何のために習い事をするのか?
上達するため。

なら、ヴァイオリンにおける上達とは何か?


あくまで私の定義ですが、

「4回以内の指摘で、問題点が改善した場合は上達している」のではないでしょうか?
人は忘れる生き物とよく言われます。
なので、指導者から同じことを繰り返し指摘されることは多々あるでしょう。
ヴァイオリンは難しい楽器ですので、一度きりの指摘で問題点が改善する人はそうそういません。


特にザイツやヴィヴァルディのコンチェルト辺りを練習している中級者なら曲が長いですから、1曲弾けるまでに2ヶ月は掛かります。
(ここで言う「弾ける」とは、発表会等で人前で弾いても恥ずかしくないレベルまで持っていくことです。)
レッスン回数は、趣味で習っている方なら月に2〜3回ぐらいでしょうか。
とするとやはり1〜2回の指摘では改善しないのが普通だよね、と私は思います。

それと、レッスンでは大体5〜10点くらい、いろいろなことを指摘されますよね。
それらを全て次回のレッスンまでにできるようにすることは無理です。
5点指摘されたのならば、次回レッスンまでに半分くらい直してこられれば充分です。
それだけでもあなたの誠意は指導者に伝わります。

一生懸命取り組んでいる生徒さんを見られれば、指導者は嬉しいです。
ですので完全を求めず、肩の力を抜いて練習してください。
そのほうが良い音楽を作れます。