ステキな金縛り | ファットマンの松山B級グルメ日記

11月19日鑑賞

シネマサンシャインエミフルMASAKI


日本の映画監督で封切をフォローするのは北野武と三谷幸喜だけになってしまった。伊丹十三監督は惜しいことをした。

日本映画のいわゆるスペクタクル大作には期待を裏切られてばかりだし、なにより安っぽいヒロイズム、相も変らぬお涙頂戴の自己犠牲には落胆を通り越して悲しくなってしまう。

いまのところマイナーポエット的な、心情描写を丁寧に綴っていく作品に期待するしかないのかなと思う。

三谷作品がメジャーであり続けてくれることが唯一の希望のように思う。


本作品でも三谷ワールドは全開だ、むしろ劇団時代の疾走感みたいなものが逆に蘇っているのではないか。

映画館で声を出して笑うことができるのは幸せなことです。

深津絵里、西田敏行、中井喜一、阿部寛、小林隆、ジャンルを問わず、バックボーンを問わず、三谷監督が今面白いと考える役者たちが八面六臂の活躍を見せてくれている。

それでいて、律義な三谷幸喜らしく台本は完璧な整合性を保っておりご都合主義的なこじつけは一切ない。


数年に一度三谷ワールドに会えることはある意味人生の小さな幸せだね。今回も期待は裏切られなかった。