【試合結果】ガンバ大阪 J2 第9節 ガンバ大阪vs松本山雅FC | ガンバ大阪・J2紀行

ガンバ大阪・J2紀行

ガンバサポーターの2013シーズンのJ2の記録

諸事情により遅れて申し訳ありません
明日に第10節カターレ富山戦の試合結果を掲載します

ガンバ大阪 1-0 松本山雅FC
前半4分 G大 オウンゴール



■両チーム布陣
$ガンバ大阪・J2紀行

ガンバ大阪は足に軽い怪我を負っている今野泰幸を
ベンチ外と休ませて、今季初スタメンの内田達也を起用

松本山雅FCは第8節のFC岐阜との試合の
スターティングメンバーと同じ3-6-1というスリーボランチを採用


《前半4分 ガンバ大阪 オウンゴール》
【白→フリーランニング】
【青→シュート】
【赤→パス】
【水色→クリアボールorこぼれ球】

$ガンバ大阪・J2紀行


藤春廣輝のゴールキーパーのでれない早いグラウンダーのパスと
レアンドロのゴール方向へのフリーランニングが生んだオウンゴール

ゴール前に詰めていたレアンドロに飯尾和也が迫力を感じたのか
外にクリアしたはずのボールはゴールの中へ転がっていった


《前半5分15秒頃 ガンバ大阪の攻撃》
【白→フリーランニング】
【青→シュート】
【赤→パス】
【水色→クリアボールorこぼれ球】

$ガンバ大阪・J2紀行


通常であれば右サイドを駆け上がってゆく加地亮に向かって
パスをするのが一番楽に見えるのだが、家長昭博は怖がらずに
中の内田達也にパスをする

引き気味になっている松本を喰いつかせるパスでもあり、
その上に倉田秋というパスの受け手がいるからの選択だった

ここから二川、倉田のパスから家長がエリア内に侵入するのだが、
それもこのパスでディフェンスが2人も引きつけられて、
家長のマークが外れたのがきっかけである

松本のマークが後手後手でエリア内でシュートまで打たせるが、
最後になんとか飯尾和也がスライディングでタッチラインに逃げた

このように何でもないような1つのパスが合図のチャンスメイクをする
パスだったりすることもあるので、何気ないパスも見逃せない



さらに、この試合で触れておかなければならないことがある

内田達也の出場の件である


今回は今野泰幸の代役という大きな意味があったが、
実際のところ日本代表で2人抜けてしまう近い将来も
想定をしていたはずだ

武井拓也という有力な選択肢がある中で内田達也を選択したのは
「ターンオーバー」
「選手層への厚み」
ということだろう


若手のターンオーバーを考えるならば、リスクマネージメントを
考えなければいけないが、今回は遠藤保仁がボランチとして居る時に
経験をさせた

居ない時での若手の起用し経験させるのとは大きな違いが有るだろう

西野貴治の起用の時も、岩下敬輔という大きな支えがあり、
さらにパスをなるべく回さないというリスク回避をしていた

今回も遠藤保仁と岩下がカバーに回っているし、
安定してきた西野にもパス回しに参加するように指示が来ていて、
内田が戸惑わないような雰囲気をチームとして出していた

そのおかげで若干ミスはあったものの失点には繋がらなかったし、
無難にポジションをこなしていたのは間違いない
それは内田にとって大きな自信となるだろう


これでボランチは遠藤、今野、明神、武井、そして内田と
代表組が居なくなっても3人のボランチがチームに居ることとなる

また今野がセンターバックに戻るというオプションも出来る

今やフットボールのゲームは底から作るのが主流になっているので
ボランチは重要なポジションとなっているが、そこで競争が起きる
ということはベテランにも危機感をもたせ刺激を与えるのではないかと思う

そういう意味では大きな意味の有る1試合だったに違いない

オウンゴールのたった1点で勝った試合で内容的には平凡だったが
「勝点3」「若手起用で無失点」「ホーム初勝利」「今季初の連勝」と
大きな意味の有る一戦だったと思う