こんにちは









今月は、本来であればサピックス の保護者面談があり、志望校について相談する時期
21組の方々にとっては、塾の対面授業がなくなり、来年の受験までどうなっていくのか不安ばかりかと思います
とあるところでも話題となっていた?志望校決定に向けて、偏差値をどう見るのか
娘の志望校についてサピックス の先生とも相談した頃に考えていた事を改めて記事にしてみました
通常、各中学校の合格偏差値は、ご承知のとおり80%偏差値です。
一般には合格確率80%とされる値で、この偏差値以上の受験者のうち80%が合格しているというものです。
SOの結果で一喜一憂する数字とも言えます
SOなどの模試では、この80%偏差値のほかに、50%偏差値、20%偏差値も出されています
さて、志望校選択に当たっては、同じ中学校を目指す見えない敵との戦いなのですが、実際には、この偏差値を基準にして考えていかざるを得ません
そして、80%偏差値以上の成績が取れていけば安心して受験に臨めますが、大多数の受験生はチャレンジ校に挑戦しつつ、併願校(滑り止め校)も受験することになるかと思います



思い起こして、サピックス 保護者面談ではどうだったのか、というと
色々塾の実績を作りたいから、上位校ばかり進める、あるいは希望している学校のことを否定的に発言するという方も、特に匿名の掲示板などで見かけますが
私の知る限りでは、そんな悪評とも言えるような先生はいませんでした
授業中の様子から、性格や好き嫌いなどを参考にして、前向きなアドバイスをする先生が多かったと思います



志望校を決めていくに当たって、合判SOと学校別SOの成績を基準にして、 11月の保護者面談で最終的な受験校を決めていきます
今年は第一回志望校判定SOが自宅受験となり、その成績をどう見るかは悩ましいかもしれません
まだ受験まで9ヶ月弱あるこの時期、これからの伸びしろも考えながら、希望校を見ていく訳ですが
50%偏差値は、女子のボリューム層にとっては、一つの大きな目安になると思っています。
というのも
2020年の合格力判定サピックスオープンの資料によれば
80偏差値、50偏差値、その差
桜蔭 62、58、4
JG 61、57、4
雙葉 57、54、3
豊島がまだないのが残念
ここから、色々な仮定に基づくものなので、参考になれば
模試の結果が正規分布しているとすると、偏差値60は、上位16%となります
さて、桜、JGの鉄壁80偏差値はもう少し高くて62、61ですが、ここから上はかなり固くて、受験当日の体調や、SO後によほどの成績低下ない限りは、まさに合格
50%偏差値以上であれば、受験した半分の受験生が合格している訳ですが
50%偏差値と80%偏差値の間について考えると、不合格者が急に増え始めます。「当たり前なのですが)
つまり、ボリュームゾーンの女の子たちは、この50%と80%の間に当たる訳で、50%偏差値ギリギリでは、合否が半々ではなく、不合格が多くなる偏差値となります
ですから、50%偏差値ギリギリでは、挑戦度合いが高すぎるかもしれません
そのため、1月校で、もしものことがあっても行っても良い中学校の合格を得てからの挑戦としなければ
かなり追い詰められた気持ちで受験に挑まなければならない可能性が高いといえます
そんな精神状態で、普段以上の成績を取らなければならないというプレッシャーは、小学6年生にとっては想像がつきにくいと思います
また、半日の試験を受けた後の疲れは、模擬試験の比ではありませんでした
SOや対外試合でダブルヘッダーを何度かさせましたが、その時には元気に午後も試験を受けられました
ところが、2月1日午後の受験は、かなりの疲労感の中で受けることとなりました
疲労を残さずに、場合によっては数日間も試験が続きます。この点も考慮して、併願校(安全圏の学校)を考えられるかどうかも、第一志望校の選択に影響すると思います
女子御三家の合格を考えた場合、50%偏差値より(少しでも)上であれば、充分に狙える学校になります
逆に言えば、ボリューム層の女の子にとっては、直前まで、難しい選択を迫られることになるのだと思っています



取り止めもない文章になってしまった気がしますが
男子に比べては何ですが、サピックスの偏差値50以上の女子にとって、女子御三家は50%偏差値から考えて、決して超!難関校という訳ではないと思います
まずは志望校の50%偏差値をしっかりと超えられる学力をつけることを目標にして
その後は、更に上を目指して頑張っていってください。ここからの成績向上が合格に一層近づいていきます