読んでいただきありがとうございます。







本日は前回の記事、
〝2回目の流産のお話をします。〟の
続きを書きます。



今回は特に
血や露骨な表現をしている部分があります。
苦手な方はご注意ください。

(※経験しないのが1番なのですが、
私が他の経験者さまのブログを
読ませていただいたように
私の経験が今後少しでも
同じような不安や悲しみを抱えた方の
参考になれたらという理由から
極力ありのままを表現しています。)









実は、
流産が確定してから自然排出を待っている期間に
義家族のグループLINEで義父から連絡がありました。
〝◯月◯日に親戚の法事があるから宜しく〟
というような主旨の内容でした。

法事のお話はまた別記事で詳しく
書こうと思っているので簡単に書きますが、
法事には旦那1人で行くことになりました。





私は数日前から腹痛と腰痛を中心に
心身共に辛い状態で、
我が子のお世話もギリギリでした。
もういつ自然排出が始まっても
おかしくない状況に加えて
旦那が法事に行く、
すなわち
連絡拒否中の義両親と顔を合わす
という状況に
私の心は平穏ではいられませんでした。


こんなにぐちゃぐちゃな精神状態と
常に痛みを抱えた体で
我が子と1日過ごすのはキツイと思い、
旦那と私の両親の許可を得て
法事当日、我が子と私は
実家で待たせてもらうことにしました。







自然排出前日。



私は朝から腹痛があったので
動けるうちにと昼食を作っていました。
この日は旦那の仕事が休みで
午前中我が子を公園に
連れ出してくれることになりました。

ですが…
旦那は思い通りに動かない我が子に
出発前からイライラ。
私はそんな旦那に対して心の中で
我が子への接し方が悪いからだろ!💢と
イライラ。
(ここで私が口を出すと
余計旦那が不機嫌になるので
我が子のためにも我慢しました。)



やっと靴を履き始めたので玄関まで見送りに行くと、

〝水筒持った?〟


旦那
〝要らないでしょ。〟


〝は?(イラッ)
じゃあハンカチ持った?〟


旦那
〝持ってない。〟


〝換えのオムツは?💢〟


旦那
〝あっ…忘れた。〟


〝ねえ、何しに行くの?💢💢〟


旦那
〝チッ!うるせーな。💢💢〟






お前は今の今まで何をしてたんだ?
支度ってお前の着替えや
髪のセットだけじゃないんだぞ?
昨日今日父親になったんじゃないだろ?
小さい子どもと公園に行くのに
水筒要らないだと?
ハンカチ持ってないだと?
おむつ忘れたじゃねーんだよ!!!!
確かにせっかく旦那がやる気になってるところに
小言を言われるのは
気分良くないかもしれないけど、
我が子のためにも最低限必要な物は
持っていってもらわないと。
準備と後片付け含めて
〝公園に連れて行く〟だからね?
(言われるのめっっっちゃ嫌だろうけど。)




今の私は旦那からしたら超うざいだろうな
こんなこと言われて嫌だろうな、という
旦那の気持ちもわかります。
でも、
私には母親としての責任があるので
知ってて言わずに我が子を
危険に晒したり
不便な思いをさせることはできませんでした。
(大袈裟かもしれないけど…)
間違ったことは言っていない
という自信はありました。

旦那もきっと自分に非があるということは
わかっていたと思います。
ただ他人に指摘を受けたり注意されることを
極端に嫌うひとなので、
水筒なんて要らないと言ったり
舌打ちをしたんだと思います。



今ならカッとならずに
〝はいはい、お子ちゃまね〜
私が大人になってあげますよ〜〟と
受け流せるのですが、
当時は特に心身共に余裕がなく
イライラをぶつけるように
大きな音を立てて料理をしてしまいました。
誰かが出かける時は玄関に見送りに行き、
必ず顔を見て〝いってらっしゃい〟を
するようにしていましたが
この日初めてそれをしませんでした。
顔も見ずに〝気をつけてね〟とだけ言いました。
それが精一杯でした。

包丁で少し指を切って悲しくなりました。
玄関のドアの向こうでは
なぜか我が子の泣き声が聞こえました。
イライラした旦那に
冷たいこと言われたのかな?
また旦那に泣かされてるのかな?
泣いている理由はわかりませんでしたが、
胸が痛くて痛くて苦しくて苦しくて
キッチンにしゃがみ込んで泣きました。
我が子が泣いているのも元を辿れば私のせいだ。
◯◯(我が子)ごめんね、ごめんね、と
泣きながら何度も言いました。







しばらく1人で泣いたからか、
少しずつ気持ちが落ち着いて来ました。
まだ泣いていたかったけど、
我に帰ると泣いている暇などないのです。
旦那と我が子が帰ってくる前に
昼食の準備や掃除片付けなど
やらなければいけないことが沢山ありました。
なんとか終わらせて一息つこうと
ソファーに座ろうとしたところで

旦那・我が子
〝ただいま〜〟



世のお母さんたちは皆こうですよね。😅







朝から立ちっぱなしだったので
昼食を食べ終えた頃には
身体中の痛みが限界でした。
我が子の歯磨きやら片付けやらを終わらせて
倒れ込むようにお昼寝。
有難いことに
この日は我が子がすんなり眠ってくれて
私も1時間ほど一緒に寝ることが出来ました。



目覚めると気持ち悪さと頭痛がひどく、
我が子のお風呂は旦那に頼みました。
その間に夕飯の支度と翌朝の朝食の準備をして
ソファーに倒れ込みました。
テレビの音や光、
室内の照明すらも嫌に感じて
旦那と我が子がお風呂から上がってくるまで
部屋を暗くして目を瞑って横になりました。



その日の夜は満月とのことで
体はすぐにでも寝たいくらい辛かったのですが、
駐車場に出て5分だけ月光浴をしました。
私は満月に向かって手を合わせ、
〝私のお腹に来てくれてありがとう〟
という気持ちと
〝無事に自然排出が完了すること〟
を祈りました。






部屋に戻り我が子を寝かしつけを終えると
旦那はリビングのソファーで寝落ちしていました。
布団に入るも旦那のいびきにイライラして
なかなか寝つけませんでした。

トイレに行くと今までとは明らかに違う
出血がありました。
濃くて赤黒いドロっとしたものが
トイレの底に溜まるくらいの量でした。
腹痛と腰痛はありましたが
まだ耐えられるくらいの痛みでした。



痛みが増して来たのが
それから30分後のことでした。
再びトイレに行くと先程と同等量の出血。
お腹に力をいれてみると、
さらにドロドロと濃い血が出て来ました。
この頃には
多い日用のナプキンを使用していましたが、
トイレに行く度に交換しなければ
ならないくらいの出血量でした。
布団に戻り痛みに耐えていると
外ではこわいくらいの音を立てて
風が強く吹いていました。
雷も鳴りだし、カーテンの隙間から
ピカピカと光っているのがわかりました。
まるで今の私の心を
投影しているかのように感じました。
(おセンチ絹豆腐です。)



お腹の痛みは増す一方でした。
翌日には旦那の法事が控えていたので
私のメンタルを整えるためにも
少しでも寝ておきたかったのですが…
再びトイレに行くとやはりどろっと濃い血。
生理の時とは明らかに違い、
今か今かと緊張しました。



寝室に戻ると眠っていたはずの我が子が
布団の上に座ってこちらを見ていました。
すぐに我が子の元へ戻り、
〝ママいなくてびっくりしたね。
トイレに行ってたの、ごめんね。〟と言うと
我が子はコクンコクンと頷いて私の腕を掴み、
自分の体に巻きつけて布団に横になりました。
私が
〝大好きだよ。〟と言って抱きしめると
我が子も
〝ママ大好き。〟と言って微笑んでくれました。



私は涙を堪えきれず静かに泣きました。
流産のことを思い堪えきれなくて泣いたのは
これが2回目でした。
思えば2回とも我が子の前で泣いています。
そして2回とも旦那は知りません。
色々なことが頭に浮かんできて、
我が子を起こしてしまわないように
息を殺して泣きました。



義実家に行く前日は今日みたいに
決まって眠れず朝を迎えていたこと。
義実家に行く時も今回の法事も、仕方ないって
腹を括っているのに心は正直で眠れないのです。
以前と比べると最近は随分と
義両親に対して〝どーでもいいや〟と
無関心になってきたけれど、
やっぱり今でもとらわれているのかなと
悔しくもなりました。



でも今は流産も重なってるし仕方ない。
そうなってしまうのも当然で
そんな自分も受け止めて肯定しよう。
別に悪いことじゃない、
人の心を持っている証拠だ。
という気持ちと
明日、実家の玄関を開けたらその場で
堪えきれずに泣いてしまうかも。
そしたら私の父と母はどう思うかな…?
なんて言うかな…?
困らせちゃうよね…
心配かけちゃうよね…
我が子の前で泣くのもあまり良くないよね。
でもこんな時くらい
100%私の味方でいてくれる父と母、我が子には
甘えてもいいのかな…?なんて考えてしまう。



旦那がどんな気持ちで
ソファーで寝落ちしたのかはわかりません。
法事とは言え、久しぶりに実の両親に会う。
以前旦那は
親(義両親)に会いたい気持ちはある、
と言っていました。
俺のことを心配しているから
親(義両親)に顔を見せて心配を解きたい、とも。
だから100%ではなくても、
会えるというワクワクは感じているはずです。
義両親側だって当然楽しみにしているはずです。
旦那の何倍も。



義両親問題が解決していないことにプラスして
嫁である私の流産が進行している中で、
旦那は一体どんな気持ちでいるの?
我が子は私が涙を拭う一瞬でも手を離すと
すぐに腕を探して握っていました。
私にはそれが
我が子が私から離れたくないというより、
不安定になっている私を我が子がぎゅっと
繋ぎ止めてくれているように感じました。
〝ママ離れちゃだめだよ、ここにいなよ!〟と。



最近、普段以上に
我が子に助けられているなと感じています。
だから普段以上に
〝ありがとう〟と〝大好き〟を言葉にして
伝えているけど
全然足りないなと思いました。
感謝してもしきれないし
これからの人生、いっぱいいっぱい
恩返ししていかなければと。
親がお世話しているんじゃなくて、
お世話させてもらうことで
親が救われているんだな
ということに気づきました。



そんなことを思っているうちに
外がほんのり明るくなって来ました。









本日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました。🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️

今回も長くなってしまったので
続きはまた次に書こうと思います。
2回目の流産のお話は2つくらいの記事で
まとめる予定だったのですが、
私の気持ちをたくさん書いてしまったので
またまた長編になってしまいました。🙇‍♂️🙇‍♂️

次回は私の気持ちと、
自然排出当日のお話をする予定です。
よろしければお付き合いください。🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️