なぜ若者は、安倍晋三に続いて「菅義偉も」支持するのか
https://news.yahoo.co.jp/articles/2cf493f2a574ac9204f8a70631a21a317b157150

こんな記事を見つけました。

〜内容要約〜(私の主観で)
朝日新聞系の人たちは、若者が安倍政権や菅政権を支持しているのは、勉強不足だからだ。
まともに勉強すると支持できなくなるのは、当たり前だと考えている。何の知識もなく、安定が良いからと言う理由や少数派になりたくなく、同調圧力により政権批判をしている側を冷ややかな目でみているが、まともな知識や情報を知ると自民党など支持できなくなるはずだ。と分析しているが

実際は、そうではない。と筆者は分析している。

実際の理由は
自分たちの生活を冒されたくないからだ。
無関心、興味がないのは、その通りだし勉強不足もそうなのだが、
都会のエリート学生たちは余暇もあり裕福で余裕があるから政権批判をしてより良くしようとしているが
圧倒的多数の地方の若者たちは、自分たちのマイクロ共同体の幸せと成功を邪魔されたくない。結果、何も干渉してこない自民党を結果として支持している。
だから、朝日新聞系の方々が分析している内容では、自民党を支持している若者達は理解できない。
〜要約終わり〜


〜実際の記事引用〜(抜粋)

若者たちは「放っておいてほしい」
 「どうして君たちは政権を支持するの?」と尋ねられても、若者たちは、おそらくは即答できない。往々にして答えを濁してしまうだろう。

 だからといって「とくに確たる根拠や信念があるわけではないが、ただ少数派になるのを嫌がり、付和雷同的に支持している」わけではない。彼らがそのような態度を見せるのは、どちらかといえば「放っておいてほしい」からではないだろうか。

「自己責任」と「共同体主義」の折衷
 若者たちは、自分や自分の身内による自助努力と自力救済とを重視して成功を望む。だが自分たちだけで完結させようとするのではなく、自らの属する共同体でその繁栄を継承しようとしているのだ。身内や気心知れた仲間に有効範囲を限定した共同体主義、いうなれば「マイクロ共同体主義」の原理で彼らは動いている。

 もちろん彼らは自由主義や個人主義を当然のように享受しこれを肯定しているが、しかし最終的には地元を愛し、仲間を愛し、そして後輩や家族に自分たちの成功を引き継いでもらいたいと願う共同体主義をも折衷している。それは、かつて地方の商店や中小企業がつくってきた地域社会の形と相似形であり、まさしく自民党の支持基盤、自民党を支持する心性と重なり合っている。

 自分たちは自分たちでうまくやる、そして自分たちの手の届く範囲の中でささやかな幸せを次代へ引き継いでいく。だから、せめて邪魔するのだけはやめてくれ――若者たちはそう考えているからこそ「とりあえず余計なことはせず現状を守ってくれそう」という理由から安倍政権を支持し、そして今度は菅政権を支持するのである。

 これは政治的な安定を志向しているというよりも、むしろ「政治から自分たちに対する干渉を最小限に留めたい」というインセンティブに基づいていることを強調しておきたい。若者たちが、一見すると矛盾しそうな「新自由主義的な自己責任論」と「共同体主義的な世界観」をともに違和感なく受け入れていることは、このように見ると説明がつく。

本音はシンプル「興味がない」
 「まともに考えれば自民党政権の支持などしていられないはずだ」などと内心見下しながら考えているようでは、こうした若者たちの社会に対するまなざしを読み解くことはできない。

 「安定した政治が良いから」という理由で政権を支持する若者は確かに少なくない。だがそれは先述した朝日新聞の記事が指摘するように「少数派になりたくない」という不安感や、事なかれ主義が動機にあるせいではない。

 端的に言えば、若者たちは政権や総理大臣が個人としてなにをしようが、正直に言ってしまえば大して興味はないのである。かりに総理大臣やその周囲の人物がスキャンダルにまみれていようが、とにかく自分たちに累を及ぼすようなことはくれぐれも慎んでもらえれば、政権の椅子に座っているのは、安倍だろうが菅だろうがあるいは他のだれであろうがかまわない。

 しかし「どうでもいい/興味がない」と率直に言ってしまうと、「最近の若者はけしからん」と憤慨する人や、自分たちのことをバカだと嘲笑する人が現われるかもしれない。だから「政治の安定性を重視している」と、慎重に言い換えているのだ。

 「まともに政治を勉強し理解すれば、政権や自民党を支持することなどできないはずだ」――という物言いは、まさに「目の前の悪をなぜ批判しないのか?」という前提に立脚しているからこその言明であるが、しかしそんなことは、自分や自分の仲間の栄達を求める今どきの若者にとっては「どうでもいいこと」の極みなのである。

 「政治家への批判や政治行動など、自分たちの貴重なリソースを割いてまでやることではない」という判断をオブラートに包んで答えているのに、「いや、臨機応変に批判していこうよ」などと言われても「だからやらねえって言ってるだろ。ていうかなんでそんな必死なの?」と呆れてしまうというわけである。

 そうした非干渉的・無批判的な態度が、周囲の人びと(とりわけ政権や自民党に批判的な人びと)からすれば「若者の政治的無関心」とか「付和雷同」とか「頭が悪い」「ネトウヨ」などと見えてしまうのは無理もないことだ。しかし若者の側もそういう風に思われることを承知しているからこそ、とくに与党に批判的な人の前では、ますます政治の話をしたがらなくなる。

政権に対して旺盛な批判精神を発揮してクリーンな政治や社会を目指すとか、旧来の社会を批判してポリティカルにコレクトな制度設計を提案するといった「リベラル」な方向性は、地元の因習を軽蔑・嫌悪して都会の大学にやってきた、あるいは豊かな生まれで自力救済を目指さなくても生活に困らない、ごく一部の恵まれたインテリの若者たちが支持しているにすぎない。

 そうした都市生活を送るインテリの若者のほうが、自力救済に親和的で、地元密着型で、地縁的結合のもとであくせく働くその他大勢の若者よりもはるかに余暇が豊富にあるため、彼らの声がSNSとりわけツイッター上では実態以上に大きく聞こえてくるだけだ。実態を見誤ってはならない。

 多くの若者は、周囲の人びとが想像するよりもずっと「生活者」の視点に立って懸命に生きている。リベラルな大人たちが、ひとりの生活者として自力救済に勤しむ彼らを「大局的な視野で物事を見られない愚か者」と見なすのは仕方ないことだろうし、それは実際のところ部分的には当たっているかもしれない。

 だがそのような態度で若者と接している限りは、彼らの政権支持の深層を見通すのは、途方もなく困難なことであり続けるだろう。



この記事に対する、私の意見。
是非、上記抜粋だけではなく全ての文章を読んでいただきたい。
私はもうすぐ、30歳を迎える。もう20代前半の若者達とは10歳ほど年が離れてしまっているが、
自分の生活に累を及ぼさないから自民党を支持している訳では無い。
一番まともに安全保障と外交を行い、悪いところもめちゃくちゃ抱えているが、
実際に政策を、打ち出し、方向性を示し、具体的に前へ進める政治を行っているから支持しています。

野党が、自由で開かれたインド太平洋構想を打ち出せますか?
中国に批判されながらも東南アジア諸国と連携し、インド、オーストラリア、アメリカ、そして我が国の4ヶ国で自由主義の連帯を深化させられますか?

対中政策、対韓政策を毅然対応し国益に資することができますか?

憲法9条には、私達日本国民を護る方法が全く示されておらず、禁止することしか書いていません。
それを大切にするという野党に私達の生活を、守れますか?

中国のような人権を平気で蹂躙し、独裁国家に毅然と立ち向かうのが日本の役割です。

自民党が完璧にできているとは思えませんが
野党が自民党よりもできるとは全く思えません。


リアルな政策と
具体的な政治。

野党にはそれが無いのです。
全く具体的な政治をしていない。
全て、権力批判です。
政権批判に明け暮れ、具体的なビジョンを示さず
反対に終始し、政治を止めようとし、自民党の支持率を下げるために努力される姿を見て
私達国民のために、日本国家のために政治をしてくれるとは到底思えない。

だから
自民党なんですよ。
悪いところがあっても
不正をしていそうでも
野党がことさら自民党を批判しても

リアルな政策
具体的な政治
前に進めることができる。

政権担当能力。

そして、現実的な外交、安全保障。

これが明確に示されているから
自民党なんです。


他の野党に
それがありますか?
それができると感じますか?


若者は真実を見ています。
憲法9条が私達を守っているのではなく
自衛隊と日米同盟に基づく米軍の抑止力で戦争が起きていないことを
そして、私達と同じ日本国民が北朝鮮へ拉致されても全く取り返せないでいる原因が憲法9条であることを
知っているから曲がりなりにも憲法改正を掲げている自民党なんです。
現実、現状改正が出来ているわけではないが
それを阻んでいるのは、野党であることも、知っています。
だから、野党の支持率はまっ宅上がらずに自民党なんです。


私は、そう思います。


若者が勉強してないから
政治に無関心だから
インテリでなく生活者だから
自民党支持ではありません。

野党に
任せられないから
自民党なんです。