キッチンわびすけで年忘れカレーラーメンだっ | ファットマンの松山B級グルメ日記

今日の昼御飯は、伊予市の「キッチンわびすけ 」。

カレーラーメンセット、730円。


「キッチンわびすけ」がもともとは「「山科」というラーメン屋さんだったことはけっこう有名な話らしいのだが、私はその時代には行ったことなし。洋食屋さんなのにつけ麺がニューに残っていることに往時の名残を残すということらしいが。

それが最近カレーラーメンなるメニューができ、巷で大変話題になっている(巷といっても大変極私的かつマニアックな巷ですが)。じゅんさん、のしうめさん、きくりんさん、yoshi1714さん、バンブーさんなどのブログで取り上げられていて、興味津々読ませていただいた。面白がってコメントの書き込みもした。和風ラーメンにビーフカレーというありえないトッピングに戸惑い、手を焼き、工夫する様子がみなさん千差満別でこう言っちゃなんだがほんとにおもしろかった。

ということで本日は私もカレーラーメン。久しぶりだし、時節柄カキフライ定食などにも大変心惹かれるのだが、私は妙なところで義理堅いのだ。自分だけ安全地帯にあぐらをかいているわけにはいきませんわっ。


店内の表示で月曜、火曜がともに定休日に変わっていた。11時半から15時半のみの営業時間は変わらず。12時少し前の時間だったのだが、3つあるテーブル席はいっぱいでカウンターへ。眼前に並ぶランチ類の付け合せのサラダが相変わらず美味しそう(特にポテトサラダ)。ビーフカレー(580円)、ナポリタン(620円)といった単品メニューには大きな舟型の皿に入ったサラダが付くんだけど、なぜが焼飯(580円)は対象外で、あまりの無念さに泣きだしそうになったこともありました。

テーブル席の客がみなさん注文したばかりだったみたいで、大将と女の人と二人並んでフライパンを振ったりしてフル稼働だけどけっこう待たされる。あとから来てともにビーフカレーを注文したおじさん二人組に抜かされてしまった。さすが常連さんはよく知っておられますな。


ということでカレーラーメンセット。ラーメン、ご飯、カレー(カレーポッドに入っている)、生卵のラインアップ。さんざん予習してきたのでさしたる戸惑いはなし。その分ドキドキ感がなくて損をした気もする。ご飯にカレーをかけてカレー丼風にお箸でかき込めばまさにいつもの「わびすけ」のカレー。ノスタルジックな王道の洋食屋カレーという感じで個人的には松山近郊で一番好きかもしれない。

ラーメンは焼豚4枚、ほうれん草、モヤシ、昆布、ネギなどが入ってまさに和風ラーメンそのもの。たしかにこの美しいビジュアルにカレーをぶっかけるのはかなりの度胸がいる。それに牛肉のゴロゴロ入ったカレールーと大きな焼豚4枚のラーメンとはやっぱり相いれるはずがない。

スープが若干少なめ。それにかなりの薄味で、上品だけど物足りない気もする。ほうれん草などあまり味が染みてなくて食べづらい。などと思いつつ、八割がた丼の中身を片付けてこれからちょっぴりカレーを投入しようかというタイミングでふと思い当たったことがある。

やはりこれはカレーを投入することを前提につくられたラーメンなんじゃないだろうか。そのためのスープのボリューム控えめ、かつ薄めの味付けなんじゃないだろうか。


大将はカレー味にマッチする画期的な(と自分が考える)和風ラーメンをつくった(あるいはたまたま完成した)。しかし店は洋食屋で忙しく、ラーメン用にカレースープを調理する時間も人手もない。それで調合に関しては客の好みに任せるべく、別ポッドでデフォルトのカレールーを提供することにした。牛肉などの具材はお好みでご飯とともに食べてもらえばよい。ということなんじゃないだろうか。

などと妄想しつつちょっぴりルーをラーメンに溶かしてみると、気のせいかなかなかイケるように思えるではないか。

私は深くうなずきオープンキッチンの大将の顔をそれとなく観察してみた。しかしこの上なく深遠なその表情からは何一つ読み取ることはできなかった(まあ何も考えてないのかもしれないが)。次回この観点からもう一回慎重にカレーラーメンを食してみる必要があると感じた次第だ(実際にヤルかどうかはわかりませんけど)。


生卵を残してしまった。カレー丼にもラーメンにも投入するタイミングはなかった(と思う)。ポケットに入れて持ち帰るわけにもいかず(そんなリスキーなことはできないですよね)、お店の女の人に「これには触ってないからうんぬん」と説明しようかと思ったけど、ランチタイムになってじゃんじゃんお客さんが入ってきてお勘定するのもやっとといういつもの「わびすけ」ペース。

あの生卵どうなっただろうか。捨てられたりせずに、無事卵焼きとかになっていてくれればいいのだが。どっちにしても生卵はいらないような気がしましたわ、ほんとに。