著 スペンサージョンソン
出 扶桑社

ー仕事で、私生活であなたの山と谷を活用する。ー順境と逆境をうまく対処するには現実を見方びつけよう。今、山頂または谷底にいるなら、こう自問しよう。「この状況の真実は何か?」ー谷から早く抜け出すには、逆境に潜む利点を見つけ、活用しよう。谷は果てしなく続く訳ではないのだから、気持ちを楽に持とう。谷に陥った原因となった行為と反対の事をしよう。エゴを捨てよう。仕事でより有用に、私生活ではより愛情深くなろう。他人と比べない。逆境に潜む利点を見つけ、すぐに活かそう。ー山に長くとどまるには順境に感謝し、賢く対処しよう。謙虚になり、感謝を忘れない。そこに到達した原因となる行為をもっと行おう。状況をさらに改善し続けよ。よりいっそう他人の役に立とう。くるべき谷に備えて力を蓄えておこう。ー次の山に到達するにはあなたの理にかなった未来像にそって行動しよう。よりよい未来を謳歌している自分を具体的に、綿密に思い描こう。そうすれば、あなたがそこに到達する原因となる行為を「行動」に移す事が楽しくなる。ー人々を助ける為にこの物語を他の人たちにも伝えよう。他の人たちも順境や逆境を活かす事が出来るよう力を貸そう。

著:梅田 望夫
出:ちくま新書

ネットの「あちら側」と「こちら側」について非常におもしろい表現であった。「あちら側」=「宇宙空間」なのである。googleは「あちら側」に無限の可能性を見いだし、現代のウェブ世界を引率してきた。当初、ビルゲイツらが提唱する「こちら側」は、コンピュータを中心にウェブ世界を構築したウェブ1.00構想はどこか保守的で、時代が進むにつれ潮流は変化した。かつてコンピュータはおもちゃに過ぎなかった。しかしパーソナルコンピュータの登場によりコンピュータがより身近になった。googleが提唱する三大潮流、インターネット、チープ革命、オープンソースは、ウェブ世界にさらなる可能性を見いだした。インターネットの真意とは、不特定多数無限大の人々とのつながりを持つためのコストがゼロになったこと。チープ革命とはあらゆるウェブコンテンツの無償提供。mixiやアメブロなどもその類い。オープンソースとはネット上のプログラムでこれらを無償で公開し自由にソフトウェアを開発できる。これらの潮流は確かに画期的だ。googleはこの潮流にうまく乗って、社内全体で情報の共有化をはかり瞬く間に、世界の代表する企業へ上り詰めた。現代のウェブ2,00と呼ばれる時代やロングテールの理論もそれらが原点となっている。今私たちが普段から使っているウェブサービスが「あちら側」の考えである。これらのサービスは「こちら側」では考えられないのであろう。「あちら側」という宇宙区間には様々なプログラムとう惑星があり人間は住み着いて開発していく。しかし「あちら側」には当然リスクもある。「こちら側」はこのリスクを危惧しているのだろう。確かに「あちら側」が一般に浸透している現代の人々はこのリスクについて軽視しているのかもしれない。すべては善の意識の元とは言え、情報の共有、公開はプライバシーの問題など危険を伴う。実際それらを犯罪に利用されているケースも多い。しかしもう私たちは「あちら側」なしでは生活しえないレベルに達している。一般人にしろ、企業にしろ「あちら側」で生計をたてる者も多く存在している事も事実だ。これからウェブ3,00の時代へ進化していくが当然ここでもリスクは当然発生するが進化にリスクはつきものである。私はこれらのリスクをゼロにすることは非常に難しいと思う。ではこれからのウェブが向かうところは何処か。ウェブ3.00とはどのような時代なのか。googleが何をしかけてくるか興味がつきない。