の中なら屋上には出ないはずと、脳内で思考を働かせる想真。
屋上へ繋がる扉以外、少しの踊り場しかない場所に先に辿り着いた猿。
猿は慌て始めた。
「引っ掛かったな!」
行き当たりばったりだが、自分の良いように解釈する想真。
「終りだ、猿!」
「ウキ――――!」
階段を駆け上がって来た想真も、少しの踊り場に辿り着き慌てた猿に虫取り網を振り下げ、1歩目を踏み出した瞬間。
「あっ」
間の抜けた声が響いた。
踊り場は湿っていた。凄く。
想真は、屋上へ繋がる扉に向かって滑っていった。
「わぁ――――――」
このまま行けば扉に衝突すると、頭に過った。割りと冷静だった。
「ウキー」
さっきまで慌てふためいていた猿はいきなり動き始めた。
俊敏な動きで屋上に繋がる扉を躊躇なく開けたのだ。笑いながら。
