やはり、緊急事態宣言が出てもすぐには効果が現れないですね。


だいたい、効果が現れるのは2週間ほどとの報道もありましたが、

医療がかなり逼迫している状態になってから

緊急事態宣言を発令しても

すぐには改善しないのは分かりきっていること。


なぜ、予め出さなかったのか、

そして、蔓延防止なんちゃら措置はなんだったのか。



ここから推察されるのは、

私達日本国民の弱さでもある。



私達は、お上、政府の言うことを素直に聞きすぎている様に思えてならない。

はっきり言って、自分の頭で考えることをしていないのではないか、私も含めてその様に感じる。



緊急事態宣言だから自粛する。

解除されたから大丈夫。

蔓延防止等重点措置は、よく分からんけど緊急事態じゃないから大丈夫。


このようなマインドになっていなかったか。

お上が、政府が緊急事態宣言を出すとピタッと自粛するが出さないと自粛が緩む。

驚いたのは、緊急事態宣言解除後、次の日には街のあちこちで飲食店で楽しそうに大声で飲み食いするお客が増えたことだ。

そこから蔓延防止等重点措置が出されてもその光景は変わらなかった。

しかし、緊急事態宣言が出るとお店が閉まっていることもあるがピタッと自粛する。


いい意味では、素直に同調し行動出来る。

しかし、自分の頭で考え行動することが出来ていないと感じた。


ここで、この様なマインドの人達が多くいると

次に起こりうるのは、緊急事態宣言へ同調する力が弱まり緩むことだ。


何度も言うが、保証のない自粛は限界がある。

給料を保証してくれるなら

誰でも会社を安心して休める。


3度目の自粛、協力をお願いする政府。

なぜが期間を決めての緊急事態宣言。

これでは必ず延長になり、どうしても後手後手感が拭えない。政府の対応が甘いと批判され信頼をなくす。

そして、4度目の緊急事態宣言へとなれば

協力できる国民がどんどん減っていく。

精神的にも経済的にも協力できなくなる。



消費税を下げる等の措置もとらずに

給料の保証もなく

給付金などの支給もなく

協力を要請し、経済を止める人の流れを止める。

しかも、期間を短く区切り、結果が出なければ延長するという対応では、有事の対応とはいえない。


この新型コロナウイルス、武漢風邪は

安全保障の問題だ。

完全に有事の対応をしなければならない。


ここに

日本国民の弱さを感じるのだ。

有事を考えずにきた今までの日本。

有事は起こらないもの、存在しないもの、考えてはならないものになっていた。

だから、政府の言うとおりにしか動けないのだ。

自分の頭で考え有事に対応することなど

存在しなかったのだ。



日本は、戦後、有事を見ないことにしてきた。

国民が拉致されても

領土を犯されても

主権を侵害されても

名誉を傷つけられても


有事は、ない。

存在しなかったのだ。

いや、見て見ぬ振りをしたのだ。


有事に対応できる憲法にしなければならない。

そもそも政府が中途半端な対応しか出来ないのは

憲法、法律にその様な規定がないからだ。


有事の際、日本国は日本国民の生命、財産を何としても守りぬく決意のない憲法のもと

有事なんて、起らない、起きても誰かが対応してくれる。そんな考えできたから今の日本の対応なのだ。


医療は限界が近い。

新型コロナウイルス患者を

見ている病院が少ないこと。


有事の際に

国民の私権を制限する法律が限られており

的確に対応できず、国民の協力を基にした対応しかできないこと。


国産ワクチンの製造が全く追いつかなかったこと。


ワクチンの輸入が遅れてしまったこと。


これら

全てに通底する原因は

安全保障、有事を全く考えてこなかった

国民が多すぎることではないでしょうか?

今まで選挙で安全保障が争点になったことはほぼない上に、安全保障を重点的に選挙の判断基準としていなかったのではないでしょうか?


これだけ繁栄した日本において

技術力の高い日本において、

国産ワクチンが全く追いつかなかった現状。


経済力も世界第3位の日本が

ワクチンの輸入にこれだけ遅れてしまった現状。


緊急事態宣言でも、あくまで協力がもとになっている政府の対応の現状。


医療がこれ程充実しているのに

世界的に比べてこれだけ感染者数を抑えられているのに医療が崩壊してしまう現状。


有事にこれだけ弱かったのである。

この武漢風邪をきっかけに

私達日本は、有事にしっかりと備えられる国にしなければなりません。

武漢風邪で命を落とされた同胞の為にも

私達は、有事に強い安心できる国家にしなければなりません。


今、現在も武漢風邪と戦っている全ての人達に感謝とエールを贈りたいと思います。

そして、

私達、日本国民は変わらなければなりません。

有事に目を向けることができる。

考えたくないことを考えられる。

起きてほしくないことを一番に考えられる。

そんな国家にしなければなりません。


危機にこそ、

立ち上がれる日本。


私達は、今、目覚める時なのです。