今日は帰省日。午前中は部屋の掃除と筋トレをする。それが終わってから昼食と帰省期間の4日分のタバコを買いに行く。
なんだが帰るのがめんどくさい。そこまでして帰る場所でもないし、自分がやらなきゃいけないことは把握している。
電車に乗る。無駄に人が多い中、ジャージと黒のオンヨネのアンダーシャツで真っ黒な自分。黒を選ぶのは心理的にどうなのかは知らない。しかし、それが偏っていることだけは確かだ。
一回目の乗り換えでタバコを吸う。やっぱりだんだんと帰るのが嫌になってくる。しかし、なにが嫌なのか、具体的な答えは出てこない。それが不思議た。
二回目の乗り換えで老婆がひぃひぃ言いながら席の左前に座ってきた。何かを語っていたのは覚えている。別にどうってことのない、婆さんの話だ。しかし、どうってことのない婆さんの話だ。
何が言いたいかというと、あの婆さんは50年以上の時の洗礼を受け、それでもなお生き残った人間であるということだ。
普通、人間の考え方のシステムに異常があったりした場合、それは身体、精神、あらゆるところにあらゆる形でガンのように悪化していく。逆にそのシステムに異常がない場合はありとあらゆる物事に対応し常に何かを学び取ることに至高の喜び、つまりは幸せを感じる。
そして婆さんは生き残った。どんな苦難があったのかは知らない。それでも婆さんは生き延びたのだ。
婆さんは言った。「悪くなるのは一瞬だけど、良くなるのは時間がかかりますよね。」
当たり前の事を当たり前のようにいう婆さん。しかし、それを把握し、実行している人間なんて群れをなして行動するのが常の世の中でそんなにいないもんだ。